いけない の商品レビュー
なんだかあまり刺さらなかった。しかし、ラストの写真の意味がわかるとちゃんと納得できるし、なぜ刺さらなかったんだろう。 また、時間をおいて読み直してみたい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
頭の中ハテナマークでいっぱいなのになぜか鳥肌が止まらない一冊。 鈍いので初読でははっきりと真相はわからないのだけど、各章終盤〜ラストの写真に漂うきな臭さでゾクゾクし、読み返して確認して「あーやっぱり!」ってなるまでの過程がたまらない。 読み返す途中で伏線に新しく気づく楽しさもある。 特に3章の恐ろしくて読み進めたいような読み進めたくないような宅飲みシーンは秀逸。 1章の真相は地図をろくに見なかったせいでまんまと騙されていた。ことに最終章でようやく気づいた。そうだよね…包丁は「音もなく」落ちることはないもんね…
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ラストの1ページを見ても、解らないものは解らない。でも、自分で推理していくのは楽しかった! 第2弾も挑戦します。
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物語の引力に逆らえない、抗えない。 道尾秀介作品にはいつもグイグイ引き込まれる。 本書は読者参加型ミステリー。 舞台は自殺の名所『弓投げ崖』がある、架空の海岸線の町。 4章に分かれている話は根底で繋がっている。 各章の最終ページに挿入されている写真を見ると、隠された真実を発...
物語の引力に逆らえない、抗えない。 道尾秀介作品にはいつもグイグイ引き込まれる。 本書は読者参加型ミステリー。 舞台は自殺の名所『弓投げ崖』がある、架空の海岸線の町。 4章に分かれている話は根底で繋がっている。 各章の最終ページに挿入されている写真を見ると、隠された真実を発見する、という仕掛け本。 あ〜ぁ、本書を読んだ方と答え合わせをしたいこの衝動! ダークでちょっとホラー要素スパイスありの道尾作品。今は衝動でお腹いっぱいでも、必ずまた読みたくなる。 やっぱり天才でしょ!
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スピード感がある文章で、あっという間に読める作品。ただ、サクサク読みすぎてしまうと、各章の終わりの写真を見てもピンとこない。 謎解きはしっかりしているのでモヤモヤはないが、善人が報われていないところが少し胸糞悪い。 それも含めてなかなかの良作。
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いけない この街では あまりに淡々と犯罪が起こる 自殺の名所とよばれる弓投げの崖がある街で 死者の蘇りを謳う信仰宗教。 信じて属するのか、懺悔で属するのか そこここに闇。 トリックの巻き戻し。 ヒントを探して読み返すため、 何度も何度もいったり戻ったり。 結果がっつり持ってかれ...
いけない この街では あまりに淡々と犯罪が起こる 自殺の名所とよばれる弓投げの崖がある街で 死者の蘇りを謳う信仰宗教。 信じて属するのか、懺悔で属するのか そこここに闇。 トリックの巻き戻し。 ヒントを探して読み返すため、 何度も何度もいったり戻ったり。 結果がっつり持ってかれてる。 殺しの動機だけは 若干モヤモヤ。 その想像による解釈は自由なのかw この不気味な世界観やっぱクセになる。 次の いけないIIも読むだろう。
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大どんでん返し系ミステリー。 久しぶりに読む手が止まらない体験をして、小説をとにかく読み漁っていた中・高時代を思い出した。 小説なのに展開が盛り上がってくると思わず目を伏せたくなるようなドキドキと、こちらの想像力を遥かに凌駕する仕掛けにとにかく圧倒された。 もうすぐ出る続編が早く...
大どんでん返し系ミステリー。 久しぶりに読む手が止まらない体験をして、小説をとにかく読み漁っていた中・高時代を思い出した。 小説なのに展開が盛り上がってくると思わず目を伏せたくなるようなドキドキと、こちらの想像力を遥かに凌駕する仕掛けにとにかく圧倒された。 もうすぐ出る続編が早く読みたくてたまらない…。
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ある街で事件が起きる。3章+エピローグの連作短編ミステリー。 それぞれの章の終わりに写真が挿入されていて、それを見るとそれぞれの“隠された真実”が見えてくる。 叙述トリック一切見抜けない人間なので二度読みどころか三度四度読みした。 トリックもさることながら心情の描き方がさす...
ある街で事件が起きる。3章+エピローグの連作短編ミステリー。 それぞれの章の終わりに写真が挿入されていて、それを見るとそれぞれの“隠された真実”が見えてくる。 叙述トリック一切見抜けない人間なので二度読みどころか三度四度読みした。 トリックもさることながら心情の描き方がさすが道尾秀介さんという感じでよかった。あたたかったりつめたかったり。 街の平和を信じてはいけない。
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章ごとのどんでん返し(と最後の絵での答え合わせ)だけでなく、 後の章を読んでいくと実はこういうことが起きていた、という内容がわかっていくため、何度も見返しながら楽しく読めた。
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冒頭の市内の地図から、風神の手と同様に、同じ街の短編集と気付き、最後に1つにつながるかな?と思い読み進める。 各章、“えっ?”となる部分があり、引き込まれました! すべてスッキリするには解説サイトや他の読者の感想を参考にしつつ、自分なりの推測が止みません
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