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プロだけが知っている小説の書き方 の商品レビュー

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34件のお客様レビュー

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2023/02/16

●ネタはSNSに転がっている誰かの日常が役に立つ ●面白い小説を書く上で大切な要素は  キャラクターを不幸にする➡︎その不幸から立ち直らせる➡︎立ち直るまでの過程で、人間としての成長を描く ●ネタ出しの段階で結末まで閃けてたらラッキー程度に思う  作者にとってのネタ出しは  ...

●ネタはSNSに転がっている誰かの日常が役に立つ ●面白い小説を書く上で大切な要素は  キャラクターを不幸にする➡︎その不幸から立ち直らせる➡︎立ち直るまでの過程で、人間としての成長を描く ●ネタ出しの段階で結末まで閃けてたらラッキー程度に思う  作者にとってのネタ出しは   •ドラマが生まれそうな人間関係   •魅力的にキャラクター   •何かが起こりそな舞台 このうちどれかが閃けたらメモしておく ●物語に進展しなさそうなネタしか思い浮かばない時は、実際の知人と、無関係な舞台を組み合わせてみる ●物語の設定を考える上で大切にしていることは、キャラクターを熟知する事 ●キャラクターに長所と短所を持たせる ●プロット作り 面白い物語の基本は 主人公成長物語 である   ①こういう主人公が  ②こういう課題を乗り越えて  ③こういう人へと成長する これを鬼滅に置き換えると  ①優しくて正義感の強い炭焼き少年の主人公が  ②鬼になった妹を人間に戻す為、鬼を倒すという難題を乗り越えて  ③いっそう優しく、頼れる青年へと成長する ●思わず先読みしたくなる様な物語を書くには ➡︎キャラクターも読者に謎を追わせて 読者を惹きつけ、物語を牽引する謎には物語によって様々な種類がある (ex)  •キャラクターたちの隠された過去や出生は?  •動き出した物語の天末  •意外な行動をしたサブキャラの真意は?  •主人公の目的の達成の可否  •三角関係の真ん中にある女性は、最終的にどっちの男性を選ぶ?  •相手がチラつかせている必殺技はどんな?  •絶体絶命のピンチに現れたキャラはいったい誰? ●主人公には試練を与えよう ●話が短く終わってしまうなら、物語の構想そののの規模を大きくする ●キャラクターに確固たる目的を持たせる ●物語の流れを 設定➡︎対立➡︎解決 とする考えを三幕構成と言う  ①設定➡︎物語の舞台と主人公の目的が示される  ②対立➡︎主人公が障害と対立する  ③解決➡︎目的の達成、あるいは未達成という結果が示される この本作者は三幕構成には囚われず、キャラクターの変化を軸に構成を考えてる  •どんな課題を抱えた主人公が  •どこで何、誰と出会い  •どんな経験、試練などを乗り越えて  •どんな人へと成長するか ●森沢式ダW理論 ➡︎主人公の幸福度や、伏線の張りどころと回収する場所をシンプルなグラフに表したもの ●不幸な原因はざっくり、環境、人間関係、運 ●伏線を張る箇所と、それを回収する箇所が離れれば離れるほど読者には驚きを提供できる ●人称の使い分けについて ➡︎感情移入させたいなら一人称、複雑な世界観を描くなら三人称  •私はカレーライスが好きだ(一人称)  •鈴木はカレーライスが好きだ(三人称) 一人称で書くと感情移入しやすい (ex) ①私は目の前の恋人と見つめ合い、そっと抱きしめた ②彼は目の前の恋人と見つめ合い、そっと抱きしめた ①の方が自分ごとに感じる ●人物描写が上手くいかない時は、キャラクターの行動を表現しよう ●生き生きとした深みのある人物を描くには? ➡︎一人称なら、キャラに憑依、三人称ならキャラを近くから観察して

Posted byブクログ

2023/02/05

貴志祐介さんと三浦しをんさんの小説の書き方の本も読みましたが、森沢明夫さんの本は本当に分かりやすく基本を丁寧に教えて下さる本でした当たり前だと見逃していた大切な部分にも気がつける本です。

Posted byブクログ

2023/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

素晴らしい本。W理論は秀逸。私は筆者の小説を読んだこともなければ、それを原作とする映画も見たことがない。しかし、この本を読んで、私が今まで読んできた小説の中で、面白いと思ったもの、感動したものが、なぜそんな感情を引き起こしたのか、その理由が分かった気がする。 作家の中には、あまり詳細なことは考えずに書く人もいることは触れられている。感覚で書ける人はそれでよいのだろうが、プロとしてコンスタントに良質な作品を生み出していくには、まさしくここに書かれている技術、準備が必要だと思う。 最後のコラムに、筆者が初めて書いたミステリー小説は、大御所作家のレベルと編集者に評されたが、筆者が無名なので出版を断られた、という経験が書かれている。私も、多くの作家はデビュー作が一番面白いと思っていた。それは、書かれていた通り、作者が無名なのに出版するというところまで至った作品だから。映画化、ドラマ化されるものも、お金をかけて映像化されるのだから面白いものが多い。ただ、面白くても壮大な規模のSFや叙述トリックを使った作品は映像化は難しい。それらは小説でこそ、面白さを感じることができると思う。 本書を読んで、小説の読み方が少し変わるかもしれない。でもやっぱり、面白い作品は、客観視するのではなく、どっぷりと物語に浸かりたいなぁ。。。

