魔女だったかもしれないわたし の商品レビュー
アディの優しさ、キーディの勇敢さ、ニナの苦悶、オードリーの真っ当さ、両親の温かさ。アリソン先生のようになりたい。
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自閉的な子が主人公の話というのは最近の児童書には珍しいわけではないと思うけど、それを昔魔女裁判にあった女性になぞらえるところがハッとさせられた。読みごたえのある作品だった。
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マーフィ先生に物語を破られた。 きたない字だと 親友だったジェンナは最近は新しい友だちと、過ごしている アディは自閉的傾向がある まわりに合わせたいのに、ときどき何もかも分からなくなることがある ある日、マーフィ先生が「魔女裁判」と魔女のことを話した “魔女”はわたしだ 〇自分たちは加害者にも被害者にもなりうる また、“国”“戦争”に置き換えて考えて、ヒヤリとした 小学校の課題図書だが、年齢関係なく読みたい本だ 〇仮面をなぜかぶらなければいけないのか 〇同じ自閉傾向を持つ姉キーディと持たない姉ニナ キーディはアディの憧れの姉でいるために、守り教える 一見冷たいニナもアディを大切に思っている 〇魔女たちの慰霊碑
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人とちがう、というだけで処刑された人々がいた─。魔女裁判の歴史を知った、自閉スペクトラムの少女アディは慰霊碑の建立を提案する。 処刑こそされないが、変わり者を排斥しようとするのは現代でもそう変わらない。大人の世界にもいじめはあるし、目立ったことをすればすぐ叩かれる。この本は児童書...
人とちがう、というだけで処刑された人々がいた─。魔女裁判の歴史を知った、自閉スペクトラムの少女アディは慰霊碑の建立を提案する。 処刑こそされないが、変わり者を排斥しようとするのは現代でもそう変わらない。大人の世界にもいじめはあるし、目立ったことをすればすぐ叩かれる。この本は児童書だが、大人にも読んでもらいたい。
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著者のエル・マクニコルも自閉症スペクトラム診断を受けている。 なるほど、通りで主人公のアディの自閉的な部分の描写がまるで体験したことがあるかの様に分かりやすく書かれている。彼らがどの様に生きているのかも。 「発達障害」という言葉を耳にしたことがないという人はいないであろう現代に多...
著者のエル・マクニコルも自閉症スペクトラム診断を受けている。 なるほど、通りで主人公のアディの自閉的な部分の描写がまるで体験したことがあるかの様に分かりやすく書かれている。彼らがどの様に生きているのかも。 「発達障害」という言葉を耳にしたことがないという人はいないであろう現代に多くの人に読んでほしい本。 児童書という枠組みだと舐めて読まないでほしい。
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自分が住んでいる町に魔女が沈められた湖があると知った自閉的な傾向のあるアディ、自分もその時代だったら魔女と呼ばれていたかもしれないと思い、魔女へ想いを馳せる。 P111 「よくこう思う。ほかの人たちにだけ、生きていく上でのコツや秘訣、うまく立ち回る方法が書かれた、ぶあつい説明書が送られているんじゃないかって。」 こういうふうに感じている子どもたちはたくさんいるのかも、と思う。
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勝手にほんわかファンタジーだと思い込んで借りてみたら全然違った。このパターン、かなりの頻度で起きているような…。 自閉症のきらいのある主人公は、自分の住んでいる町で、かつて魔女裁判にかけられ、不当に殺されてしまった人たちがいることを知る。 すこし周囲と違う自分と重ねあわせ、彼女た...
勝手にほんわかファンタジーだと思い込んで借りてみたら全然違った。このパターン、かなりの頻度で起きているような…。 自閉症のきらいのある主人公は、自分の住んでいる町で、かつて魔女裁判にかけられ、不当に殺されてしまった人たちがいることを知る。 すこし周囲と違う自分と重ねあわせ、彼女たちの名誉を回復し慰めるために、慰霊碑を作ることを思い付く。 日本より海外の方が、「周りと違う」ことを認め、サポートする体制も整っているように感じていたので、先生の対応やクラスメイトの仕打ちに心が暗くなってしまう。 最後は明るく終わっているが、彼女の学校生活の根本は変わっていないようにも思える…あの先生どうなったの?とか、問題はまだまだ残っているような。 多様性を受け入れられる自分でありたいとは思った。
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2023年読書感想文課題図書·高学年 主人公アディは自閉的な症状を持つ十一歳の女の子。スコットランドのエジンバラにあるジェニパーという小さな村に住んでいる。姉は双子で一人は大学生、一人は動画投稿者。大学生の姉は自閉症状あり、お互いに何が生きづらいのか分かり合っている。自閉の目線か...
2023年読書感想文課題図書·高学年 主人公アディは自閉的な症状を持つ十一歳の女の子。スコットランドのエジンバラにあるジェニパーという小さな村に住んでいる。姉は双子で一人は大学生、一人は動画投稿者。大学生の姉は自閉症状あり、お互いに何が生きづらいのか分かり合っている。自閉の目線から、具体的にどこが刺激的でどこが共感力強くなって、どこが夢中になってしまうのか分かり易く語られる。 話としてはアディが昔、魔女といわれ迫害され殺されたたくさんの人に共感して慰霊碑を建てようとする展開に付随して理解のない担任やクラスメートが事件を起こす程度なので、そこは面白みに欠けるのだが、凄く特徴を持った脳というものが理解できる話だった。最近の有名人ではグレタさんや、テンプルグランディンが似た症例なのかと思う。 身の回りに自閉症の人がいる人や、そういう人を理解したい人にオススメの本です。小学生高学年から。
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自閉的な女の子が、他の子との違いからいじめを受ける。魔女狩りや魔女の慰霊碑などとからめながら、自分が他の人と違う点を強調し、まとめている。高学年から。
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