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プロだけが知っている小説の書き方 の商品レビュー

4.3

34件のお客様レビュー

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2023/11/16

書く、書かないはおいといて読み物として楽しい。くだけた口語調なので気負いなく読めた。 日常のものの見方が変わるようなヒント集だと思う。細かく章立てがしてあるので、欲しい情報にアクセスしやすいし、自分に何が足りてないのか把握するのにも便利。 日記を書くことにも応用できそう。という...

書く、書かないはおいといて読み物として楽しい。くだけた口語調なので気負いなく読めた。 日常のものの見方が変わるようなヒント集だと思う。細かく章立てがしてあるので、欲しい情報にアクセスしやすいし、自分に何が足りてないのか把握するのにも便利。 日記を書くことにも応用できそう。というかログこそがネタ帳そのものだと気づく。 知っている知っていないで大きく違う、なんて言いたいところだけどコツコツ下積みの実践あるのみといった感。細かく刻んで書けるようなツールさえあれば。…ではあるが、僕はこのツール探しにつまづいてるの。誰か教えて。Evernoteとかmuteとかは合わなかったの。 これを読んでから作者の作品を見ると、なんかチクッとするけど、気づかずに『夏海のホタル』で既に号泣した後だから、まぁいいか。

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2023/11/06

小説に挑む勇気と技師をくれる最高の作品。 物語ではなく、あくまで創作マニュアルといったQ&A方式の本文ですが、薄っぺらいことは何一つとしてない本当に作家を目指す人にこそ届いてほしい!

Posted byブクログ

2023/11/02

小説の書き方の書籍はたくさん出ているが、本気で賞とか狙うにはかなりがんばらないとみたいな印象があった。その点、本書は書くことへのステップがこんなに低くてもいいんだと思わせられる内容になっている。思わず何か書いてみようかなと考えさせられた。

Posted byブクログ

2023/10/18

非常に面白かった。最後で「無名の作家は良い小説を書いても出版出来ない」という、業界の事実をさりげなく述べている。コンセプトとしては「だからこそ手抜きはできない」という文脈なのだが、良作ではなく傑作を書いてデビューできるまで書き続けろ、というエールと思えた。厳しい世界に生き続ける著...

非常に面白かった。最後で「無名の作家は良い小説を書いても出版出来ない」という、業界の事実をさりげなく述べている。コンセプトとしては「だからこそ手抜きはできない」という文脈なのだが、良作ではなく傑作を書いてデビューできるまで書き続けろ、というエールと思えた。厳しい世界に生き続ける著者が、そのテクニックを赤裸々に公開している理由はそこにあると思えた。 読み物としても面白く、著者の小説を読みたくなった。感動の要素もあったので星は五つ。 下記に付箋を貼った個所を要約: 18:小説は登場人物の心の上がり下がりを表現した成長物語がほとんど。 59:登場人物には長所と短所を描く。短所が愛されポイント。 74:手書きの地図を資料として用意。そうすると矛盾なく描ける。 84:プロット以前にシーンをどんどん書きとめる。それが積み重なってプロットになり、原稿へと成長する。 90:シーンが積み重なりプロットに成長する書き方は、説明臭くなく読みやすい。 109:キャラクターに確固たる目的を持たせ、動かすと、小説が矛盾なく流れていく。 123:伏線を張る個所から回収する箇所が、離れていれば離れているほど、読者を驚かすことができる。 124:例えばライバルが主人公を助ける伏線は、ライバルが何げなく語る自分の一言。「俺が他人を助けるときは、本当に大切な奴が困っている時だけだ」という様な言葉。読者は敵の自己顕示としてスルー。主人公が助けられた時に同じ言葉をライバルは語る。 129:プロローグを最初にもってきて、後日譚として最後にまた繰り返す、という手法。 148:人物を説明する分取は書かず、その人物を説明するような行動や流れを描く。(SavetheCat) 152-157:主人公が五感で感じられないものは描いてはいけない。五感で感じる範囲で後ろの景色などを感じさせ、主人公の思いで想像した表現で書くと矛盾なく描ける。 五感をフル活用させる。 168-169:情景描写は広いところから描き、身近なところ(こまかいところ)へと移ると、読者はイメージしやすい。 この際も五感をフル活用すると、読者にはリアリティーとして感じやすい。 182:音楽や絵画を描く時は、それを説明するのではなく、その芸術を鑑賞している人々の感動した時の行動を描く。 絵を見て感動している人の傍へ来て、自分も感動したことを共感として伝える、など。 192:嫌なことを感じた時、著者は取材と思ってその反応を克明に感じ取ってみるとの事。胸が痛む思いなら、それをどう文章化できるのかを意識しながら体の反応を感じる、との事。それは長続きしないで、たいがい嫌な思いはじっくり味わうとすぐに消えるとの事。 224:もやもやしたら書き直す。 244:手抜きをするくらいなら小説など書かない方がまし。

