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中村哲物語 大地をうるおし平和につくした医師 の商品レビュー

4.5

26件のお客様レビュー

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2023/07/18
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第69回(2023年度)青少年読書感想文課題図書 中学生の部 内容: 「中村哲先生は医者です。 アフガニスタンで内戦や干ばつで苦しむ多くの人々を救うために、医療に限界を感じ水路を作り土地を潤し農作物を蘇らせた偉大な人物です。 凶弾に倒れてしまった今、益々先生の生き方が多くの人々に感動を与えています。」

Posted byブクログ

2023/04/08
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・中村哲さんの生涯を丁寧に追っていった伝記 いくつか中村さんの伝記を読んでいるが、著者ごとに新たな中村哲さんと出会える ・昆虫がだいすき ・中村医師とまわりの人々 ・医師として向かい合ったハンセン病などの病気 ・病気の医師から人々と大地の医師へ ・同時多発テロとアフガニスタンと中村医師  国会には背を向けられたが、中村医師の講演を聞きたくさんの人がアフガニスタンの本当の現状に心を寄せたことが一滴の救い ・現地の風土と人に寄り添う ・中村医師は、誰にでも分かりやすいことばで語りかける ・ご子息と中村医師 ・暴力には暴力をの今の世界が恐ろしい。そして、そのような流れをせき止める道筋をなんとしても考えなくてはいけないのではないか ・中村医師が大切にし愛した人々が、飢えることなく家族といっしょに暮らせるように ひるがえって、それが世界に広がっていきますように

Posted byブクログ

2023/02/11

アフガニスタンにて銃撃に倒れた中村哲医師。なぜ医師が用水路を建設することになったのか…異国の民のために力を尽くした中村医師はどんな人物だったのか…どうして多くの国民を救った医師が銃撃されたのか…ずっと知りたくて、この書を手にとる。児童書だからか、丁寧に書かれていて分かりやすかった...

アフガニスタンにて銃撃に倒れた中村哲医師。なぜ医師が用水路を建設することになったのか…異国の民のために力を尽くした中村医師はどんな人物だったのか…どうして多くの国民を救った医師が銃撃されたのか…ずっと知りたくて、この書を手にとる。児童書だからか、丁寧に書かれていて分かりやすかった。そして大きな出来事だけでなく些細なエピソードもたくさん載っていて、中村医師の人柄を知れたような気がするし、異国だからとかそんなの関係なく、たくさんの命を救う人だったんだなと。2022年に発行された本だが、少しウクライナ侵攻に絡ませて説明されている部分があった。あと、ルビはふっているが、全漢字ではなく中学年以上が対象になるのかな。

Posted byブクログ

2022/12/24

人が争うことなく、幸せに暮らすには、どうすればよいのか。 やられたら、やりかえして、心が満たされることがあるのか。虚しいだけだ。 よく見て、よく考えて、何が必要なのかを、行動した中村哲先生。 同じことは、出来なくても、最後に書かれているように、小さなひとつひとつの真心を大切に...

人が争うことなく、幸せに暮らすには、どうすればよいのか。 やられたら、やりかえして、心が満たされることがあるのか。虚しいだけだ。 よく見て、よく考えて、何が必要なのかを、行動した中村哲先生。 同じことは、出来なくても、最後に書かれているように、小さなひとつひとつの真心を大切にして生きていくことを、心に刻みたい。

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2022/12/22

2019年12月仲間5人とアフガニスタンで何者かに殺された、中村哲医師の伝記。 題名に「大地をうるおし」とあるのは、中村医師がアフガニスタンで、医療より命のためには水が必要だと感じて、実際に井戸や用水路を作って大地を潤し多くの人の命を救った事を表している。 小学校3年生の時に友達...

2019年12月仲間5人とアフガニスタンで何者かに殺された、中村哲医師の伝記。 題名に「大地をうるおし」とあるのは、中村医師がアフガニスタンで、医療より命のためには水が必要だと感じて、実際に井戸や用水路を作って大地を潤し多くの人の命を救った事を表している。 小学校3年生の時に友達のお父さんとの昆虫採集が虫好きな中村医師を作り、それがアフガニスタンの活動に繋がっていく。 虫好き→蝶類図鑑→図鑑著者の所属の九州大学→農学部は反対されそうだから九大の医学部→精神科医は昆虫採集に行けるかも→医療現場での迷い→パキスタンとアフガニスタンにまたがるヒンドゥークシュ山脈の登山隊に医師として同行、そこで見た事→パキスタンのペシャワール病院でハンセン病の担当→アフガニスタンの難民の人がパキスタンにやってきていた→アフガニスタンに診療所を作ろう→命には先ずは水が必要→用水路を作ろう と繋がるのです。 子どもの頃に中村医師に影響を与えた友達のお父さん、母方のおばあちゃん、藤井牧師、大人になってから出会ったパキスタンで20年もハンセン病の治療をしてきたドイツ人のルース.ファウ女医、看護師の藤井さん、ハンセン病を患っても人助けをする患者などその言動がなんと魅力的なことか。 それに対して、アメリカの同時多発テロ後、アメリカを中心とする多国籍軍のアフガニスタンへの攻撃の手助けの自衛隊の派遣検討している2001年10月の国会で、中村医師が参考人として発言してをした時の国会議員の言動にな 何とガッガリすることか。 中村医師のわからない事は、とことん勉強してやってのける姿勢、郷に入っては郷に従えの考え、今からの私に諦めるなとエールをくれるようだ。 アフガニスタンとパキスタンの位置関係、ソ連のアフガニスタン侵攻、当時ソ連と対抗していたアメリカがアフガニスタン支援、同時多発テロ後のアメリカ中心でののアフガニスタン攻撃、その頃の世界情勢が分かり勉強になった。今年発行の本書はロシアのウクライナ侵攻にも触れている。自衛隊予算を増額しようとしている今、戦争と平和、自衛のあり方を改めて考えるきっかけになるであろう。また、地球温暖化についても、世界は一つで、温暖化の被害は弱いところに出てしまう事も肝に銘じ普段の生活から見直していきたい。

Posted byブクログ

2022/12/03

図書館本。中村哲さんの本は何度か触れているのだけど、伝記は初めて。医師でありながら、感慨事業に舵を切ったその視野を大いに感じて欲しいです。

Posted byブクログ