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虚空の人 清原和博を巡る旅 の商品レビュー

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29件のお客様レビュー

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2022/10/02

清原の主に覚せい剤取締法違反で釈放後について綴った一冊。 重苦しい話が多いが、それでも彼の人となりや、周囲の人に慕われてることがよくわかった。

Posted byブクログ

2022/10/02

この鈴木さんという人の本は、以前の同じ清原の告白だったり、落合の本にしてもそうだけど、なんかスッキリしない。読んでて面白いから次へ次へとページをめくるのだけれど、読み終わっても本当にスッキリしない。この本のあとがきに、回収されないエピソードが一つあるとして、清原から桑田に返してく...

この鈴木さんという人の本は、以前の同じ清原の告白だったり、落合の本にしてもそうだけど、なんかスッキリしない。読んでて面白いから次へ次へとページをめくるのだけれど、読み終わっても本当にスッキリしない。この本のあとがきに、回収されないエピソードが一つあるとして、清原から桑田に返してくれと預かったグローブをいつまでも返せずにいたら、結局のところ清原がまた自分に返してくれと言ってきて返したんだという話が載っているのだが、そもそも読み終わっても何かが回収できたという気がしない。 題名からして読み始めるときにハッピーエンドではないだろうなと少し思ったことは当たっていたのだが、簡単な収束などしないのが人の世の常なのだから、増して覚醒剤の闇に落ちた一人の人間が、こういう日常を送ることになるのもまた仕方のないことなのだろう、というそのまんまの諦念を諦念として終わりにせず、もしかしたらまた続編があるんだろうな、この清原で、という終わり方になるとは思っていなかったな。

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2022/09/30

清原の文章ばっかり読んでるけど、ナンバーの編集長とずっと気持ちは一緒。清原のこと好きなんだな、俺。もう一度ヒットでいいから見てみたい

Posted byブクログ

2022/09/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

高校野球、プロ野球で活躍し、 その後覚せい剤で逮捕された 清原和博をめぐるノンフィクション。 「嫌われた監督」同様、ものすごい取材力です。 それがあるからこその筆圧。凄みを感じます。 運命のドラフト当日、PL学園内の様子は震えます。 雑誌Numberにて組まれた 「清原和博に捧ぐ甲子園最強打者伝説」 清原本人がこれに触れるエピソードもあり、 涙なしには読めません。 「嫌われた監督」よりロマンティック度が高め ですが、それもまた清原和博に惹かれる人間の 共通点なのかもしれません。

Posted byブクログ

2022/09/16

この本もまた、「ノンフィクションはフィクションである」ということを体現した本だと感じられた。 勤めていた新聞社を退職し、フリーとなった著者。この先に何があるのかわからないままのスタート。取材対象の清原和博選手もまた、プロ野球を引退してからの人生を漂っている。 もちろん清原選手...

この本もまた、「ノンフィクションはフィクションである」ということを体現した本だと感じられた。 勤めていた新聞社を退職し、フリーとなった著者。この先に何があるのかわからないままのスタート。取材対象の清原和博選手もまた、プロ野球を引退してからの人生を漂っている。 もちろん清原選手の現在地をリアルタイムで巡る旅であることに間違いはないのだが、その背後には間違いなく筆者そのものがいる。

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2022/09/04

どんな人間にもある弱さ。だが、それはカリスマ性と同じくらい人を惹きつけうるものなのかもしれない。清原和博という男の弱さやそこから来る迷いがここでは丁寧かつホットに綴られていると思った。しかし……いやもしかしたら「だからこそ」清原の周りには人が(著者も含めて)集まり、再生/復活を願...

どんな人間にもある弱さ。だが、それはカリスマ性と同じくらい人を惹きつけうるものなのかもしれない。清原和博という男の弱さやそこから来る迷いがここでは丁寧かつホットに綴られていると思った。しかし……いやもしかしたら「だからこそ」清原の周りには人が(著者も含めて)集まり、再生/復活を願うのだろう。清原になりたい、と思わせるだけの魅力とはどこにあるのだろう。それはきっと彼が誠実かつ不器用に自分を他人に(時に無防備とも言えるほどに)晒す、その佇まいそのものなのだろう。これは取り繕うことのできない天成のものではないか

Posted byブクログ

2022/08/27

この作者の本にはハズレがない。 今回も序盤から引き込んでくれた。 しかし、中盤から終盤にかけては少し失速してしまった印章。 オチから作った作品でないから起承転結がうまくいかなくてもそれがノンフィクションなのだが、清原和博について筆者が書くのはきっともう終わりなのだろう。 そりゃ...

この作者の本にはハズレがない。 今回も序盤から引き込んでくれた。 しかし、中盤から終盤にかけては少し失速してしまった印章。 オチから作った作品でないから起承転結がうまくいかなくてもそれがノンフィクションなのだが、清原和博について筆者が書くのはきっともう終わりなのだろう。 そりゃあ、事実をどれだけ肉付けしたところで大幅に変えるわけにはいかないから難しいよな。 なおかつ、相手は覚醒剤の誘惑と毎日戦っているのだ。 そんなに変わったことなんて起こりようがない。 変わらない毎日を送ることで精一杯のはずだ。 清原和博だけでなく、落合博満を書いても面白かった筆者なので別の対象を書いた作品も期待したい。

Posted byブクログ

2022/08/20

まだおそらく清原自身が闇の中を抜けていないと思うので、終始重苦しい展開だけど、これだけ読ませる著者の筆力はやはり素晴らしいのだなと思う。 甲子園での活躍、プロに入ってからの活躍をリアルタイムに、そして一番野球を見ていた頃のスターだけに、応援してるけど、このエンディングまだ先は長い...

まだおそらく清原自身が闇の中を抜けていないと思うので、終始重苦しい展開だけど、これだけ読ませる著者の筆力はやはり素晴らしいのだなと思う。 甲子園での活躍、プロに入ってからの活躍をリアルタイムに、そして一番野球を見ていた頃のスターだけに、応援してるけど、このエンディングまだ先は長いのだろうと思ってしまう。

Posted byブクログ

2022/06/08

【清原和博という「虚空」を巡る旅】私はなぜ、清原和博に引きつけられるのか。ベストセラー『嫌われた監督』の著者が描く堕ちた英雄の4年間と翻弄された男たちの物語。

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