Posted byブクログ

2023/07/16

https://www.asukashinsha.co.jp/bookinfo/9784864109154.php

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2023/07/05

・戦闘シーンの書き方の良い例と悪い例 ・「怠惰な性格」を表す時の良い例と悪い例 この辺がとても良かったです! ものすごく細かい小説家志望の方々の質問に答えているので、ハードルがほどよく低くて良い感じです。

Posted byブクログ

2023/07/04

一問一答形式で身近な実例も交えていて分かりやすい。 小説を書こうと思っても何をして良いのか分からなかったが、はじめの一歩がわかった。

Posted byブクログ

2023/04/22

凄く分かりやすい構成。1項目ずつで一問一答があって読みやすい。小説を書くのってそんなに難しくないのかなって思わせてくれる。 キャラの設定の作りこみ方とか、面白くなかったらばっさり切るとか参考にしたい部分がたくさん。

Posted byブクログ

2023/04/04

一問一答形式かつ、わかりやすい例文まで用意して勉強になりました。 こまめに挟まれている先生のリアルがまた新たな発見や気づきを得られるエッセンスとなっております。 また読もう、そう思えるためになる本でした。

Posted byブクログ

2023/04/02

するっと読んだ。とにかくわかりやすく、とにかく面白い。 注意は、この本を読む前に、なにか物語を短くとも書いておくと、この本の書いてある内容のインパクトの大きさを痛感できる。 著者を知らずに読了。過去作品一覧を見てみたが、わたしが知ってる作品はなかった。ただし、小説に留まらず、...

するっと読んだ。とにかくわかりやすく、とにかく面白い。 注意は、この本を読む前に、なにか物語を短くとも書いておくと、この本の書いてある内容のインパクトの大きさを痛感できる。 著者を知らずに読了。過去作品一覧を見てみたが、わたしが知ってる作品はなかった。ただし、小説に留まらず、ノンフィクションなど幅広く書かれていて、歴も大先輩である。また、作品らのうち映画化やドラマ化も数多くされているので申し分なかった。 実際に寄せられたQAに対する回答集のようで、かなり幅広い内容が紹介されている。これらは、小説を書くということに留まらず、文字上での表現方法であったり、語彙力についても学ぶことができる。 一番良かった点は”例”で、とにかくわかりやすい。文章の前後がわかるので、こう書けば良いのか、こういう観点だったのかと腹落ちしやすい。 この本を読むと、自分の文章はまだまだなんだなと感じてプロの壁の高さを感じてしまうが、そこはこの本を参考にして昇華していくしかないだろう。この本の内容を取り入れていけば、必ず表現方法は良くなるのは間違いない。 本書を通して一貫していることは、 ・自分が面白い内容であること ・映像化できるまで深掘ってあること ・単純な表現は避けて、五感などで補うこと ちなみに、この本はジュンク堂書店 池袋本店で買った。いわゆるジャケット買い。この書店にはじめて行ったが、1階に陳列されている書籍たちは面白そうな本が多い印象だったので、また足を運んでみたいと思う。

Posted byブクログ