希望の糸 の商品レビュー
読みすすめるごとに引き込まれ、時に辛く切なくこみ上げるものがありました。 血のつながりがあってもなくて、子どもへの愛情は深く不変で、事件が起きなければ良かったのにと思ってしまいました。
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久しぶりに東野圭吾さんの小説を手に取った。隙間時間に読むのではなく、隙間時間に他のことをする「読書」になる。続きが気になる、読み進めたい。でも複雑、どういうこと?ちゃんと読まなきゃ。あと少しで読み終えちゃう、さみしいな... こんなふうに読める小説は東野圭吾さんならではかもしれな...
久しぶりに東野圭吾さんの小説を手に取った。隙間時間に読むのではなく、隙間時間に他のことをする「読書」になる。続きが気になる、読み進めたい。でも複雑、どういうこと?ちゃんと読まなきゃ。あと少しで読み終えちゃう、さみしいな... こんなふうに読める小説は東野圭吾さんならではかもしれない。 事件と人間関係が何重にもなっていて、しかも加賀シリーズ。社会問題もからめつつ、真相の裏の裏が明らかになる展開は中弛みもなく一気読み。 不妊治療を経験していることもあり、思い出し、考えるところもあった。親の介護や死など、苦しくなるような場面もあり、自分、親を含め、自分のまわりの人間たちそれぞれにそれぞれの人生があることを心に留めておこうと思った。
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子供というものの存在に翻弄されている人生のお話…という感想を抱いた。 全ての人たちの物語が繋がったあたりは、さすが東野圭吾… という感嘆のきもちをもった。 しかし、しめくくりがイマイチと感じてしまった。 花塚弥生さんと、元旦那さんはただただかわいそうで。 それぞれの人のラストが、ここで終わりなのか、と少し物足りなく思った。
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東野圭吾の作品の中でもこれまでで一番読みやすく引き込まれてあっという間に読み終わった。おもしろかった!すごい。東野圭吾ってほんと頭良い。っておもった。
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久しぶりに東野さんの作品を読みました。 最近は集中力がなく本の一気読みができないんだけど、ちょっと読み始めたら続きが気になって一気読みしてしまいました。 驚くようなどんでんがあったわけでもないんだけど、これも文章力なのかなぁと。 さすがです! 主人公ではないけどこれも加賀シリーズになるのかな? 面白かったけど東野作品の中では★3で。
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今時の話題が、それぞれのストーリーになって、それらが絡み合って、一作品になっているなぁと思いました。自然災害、不妊治療、同性愛…これらにまつわる人間模様。じっくり読んでほしい作品だと思いました。
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2025.01.04 加賀恭一郎シリーズはやはり犯人、被害者を含む登場人物たちの人間模様を細かく描いており、だれを1人とってもその人物だけでストーリーが作れそうなほど綿密に考え込まれた過去を持ち、それらに思いを馳せて切なくなり、それぞれが繋がっていくところもまた非常に魅力的だなあ...
2025.01.04 加賀恭一郎シリーズはやはり犯人、被害者を含む登場人物たちの人間模様を細かく描いており、だれを1人とってもその人物だけでストーリーが作れそうなほど綿密に考え込まれた過去を持ち、それらに思いを馳せて切なくなり、それぞれが繋がっていくところもまた非常に魅力的だなあと改めて感じた。 読んだあと、誰かと感想を言い合いたくなる、そんな作品。 どなたかの感想にもあったが、まさに「複雑で濃厚」。 作者の頭の中がのぞいてみたい。どの作品を読んでもこう思わせてくる東野圭吾さんに感服する。
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恭一郎の従弟、松宮が主人公のストーリー。恭一郎はあまり登場していないけれど松宮の父親のこと母とどう描かれているのか。 本作は喫茶店を営む弥生が殺害され松宮が解き明かすミステリー。 汐見と綿貫のストーリーで全く繋がりがないようにみえて、こうやって繋がっていくんだなと感じた。 汐見の...
恭一郎の従弟、松宮が主人公のストーリー。恭一郎はあまり登場していないけれど松宮の父親のこと母とどう描かれているのか。 本作は喫茶店を営む弥生が殺害され松宮が解き明かすミステリー。 汐見と綿貫のストーリーで全く繋がりがないようにみえて、こうやって繋がっていくんだなと感じた。 汐見の娘、萌奈の出生や血のつながりとはなんなのか。血の繋がりがなくても親子になれるのだろうか。 読み始めたらスムーズに読めてよかったなと思った。 亜矢子と松宮がどう繋がっていくのか気になって仕方なかった
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加賀恭一郎シリーズです。 今回は従兄弟の松宮脩平が主人公です。 登場人物が多く入り組んだストーリーですが、バラバラに見えた話しが段々と繋がっていく展開に引き込まれました。 今作は起きた事件を通して、人と人の縁について描かれており、松宮さんが苦悩し成長していく姿が感慨深かったです。...
加賀恭一郎シリーズです。 今回は従兄弟の松宮脩平が主人公です。 登場人物が多く入り組んだストーリーですが、バラバラに見えた話しが段々と繋がっていく展開に引き込まれました。 今作は起きた事件を通して、人と人の縁について描かれており、松宮さんが苦悩し成長していく姿が感慨深かったです。
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新潟中越地震で2人の子供を失った話。 そして、カフェで殺された女店主。 金沢老舗旅館の旦那の遺言書。 小さな伏線を拾いつつ大きな物語へとつながっていく。 そして全ては家族をつなぐ長い糸なんです。 最後は込み上げる涙と清々しい気持ちにさせてくれる。 ほんと、毎回凄いわ!
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