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希望の糸 の商品レビュー

4.1

432件のお客様レビュー

  1. 5つ

    137

  2. 4つ

    199

  3. 3つ

    64

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    2

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2024/05/04

新しい命の誕生や喪失に伴う感情の機微は計り知れない。親が注ぐ愛情は、思い通り子に伝わらないこともあるが、それでも親子は確かな絆で繋がれている。

Posted byブクログ

2024/05/04

早く続きが読みたい、真相を知りたい、と思って本を最後まで読めたのはいつぶりだろう。 働き始めてから、本を読むことが難しくなってしまったけど、久しぶりに読書が楽しいって思えた。 東野圭吾はやっぱりすごい。

Posted byブクログ

2024/05/02

二つの事件(殺人と相続)を上手に交代させ、興味を持続させる手腕はさすが。それにしても他人の不幸ほどエンタメに適した素材もないというか、登場人物の巡り合わせがあまりに不幸で、それだけに楽しく読めてしまうのが嫌になる。殺人ミステリを読んでおいて何を言っているのかという話だが。

Posted byブクログ

2024/05/02
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※このレビューにはネタバレを含みます

深い愛。 会えなくても心の繋がりで つながっている糸。 登場人物の皆の心情に共感できる。 感動した。 加賀シリーズ11作目 

Posted byブクログ

2024/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

誰もが大切な人を思うが故に複雑に絡み合ってしまった事件。犯人はあっさりと判明したがその動機は大変苦しいものだった。 悲しい過去を背負いながらも大事に育ててきた娘を思うがあまり悩む父親も、生物学上の娘の存在を知りすぐにでも駆け寄りたい衝動を抑えじっと待つ元夫婦の姿も、どちらも自分たちの『子供』の気持ちを第一に考えてのことであり、もどかしくも深い愛情に涙してしまった。 読んでよかった。ミステリーだけどまた読み直したいと思える一冊。

Posted byブクログ

2024/05/02

殺人事件ではあるものの、いつものように深い憎しみや悪意があるわけではなく、色々な人の想い、つまるところ愛情のすれ違いのために起きてしまった悲しい殺人。 登場人物は多く背景も入り組んでいるのですが、そこはさすが東野圭吾さん。しっかりと推敲を重ねたうえで矛盾のない進行で最終的に納得い...

殺人事件ではあるものの、いつものように深い憎しみや悪意があるわけではなく、色々な人の想い、つまるところ愛情のすれ違いのために起きてしまった悲しい殺人。 登場人物は多く背景も入り組んでいるのですが、そこはさすが東野圭吾さん。しっかりと推敲を重ねたうえで矛盾のない進行で最終的に納得いくものでした。 いつも思うのですが、東野さんはかなり深く登場人物像を考えに考え、時間軸や物理的なところだけではなく「この人ならこう考えるはず、そしてこう行動する」という部分をもの凄く巧みに組み合わせているなぁと感心するばかりです。 犯人が誰なのか、というのは比較的容易に想像はついたのですが、それよりも、それぞれの人物の心情を描く文章力や創作力の高さに裏付けられた安定した面白さでした。 ほんと、物語を書くのが上手い! そんでもって、タイトルがいい。

Posted byブクログ

2024/04/25
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※このレビューにはネタバレを含みます

加賀恭一郎シリーズ。初めは無関係に描写される登場実物たちの繋がりが、読み進むにつれて少しずつ見えてくる。読み終えて、被害者を殺す必要はなかったのでは…と思ったが、不幸な出来事や不運な運命、それぞれに辛い立場、境遇にありながらも、大切な人を思う気持ちが読み取れて温かかった。物語の鍵を握る血の繋がりのない親子。娘との距離感や接し方に悩む父と、父からの愛情に疑念を抱く娘。ほとんど口を利くことのなかった2人だが、父が伝えた「大好きだ」の一言に、娘は今はそれだけでいいと答え、少しずつわだかまりが解ける様子が描かれる。求めているものは、シンプルで単純なんだよなと納得した。また、松宮の父親の秘密も明かされ、離れたところから息子を思い続けた父親の姿に感動した。ただのミステリー小説ではなく人間模様が描かれる、東野圭吾の作品が好きな理由を改めて感じた。

Posted byブクログ

2024/04/24

登場人物が皆、魅力ある人々だった。自分の希望の糸を大切に握っていたいと思わされた。いろいろある長い時間の中で大切にしたいものを持ち続けている人はそれだけでも幸せだ。

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2024/04/22

加賀恭一郎ではなく、いとこの松宮刑事が主人公として描かれた作品。一見バラバラに見える家族の物語が、徐々に繋がり始めるところがおもしろいです。血の繋がりや家族に焦点が置かれていました。

Posted byブクログ

2024/04/22

出生にまつわる人と人とを繋ぐ見えない糸を可視化させるかのように紐解きながら流れる物語。 すべての糸が見えた時、その先に見える未来も覗いてみたくなる。

Posted byブクログ