イマジン? の商品レビュー
映像業界に強く憧れながらも、不幸な事件により最初の就職に躓いた主人公が、ひょんなことから映像制作の仕事を始めるお仕事小説。 とにかく読みやすく、仕事がんばろう、という気にさせてくれる。どこかでラノベみたいで残念、みたいな感想を見かけたが、自分にとってはむしろラノベみたいでとても良...
映像業界に強く憧れながらも、不幸な事件により最初の就職に躓いた主人公が、ひょんなことから映像制作の仕事を始めるお仕事小説。 とにかく読みやすく、仕事がんばろう、という気にさせてくれる。どこかでラノベみたいで残念、みたいな感想を見かけたが、自分にとってはむしろラノベみたいでとても良かった。めちゃ泣けるので、外で読むときは要注意。
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歳を重ねるごとに、自省が始まったり、思考が止まらなくなったり、純粋な気持ちでお話を楽しむことができなくなってきていたけど、 久々に没入して世界観を楽しめた作品でした! 読後はあたたかくて穏やかな気持ちになれて幸せ! 小学生の時、はじめて図書館戦争や植物図鑑を買ってもらって、読み...
歳を重ねるごとに、自省が始まったり、思考が止まらなくなったり、純粋な気持ちでお話を楽しむことができなくなってきていたけど、 久々に没入して世界観を楽しめた作品でした! 読後はあたたかくて穏やかな気持ちになれて幸せ! 小学生の時、はじめて図書館戦争や植物図鑑を買ってもらって、読み終えて閉じた時のはわぁ〜〜って感じが自分の中でコアになるような記憶だったのですが、その感覚を思い出しました。 有川さんの、勢いがあってアツい文章が好き。 有川さん自身の肝が据わっている感じというか、「一生ついていきます!!!!」って思わせてくれる頼もしさと、ロマンチックで夢があるところが共存しているところが好きです。 自分が就活に取り組んでいると、「どこももう変わんないでしょ」と気が滅入ることも多いのですが、勝浦イマジンのような尊敬できる人ばっかりの職場もあるかもしれない、って考えて頑張りたいと思います。
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良井良助(いいりょうすけ) 大分県別府市出身。実家は電器屋。二十七歳。映像の専門学校を出て就職したが計画倒産していた。新宿でキャバクラのチラシを配ってる。 佐々賢治(さっさけんじ) 良助がチラシを配る店舗でたまにホールをやっている同僚。別のバイトの殿浦イマジンという映像制作会社の社員登用になる。三十過ぎ。 亘理俊一 殿浦イマジン。省エネ。 おやっさん 殿浦力。殿浦イマジンの社長。 喜屋武七海 若手実力派女優。 平坂潤 若手実力派俳優。 今井慎一 殿浦イマジンの金庫番。 荒木 航空自衛隊の広報室長。 柴坂正司 荒木を演じた名優。 雑賀才壱 映画監督。 早瀬有希 女優。 島津幸 セカンド助監督。制作会社のフィールズ所属。殿浦イマジンへ。 横尾暁 真藤真シリーズの監督。 鬼島 雑賀監督の師匠。すでに鬼籍に入っている。 越谷真一郎 真藤真役で2時間ドラマの帝王の異名を取っている。 丸田マルタ 売り出し中の若手お笑いタレント。真藤真の相棒の刑事役。 佐々岡ひろみ 真藤真シリーズの毒牙にかかるヒロイン役。 沖田ナオ 若い女性を中心にファンの多い小説家。 楡新一郎 みちくさ日記の監督。 樫本玲一 みちくさ日記の主演・三枝繁役。 道原由羽 みちくさ日記よヒロイン役・みちる役。 モモ 衣装チーフ。 速水隆太郎 TOKYOの一番長い日の原作者。 立木史郎 TOKYOの一番長い日の監督。 平坂潤 SATの隊長・早崎道也役。
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読みやすかったので一気読みできました! ただ途中のセクハラ描写が結構生々しかった… とくに物語の趣旨にも関係があると思えず(幸と良助をくっつけたいなら他の方法でもよかったのでは…?)、男同士のあれそれに作者の趣味嗜好が透けてみえるような気がして、もやっとしてしまいました。 本好きの母にも勧めようと思っていたのでちょっと残念です。 それ以外のところはテンポ良く、キャラクターも立っていて良い作品だと思います!
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ヒット‼︎ 面白くて早く読みたいけど終わってほしくない興奮久しぶり♪ 続編が読みたい!映像制作の裏側面白い。なにより殿浦イマジンのメンバーが魅力的で熱くてカッコいい。アツい!
