あくてえ の商品レビュー
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いやぁ、辛い痛い苦しい。 なんで自分がこんな目に、と思いながらも正論だけではどうにも出来ないし誰も助けてくれない。 だけど毎日は続いて行くのだ。 絶望の先にも絶望しかないなんて… 介護の現実が突きつけられて苦しい。自分が向き合っている介護が生ぬるく感じられるくらいだ。この程度でも腹が立ってイライラして仕方ないのに。 感動、とは全く別の「心揺さぶられまくる」だな。映画になりそう。
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自分の家族にもババアのような存在がいたこともあり、まるで自分の生活が描かれているような不思議な体験をした。 現代における日本の家族って、こういうババア多いだろうなぁとも思う。 主人公である「ゆめ」が、ババアや親父に 悪態をついてることが、私にとって救いだった。 悪態をつくことは...
自分の家族にもババアのような存在がいたこともあり、まるで自分の生活が描かれているような不思議な体験をした。 現代における日本の家族って、こういうババア多いだろうなぁとも思う。 主人公である「ゆめ」が、ババアや親父に 悪態をついてることが、私にとって救いだった。 悪態をつくことは、 思い通りにならない家族、恋人、自分、時間に 向き合うための【最後のお守り】のようなものだと私は思う。 人生に悲観するより、生活を続けるために最低限の最善を尽くすゆめが逞しかった。 どうか、ゆめが諦めずに小説家になれてますように。
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殴り書き。 起承転結がないのがより現実を描いてるようで辛かった。 この小説をきっかけにもっと介護の家族問題に目を向けるようになってくれる人が増えたらなと思う。
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内容としてはかなりヘビーなものだったけど、読みやすさも相まって気付いたら読了。 全員にイライラしつつも、あの環境でまともに生きていける気もしない。親父はまじで何やってんだよほんと。 言葉は悪いが、憎たらしすぎるばばあはどうにかなってほしい。
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ずっと苛苛する文が続いて、ずっと嫌な気持ちのまま進んでイライラしっぱなし!!!! なのに読みやすくてスルスル読めるのは、現実的な内容だから感情移入しやすいのかな?と思いました。 登場人物全員イライラしました笑 祖母も母も父も彼氏も…… この中に書かれてることが本当に人の人生...
ずっと苛苛する文が続いて、ずっと嫌な気持ちのまま進んでイライラしっぱなし!!!! なのに読みやすくてスルスル読めるのは、現実的な内容だから感情移入しやすいのかな?と思いました。 登場人物全員イライラしました笑 祖母も母も父も彼氏も…… この中に書かれてることが本当に人の人生ぽいなと思いました。 小説じゃなく現実でした。 これは小説じゃないです、ただ単に人生です! という感想にしかならなかった。 最終の174ページで主人公が3.4行で想いを語るのですが、それが全てでした。 私の心を大荒れしてくれる本でした! なんだか新しい感想を持てた本。 読めてよかった!
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読み終わって感じたことは、「老い」て介護が必要な人と、仕事や家事があり尚且つ老人介護しなければならない人とは、分かっていても感情的及び感覚的に相容れないところがあるということ。それでもまた、受け入れていかなければ生き辛いということ。 この小説の「ばばあ」も長く生きてきて、自分なりの生き方がある。当然これからも同じような生き方をしようとする。が、介護している方からみれば、危なっかしいし、考え方も古くて現在では通用しないものも多い。そこで溝が生じる、 「ばばあ」は負けない、我を通す。回りが自分のことを心配し、自分のためにしていることとは分かっていても、自分のやりたいことをやらせてくれない、自分の思いが自由にならない、それが「ばばあ」を苛立たせる。だから我が儘を言う。 でももし実際に危険なことが起こったら、大事なことを忘れたら、大事なことが分からなくなってしまっていたら、ひょっとしたら大変なことになるかもしれない。 「ばばあ」は、「年だから」で逃げることも出来るが、回りの人は、起こした人間が「年だから」では許されない。 だから、「ゆめ」は何も考えず我が儘ばかり言う「ばばあ」に怒りを覚え怒鳴るのだ。 でも、この小説を読んでいると、ちょっと思う。物わかりの良い老人が本当に「いい老人」なのだろうか?物わかりの良い若い者は本当に「いい若者」なのだろうか? ひょっとして、この小説の「ばばあ」の我が儘は「今を生きるための」意欲の表れであり、また「ゆめ」の怒りは「今を生きぬくための」主張なのかもしれないと私は思ってしまう。そして、それじゃあ、何も言わない人、全てを受け入れている人は? 「きいちゃん」は人がいい!別れた夫の母親の介護を文句1つ言わずに行い、文句言う「ゆめ」を優しく窘める。「きいちゃん」は、「ばばあ」にも「ゆめ」にも別れた「クソ親父」にも気を遣うのだ、自分の思いを殺して。ひょっとして、これは諦めているのだろうか「きいちゃん」は?自分を「生きること」を? 「ゆめ」は最後まで怒っている。「ばばあ」にも「クソ親父」にも「恋人」にも。誰に何を言っても無駄と諦めかけても、自分を「生きることに」諦めてないから。
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こんなところで終わるのか。 "あたしが書く小説は必ず終わりを迎えるし、良くも悪くも決着がつくのに、現実はそうではない。ずっと続いていくのだ。" だからこの終わり方でいいのだ。 ずっと「きいちゃん、いい人すぎるよ。できすぎだよ。」と思っていた。途中でその優...
こんなところで終わるのか。 "あたしが書く小説は必ず終わりを迎えるし、良くも悪くも決着がつくのに、現実はそうではない。ずっと続いていくのだ。" だからこの終わり方でいいのだ。 ずっと「きいちゃん、いい人すぎるよ。できすぎだよ。」と思っていた。途中でその優しさ、善良さがゆめを苦しめていることがわかった。そうだよ、きいちゃんは娘を守らなくては。年齢的にはビミョーなところ(19、20歳)だけど、娘の苦しさをわかってはいない。ろくでもない男性と結婚したのは自分の責任だが、娘にその責任はない。 祖母の言動はとてもリアルだった。具体的に細かい老人っぷりが描かれていてすごいと思った。逆にきいちゃんに対しては「こんな人本当にいるのかなぁ」と思ってしまう。 一気に読んだ。若い作家が、若い女性の主人公と年老いて介護が必要になっている祖母をこういう形で書くというのに引きつけられた。
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2022年上期芥川賞候補作品 あたしは字が書けん、本が読めん、なんにもできんー。そうやって自分ができないことをできないまま、放置してきた。言い訳という言葉の鎧で自分を固めて、人に頼り、甘え、自分が傷つかないように、傷つけられないように。
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なんだか、終始、イライラしてたな〜笑笑 まず、不倫して出ていった旦那の義母を元奥さんが介護するって何よ〜〜〜。 意味わからん、絶対嫌だけど笑笑 なんで、離婚して晴れ晴れして第2の人生を、他人の元旦那の母親の介護しないといけないからよ泣。 お人好しすぎてイライラ。。。お金もないのに。。。 孫ちゃんがばあちゃんと口論してる姿に、スカッとしてその場面が無かったら途中で断念していたかも。 でも、すごく面白かった!!! 介護に奮闘する中年女性の生き様だったり、今話題のヤングケアラー問題にフォーカスを当てている具合も! 介護って終わりが見えないから辛いよね。。。
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2023.8.20 39 新幹線で立ちながら読了。山下紘加これから読もう。小説は終わるけど、人生は終わらない。
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