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優等生は探偵に向かない の商品レビュー

4.3

224件のお客様レビュー

  1. 5つ

    89

  2. 4つ

    102

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2022/08/30

ハラハラドキドキで、前作と同様一気読みしてしまった。 今作のほうがピップの葛藤が多く書かれていて全体的に重い。けれど、そんなピップを家族やラヴィが支え励ます姿や言葉には、こちらまで励まされた。 ただ、ピップの行動に「嘘でしょ⁉︎」と驚き読み返したところもあった。それを主人公がや...

ハラハラドキドキで、前作と同様一気読みしてしまった。 今作のほうがピップの葛藤が多く書かれていて全体的に重い。けれど、そんなピップを家族やラヴィが支え励ます姿や言葉には、こちらまで励まされた。 ただ、ピップの行動に「嘘でしょ⁉︎」と驚き読み返したところもあった。それを主人公がやっていいの...?と。 前作では明確だと思えていたピップの正義と悪が、今作では揺らぎ、次作で何か落ち着きどころを見つけるんだろうか...。 これからピップはどうなっていくのか。 次作もきっと一気読みすることになるのだろう。

Posted byブクログ

2022/08/28

自由研究で地元の殺人犯を暴いたピップ。街も自分もその時の傷と向き合っている最中に、親友の兄が行方不明に。前回の反省から断った捜査に、結局は巻き込まれる。有名になったが故にあらぬ疑いまで。今度の謎は解決できるのか。前作の直後から始まるので読むときは前作から。傷つきながらも前向きだっ...

自由研究で地元の殺人犯を暴いたピップ。街も自分もその時の傷と向き合っている最中に、親友の兄が行方不明に。前回の反省から断った捜査に、結局は巻き込まれる。有名になったが故にあらぬ疑いまで。今度の謎は解決できるのか。前作の直後から始まるので読むときは前作から。傷つきながらも前向きだった前回の方が良かった。

Posted byブクログ

2022/08/28

面白かった。でも前作の方がストーリーの深さとドキドキ感はあったかな。 主人公を含む外国のティーンエイジらのノリがちょっと気持ち悪く感じた。自分も歳をとったということだろう。 でも世界観は好きだし続編が出れば読みたい。 海外、ティーン、ミステリー間違いない組み合わせ。

Posted byブクログ

2022/08/26

シリーズ2作目。前作同様今回もピップがSNSをくしし名探偵ぶりを発揮。誘拐・麻薬と黒い犯罪だけどそう感じさせない読みやすさがよかった。

Posted byブクログ

2022/09/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

お話自体はハラハラの展開で凄く面白かったけれど、私はピップのことを好きになれない。 やった事の重さが違うとはいえ、ナオミのことは守るために真実を隠したままでいるのにマックスの家のガラスを割ったり落書きしたり。前作のラヴィの家もそんな状態だったけど、それってもしサルが本当に殺人犯だったらピップ的には「そうされて当然」だったってこと?と思ってしまう。 サルが殺人犯でも無実でもシン家は落書きされるべきではないし、それはマックスでも同じだと思う。 アントと和解するシーンが無くてびっくりしたけど、あの6人組はどうなるんだろう。仲違いしてしまうなら、今のところただ全てに巻き込まれているだけのザックが可哀想な気がする。 続きが楽しみな作品。

Posted byブクログ

2022/08/25

続編。前編が終わった直後ぐらいからのスタートなので、そういえばこんな話だったなぁと思いながら読み始めました。 個人的にはピップがセカンドシーズンを始めるのはちょっとなぁ…という感じ。懲りてないのか、という親の文句はごもっとも。コニーでしたっけ?の兄さんの問題なんだから、だったら...

続編。前編が終わった直後ぐらいからのスタートなので、そういえばこんな話だったなぁと思いながら読み始めました。 個人的にはピップがセカンドシーズンを始めるのはちょっとなぁ…という感じ。懲りてないのか、という親の文句はごもっとも。コニーでしたっけ?の兄さんの問題なんだから、だったらコニーがやれば良いのにな~とぼんやり思いました。が、まぁ彼だったら突き止められなかったのかな? お話し的には唐突にチャイルドナントカが出てきて急展開で、え?そういう流れなの?という感じでした。私は墓石の家族辺りが怪しいのかと思ってたら全然違ってた。そして、レイラはすごい。29歳独身男性をほぼほぼ釣り上げてるその魅力がスゴイ(笑) ピップが自分の正義感で動いている辺りはあまり共感も出来ず、周囲が見えないというか、怖いなぁと思いました。三部作とのことですが、3巻はどんなになるんだろう?

Posted byブクログ

2022/08/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ第二弾。 今度は友人の兄が失踪し、彼を探すことになったピップ。同時にマックスの裁判も進み、現実は簡単でないことに打ちのめされる。 なりすましや、一転無罪や友人たちの態度などリアルで読んでいて違和感がない。 ラストも第三弾に続く感じてとても楽しみ。

Posted byブクログ

2022/08/18

「自由研究には向かない殺人」の続編でシリーズ3部作の第2作目 前作での事件により様々な葛藤を抱え、もう危ないことをやめると誓ったが、親友の兄が失踪し、事件の調査を開始する。 調査を行っている間も前作の事件での裁判が進んでおり、その事件の内容をポッドキャストで配信する様子も描かれて...