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「空飛ぶ広報室」のテレビドラマを見てると、俳優さん、女優さんの顔が浮かんでくるね。 「植物図鑑」なんかも、あぁあの場面かなぁと思い出す。 という事で、過去の作品と何らかのつながりがあり、作品がテレビドラマや映画の原作になった有川さんだからこそ、現実味のあるストーリー展開になってま...
「空飛ぶ広報室」のテレビドラマを見てると、俳優さん、女優さんの顔が浮かんでくるね。 「植物図鑑」なんかも、あぁあの場面かなぁと思い出す。 という事で、過去の作品と何らかのつながりがあり、作品がテレビドラマや映画の原作になった有川さんだからこそ、現実味のあるストーリー展開になってます。 今回は、甘々恋愛小説じゃなくてよかった。(個人的趣向にて)
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ストーリーに出てくる題材がかつてのテレビドラマも重なり、最後まで楽しくよめました。シンプルに面白い小説でした。
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最初は、都合よく映像業界に入れちゃって しかも、まんま空飛ぶ広報室が出てきて おそろしく手前味噌な感じ?と腰が引けてたけど、 全編を読むと、 (いつも思う事だけど) 連ドラを見終わったような、心地よい面白さが 広がる。 すごく、イメージしやすく表現されていて 気負わず読めるのが...
最初は、都合よく映像業界に入れちゃって しかも、まんま空飛ぶ広報室が出てきて おそろしく手前味噌な感じ?と腰が引けてたけど、 全編を読むと、 (いつも思う事だけど) 連ドラを見終わったような、心地よい面白さが 広がる。 すごく、イメージしやすく表現されていて 気負わず読めるのが有川ひろさんだなぁと思う。 アレコレ語らずも、単純に面白かった!って感じ。
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有川さんの本、久し振りに読むのだけれど、いつの間にやらお名前を変えてらっしゃったのね。(3年近くも経つのに今まで気がついていませんでした) 夢をもって上京してきながら今は歌舞伎町でビラ配りをしている主人公が、ひょんなきっかけで憧れだったドラマ制作の現場に入って、ドジを踏みながら...
有川さんの本、久し振りに読むのだけれど、いつの間にやらお名前を変えてらっしゃったのね。(3年近くも経つのに今まで気がついていませんでした) 夢をもって上京してきながら今は歌舞伎町でビラ配りをしている主人公が、ひょんなきっかけで憧れだったドラマ制作の現場に入って、ドジを踏みながらも、持ち前の性格と行動力で成長していく、というお話。 第一話 いつものこの作者のテイストで進められる話は読み心地は悪くはないが、紆余曲折もなく現場に入り込んで、いつの間にやら主演女優にいじられるようになるなんて、新味もなくてなんとなく面白くない。自分の作品をネタにするのも感心できず。 第二話 監督の横暴さにチーフ・サード助監のクズっぷり、殿浦・佐々の出来の良さはありがちではあるが、ドラマや映画製作の現場の雰囲気はよく知れた。 第三話 そう言えば少し前に映画監督のセクハラ(性加害)って話題になったよね。 第四話 再び自作ネタ、且つご本人まで登場。臆面もなく自画自賛されて、とても居心地が悪い。 第五話 描かれる映画の企画といい作家先生の風格といい大団円に相応しい展開のはずだったのに、最後になってカタルシスもなくスケールの小さな話でまとめられてしまい残念。
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映像業界というと、華々しさがありつつも厳しい世界というイメージがありましたが、本作はキツイ部分を描きつつも、エンタメとして昇華していたため、楽しく読むことができ、気づけば一気読みしていました。 この作品の推しポイントはなんといってもキャラクターです。主人公は映像業界に憧れがあり...
映像業界というと、華々しさがありつつも厳しい世界というイメージがありましたが、本作はキツイ部分を描きつつも、エンタメとして昇華していたため、楽しく読むことができ、気づけば一気読みしていました。 この作品の推しポイントはなんといってもキャラクターです。主人公は映像業界に憧れがあり、ひょんなことから映像業界に飛び込むことになるのですが、どこか純朴で素直かつ、人懐っこいところがあるといったパーソナリティは魅力度満載で、読めばきっと好きになると思います。 また、主人公を取り巻く人々もステレオタイプではあるけれども、それぞれに魅力があるうえ、組み合わせが王道で小気味よく読んでいられました! この作品に出てきた主要人物が良い人ばかりかつ、嫌味が少なく真っ直ぐで読んでて凄く癒されましたし、 元気を貰えました!
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