Posted byブクログ

2023/01/26

小説の書き方に関する質問に、一問一答形式で回答した小説を書くための本。 小説家としての心得などではなく、曖昧な情報ではなく、具体的で実用的な情報が満載です。

Posted byブクログ

2023/01/20

本当の初心者向け小説の書き方入門  たしかに初心者向けのいい本かも知れない。共感するところも多かった。  白眉はなんといっても「森沢式W理論」である。エンタメ小説の書く時のひとつの型で、幸福度をWの字のやうに下げて上げるといいといふ。なるほどと思った。  あと森沢は、大量の伏線も...

本当の初心者向け小説の書き方入門  たしかに初心者向けのいい本かも知れない。共感するところも多かった。  白眉はなんといっても「森沢式W理論」である。エンタメ小説の書く時のひとつの型で、幸福度をWの字のやうに下げて上げるといいといふ。なるほどと思った。  あと森沢は、大量の伏線も、他作品とのこまかいリンクも自己満足のために入れてゐると書いてゐて、やっぱりさうだよなと思った。ジョイスの『ユリシーズ』とか自己満足も自己満足だらう。

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2023/01/13

今まで小説を執筆したことはないし、これからもないと思う。それでも仕事上、文章を書くことが多いので手に取ったQ&A形式のノウハウ本。 ちなみに著者の森沢氏については、「作品名は知っているが、読んだことはない。ただし映画『あなたへ』は観た」というレベル。 それでは感想。まず、...

今まで小説を執筆したことはないし、これからもないと思う。それでも仕事上、文章を書くことが多いので手に取ったQ&A形式のノウハウ本。 ちなみに著者の森沢氏については、「作品名は知っているが、読んだことはない。ただし映画『あなたへ』は観た」というレベル。 それでは感想。まず、おみそれしました。著者が作家先生なので「上から目線かも」「高度なテクニックを紹介されちゃうかも」と思っていたが、微塵もそんな記述はない。あくまで平易で、例文も多用しているので、どの部分もすっと頭に入る。さらに「僕もその部分で躓いたことがあります」といった記述も多いので、勝手に親近感も覚えてしまった。要するに全体的に温かみを感じるのだ。 そのため、途中で「この人ってどんな人?」とググってみた。すると髭を生やし、130kgのベンチプレスを持ち上げるごっつい男性ではないか。ベストセラー作家なのに「気は優しくて力持ち」。一読で尊敬しました。 小説を書く機会がないので星4としたが、本気で書きたい人にはかゆいところに手が届く星5級の内容だと思う。 以下、印象に残った部分。 「感情はそのまま書かない。嫌な感情が生じたときほど、じっくり内観する。あぁ、ぼくはいま怒りを押し殺している。だから食道の奥が大きな手で握られているような息苦しい感覚があるのか」 「無名だからこそ手抜きはしていけない。だからぼくは、プロットを口頭で話している時点で、編集者を泣かせました」

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2023/01/07

この本は、小説を執筆しようと考えて何かその手がかりとなる本を探している最中に、audible で無料で読めると知り、読み始めた本である。 この文章は小説の書き方を構造的に紹介している。まずは、plotを書く上で、キャラ分析をすることがいかに大切かを説いている。人が持つ性格や服装、...

この本は、小説を執筆しようと考えて何かその手がかりとなる本を探している最中に、audible で無料で読めると知り、読み始めた本である。 この文章は小説の書き方を構造的に紹介している。まずは、plotを書く上で、キャラ分析をすることがいかに大切かを説いている。人が持つ性格や服装、とりうる行動を具体的に頭の中で描写してからplotを書き始めることで、意外とすんなり書き続けることができる。小説とは基本的にキャラ×場面なのだと実感した。こんなキャラの人がある特定の場面にいた時どのような行動をとるか。その表現の仕方に筆者の腕が出る。 この文章を読んで、小説の書き方が明確化され書きたい欲に満ちている。実際にキャラを立てることで創造の仕方が理解できた。 見つけた課題としては、ここで学んだことを意識しつつ、自分が日々の生活で体験する身体的な経験を自分の言葉で伝えられるように努めていくことこそ表現力を増し書くための秘訣なのだと思うからたくさん読み、たくさん書く努力をしていきたい。

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2023/01/05

キャラ設定をしっかり作ってから書き始めることや、プロットの練り方など参考になる箇所が沢山あった。読んで良かったです。質問に答える形式で項目が分かれているので読みやすい。

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2022/11/27

入門書的な本 簡単な文章でさらっと読めた!前半当たり前なことばかり書かれているけど、「原稿を書く」の項目では、良い例と失敗例を比較して説明されていてわかりやすかった

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2022/11/24

Q&A形式で読みやすかった。 森沢さんの作品すきなので、こうやって考えるんだな、と面白かった。 メモ見てみたい。

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