「自由研究には向かない殺人」の続編でシリーズ3部作の第2作目 前作での事件により様々な葛藤を抱え、もう危ないことをやめると誓ったが、親友の兄が失踪し、事件の調査を開始する。 調査を行っている間も前作の事件での裁判が進んでおり、その事件の内容をポッドキャストで配信する様子も描かれていた。 前作同様ネットを駆使した現代的な方法での調査は他のミステリーとは違う面白さがあった。 前作より謎解きの要素が強くヒントも散りばめられており、また事件が直前に起きたことからよりスピード感がありよりハラハラした展開で楽しめた。

Posted byブクログ

2022/08/17

ピップ!ピップウウウウウウ!!と叫んでしまいそうになるのを必死に堪えている読了後の一分である。 三部作の三作目を早く読みたいし、読むのが怖いような気がする。 一作目ももちろん最高に面白かったけれど、あれはほんとうに序章に過ぎなかったのね…ふう(ため息 ピップが次の作品でどんな...

ピップ!ピップウウウウウウ!!と叫んでしまいそうになるのを必死に堪えている読了後の一分である。 三部作の三作目を早く読みたいし、読むのが怖いような気がする。 一作目ももちろん最高に面白かったけれど、あれはほんとうに序章に過ぎなかったのね…ふう(ため息 ピップが次の作品でどんな風に成長するのか、彼女の内に居座り始めた銃はだれにむかうのか。 楽しみだけどまだ怖くて読みたくないような。 2023年が待ちきれないような、まだ来てほしくないような。 ピップとラヴィがティーネイジャーらしくふつうのデートをする日を見届けたいです、わたし。

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2022/08/16

 前作で新鮮な面白さを披露した作者。過去の二つの死をめぐって元気溌溂な少女探偵ピップが大活躍を見せたが、第二作ではっきりしたのは、それぞれが独立した作品と言うより、三作で完結する連続シリーズと考えた方がよさそう、ということだ。前作『自由研究には向かない殺人』から直結したプロローグ...

 前作で新鮮な面白さを披露した作者。過去の二つの死をめぐって元気溌溂な少女探偵ピップが大活躍を見せたが、第二作ではっきりしたのは、それぞれが独立した作品と言うより、三作で完結する連続シリーズと考えた方がよさそう、ということだ。前作『自由研究には向かない殺人』から直結したプロローグとなるので、のっけから前作のネタバレが念入りというほどにされている。いきなり本作から読もうとする方はストップ! 本シリーズを100%楽しみたい方は、まずは前作と言うスタート地点へどうぞ。  本作は前作の容疑者の法廷裁判中、新たに起こった行方不明事件をピップが依頼されるものである。ピップはもう探偵仕事はやめようと決意しており、持ち込まれた依頼に対してあまり気が乗らなかったものの、行方がわからなくなったのが友達の兄であるため、ポッドキャストを使っての情報のやりとりをする。ポッドキャストとはネットでの音声ファイル公開であり、ここでは公開捜査として使うことをピップは思い立つ。音声での情報公開とそれを日々更新しつつ、広く情報を募り、集まった情報と進捗をまとめて発信する。いわば私的公開捜査システムと言うべきか。  スマホのアプリにより、持ち主の足跡を時間軸に従って追跡する手法など、相変わらずディジタル&ネットを駆使した現代っ子ならではの捜査新鮮で、小説としての前衛的表現としても斬新であり、かつ変化に富んで読みやすい。  かと言ってストーリーがスムースに進んでくれる物語ではない。女子学生ピップ。心理状況や人間関係、初の探偵役を経験することになった前作とは異なり有名となったピップの今の状況、彼女の捜査方法の是非を内外から問われつつ情報を集めることの難しさ、等々、リアル要素も多々与えられるため、捜査進捗も忸怩たるところ。読者はピップを応援しつつも、難しい彼女の立場や素人捜査の難しさを我らがヒロインとともに体験させられることになる。  しかしその構図こそがこの作品の醍醐味でもある。素人探偵であるゆえの困難と限界を覚えながらも、敵対する者たちを強引に視界の外へ追放しつつ、捜査の価値や必然性、彼女としての使命感などを一途に唱えて突き進む少女の勇気に読者は心を持って行かれると思う。そして彼女を支える友情もよいです。ほんわか!  後半、唐突に事件の見え方が一気に変化する。いささか唐突ながら、過去の犯罪がピップに反撃してくる状況となり、この辺りからはジェットコースター感が高まり、ほとんどの読者は巻置く能わずの状況に追いやられることだろう。前作同様のページターナーぶりを、表現の多様さの中で思い切り味わいながら、最後の最後まで読者は突き進むことになるだろう。  それにしても一作目と比べて、スッキリ感がこない。連続シリーズの経過作との印象だけはぬぐえないのである。きちんとすべてが解決するカタルシスのためには、三作目が待たれるだろう。この座りどころの悪さも、いわば面白さのうちである。それらは基本的には次作を待つエネルギーとなるだろう。最終的な拍手を送るには最終作品がどうしても必要な状況となってしまったからである。ううむ。

Posted byブクログ