とんこつQ&A の商品レビュー
ホラーは苦手ですが、こうゆうモヤッとゾワッとするような終わり方をする話しが好きです。 特に表題作の「とんこつQ&A」が好きでしたね。「嘘の道」は締め方が上手でした。「良夫婦」もサラッと読んでしまったが普通に、旦那がヤベェと思う。あと最後の「冷たい大根の煮物」も何気にありそ...
ホラーは苦手ですが、こうゆうモヤッとゾワッとするような終わり方をする話しが好きです。 特に表題作の「とんこつQ&A」が好きでしたね。「嘘の道」は締め方が上手でした。「良夫婦」もサラッと読んでしまったが普通に、旦那がヤベェと思う。あと最後の「冷たい大根の煮物」も何気にありそうで怖い。 文字数もページ数も多くないからすぐに読めてしまうからそうでもなさそうに見えて、よくよく考えてみると怖いよね?ってゆうのが良い。
Posted by
この人の作品はどの作品を読んでも後味が悪い。それが癖になる人とならない人がいるのだと思う。私は嫌な気分になるのでもう読まないと思う…
Posted by
ラーメン屋で働くようになったけれど、お客さんに声をかけることができなかった。 ラーメン屋の大将とぼっちゃんは心優しく、そんな自分のことを怒ることなく見守ってくれた。 2人に迷惑をかけないように、メモに接客内容を書き、それを読み上げることでなんとか仕事ができるようになった矢先、新...
ラーメン屋で働くようになったけれど、お客さんに声をかけることができなかった。 ラーメン屋の大将とぼっちゃんは心優しく、そんな自分のことを怒ることなく見守ってくれた。 2人に迷惑をかけないように、メモに接客内容を書き、それを読み上げることでなんとか仕事ができるようになった矢先、新しく入ってきた後輩の存在。 他短編。 善意が時に悪になるとき。 正しい行いの本当の意味を理解しているか、気づかせてくれるような。怖い感じ。
Posted by
妹に勧められて手に取りました。 あの『むらさきのスカートの女』の今村夏子さんの本、どんな感じの本なのかとワクワクしながら読み始めました。4つの短編小説。 とんこつQ &A 飛び込んだ食堂に採用された今川さん、メモがないと動けない、話せない。そこで何も言わないで温かい目で...
妹に勧められて手に取りました。 あの『むらさきのスカートの女』の今村夏子さんの本、どんな感じの本なのかとワクワクしながら読み始めました。4つの短編小説。 とんこつQ &A 飛び込んだ食堂に採用された今川さん、メモがないと動けない、話せない。そこで何も言わないで温かい目で見守ってくれる大将とぼっちゃん。そして更に新人の丘崎たま美がきて…この4人、いったい誰が普通なのだろう。みんな行き過ぎていておかしい。どう言うこと?っていう変な世界に入っていく。 嘘の道、良夫婦 なんだか、物事の大きさはあるが、知らず知らずのうちにやっていそうな怖い話。 なかった事にしてしまう人間の怖さを感じた。 冷たい大根の煮物 真相はわからないが結果的には良かったとおもう。
Posted by
ポップなタイトルと装丁でユーモア小説かなと思って読み始めたら、ホラー小説だった。 個人的には好みではないけど、日常に潜む歪みや狂気をうまく描いていると思った
Posted by
Audibleにて。今までに読んだことがない不思議な作風。 実は年末くらいに読み終わっていたけど、レビューが書きづらくて読みっぱなしになっていた。 でも、たまにふと『とんこつQ&A』のことを思い出してしまう。そんないつまでたっても頭から離れない不思議でインパクトのある作品だった...
Audibleにて。今までに読んだことがない不思議な作風。 実は年末くらいに読み終わっていたけど、レビューが書きづらくて読みっぱなしになっていた。 でも、たまにふと『とんこつQ&A』のことを思い出してしまう。そんないつまでたっても頭から離れない不思議でインパクトのある作品だった。 ブク友さんの本棚でたくさん見かけて『とんこつQ&A』って何なんだろう?とずっと気になっていたので、やっと意味がわかってすっきりした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
群像より。 今までの作品より登場人物の感情とか不気味さを分かりやすく書いている。 とんこつQ&A とんこつという中華料理店でバイトする主人公。いらっしゃいませも言えないのでメモをたくさん書いて読みはじめる。あとから来た従業員にも大阪弁バージョンを作って読ませる。亡くなったおかみさんが大阪の人であとの従業員が大阪人だったから。主人公は最初嫉妬するが、次第に協力してそれが家族の縁を深めていく。 嘘の道 与田正という嘘吐きは虐められていた。いじめをなくそう!月間だけみんな話しかけたが、それが終わればまた虐めた。主人公の弟の両親はあんな奴はいつか、十年ぐらいで消えると言った。 公民館に姉と弟で向かう途中、おばあさんに会って公民館までの近道を教えた。その道でおばあさんは怪我をした。みんな与田正が悪いと言った。彼は転校し、おばあさんは近所の親族の家に越してきた。姉と弟は自分達のせいだと、与田正のせいにしたとバレるのが怖くて引きこもった。姉に同窓会の手紙が来た。一緒によく遊んだ姉の友達に弟が電話すると、間違い電話ですと言われた。嘘をつくと消える、は本当だった。 良夫婦 タムという少年を気にかける土橋家の妻。お菓子をあげていた。生えたさくらんぼの木を食べていいよと言い、居留守を使って見守っていたがタムを驚かせ木から落ちて怪我させてしまう。昔ヘルパーでトイレを借りるためだけに老人の家に入り鉢合わせだときもそうだった。その時も旦那が助けてくれ、妻のせいだというのは隠された。今妻は漫画店で働き、DVに悩む同僚を気にかけている。同じことがまた繰り返されそうだ….。 冷えた大根の煮物 バイト先でおばさんに声をかけられた。彼女は私の家の近所の安いスーパーを紹介して欲しいと言った。そのうち料理をしない私の代わりに家に上がり込んで料理を振る舞うようになった。ある日そのおばさんは財布を忘れて一万私から借りた。おばさんは翌日仕事を辞めていなくなった。前からそのおばさんには気をつけよと忠告されていた。私は料理を自分でするようになった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
初めてaudible試してみたけどいい感じ とんこつQ&A 勝手に居場所を取られた気分になってる主人公にも引いたけど、それよりも岡崎さんに勝手に奥さんの面影感じてメモの修正とかしてくる店側も気持ち悪い 子供はお母さんいなくなって寂しかったのかなとか思うけど店長は一緒になって家族ごっこしていい立場じゃないやろ 嘘の道 自分がしてきた事は全部自分に帰ってくる、の究極系みたいな話かなと思った 良夫婦 ゆかりなんにも責任とらんのにすぐ首突っ込むのやめな〜 今後もこうやって生きていくんやろうな 冷たい大根の煮物 柴山さん…何かがあってどうしても返しに来れなかった、みたいな事情があって欲しいなと思ってしまう話だった
Posted by
短編集。「とんこつ」は、かなりユニークで変わっているがサバサバしていてオモローと思う主人公で楽しめた。他3作品は、人の嫌な部分が描いてあるが、こういうことは実際にあるかもなぁ
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今までの作者の作品と比べると彼女特有の違和感をはっきりと描写していた気がしました(芦沢央『許されようとは思いません』と似ている気がします)。 ただ主人公以外にも違和感を感じられて、どちらかというと主張したいのはこちらの方ではないのかなと思いました。 「良夫婦」が特に好きです。
Posted by