拝啓 人事部長殿 の商品レビュー
「閉塞感のない会社をつくりたい」 トヨタ自動車を3年で辞めてサイボウズに転職した著者。閉塞感=「1人の人間として重視されている感覚の薄さ」と「1人ではなにも変えられない無力感」を感じたという。 トヨタを辞める際に先輩から投げかけられた問い(※)に対して、日本の会社のしくみの歴史...
「閉塞感のない会社をつくりたい」 トヨタ自動車を3年で辞めてサイボウズに転職した著者。閉塞感=「1人の人間として重視されている感覚の薄さ」と「1人ではなにも変えられない無力感」を感じたという。 トヨタを辞める際に先輩から投げかけられた問い(※)に対して、日本の会社のしくみの歴史を学んだ上で考察しているのはわかりやすい。 (※)1.なぜ会社の平等は重んじられてきたか? 2.なぜ会社の成長が続いてきたか? 3.なぜ会社の変革は難しいのか? 特に1が、欧米と日本の違いから論じられてるのは目から鱗。日本は企業別なのに対して、欧米は職種別あるいは産業別の労働組合。故に平等であるべき軸が異なる(欧米は職務の平等、日本は会社の平等)。戦後の労使紛争を通して「会社の平等」は階級の天井を打ち壊し、「青空の見える労務管理」として完成する。 「無限の忠誠」と「終身の保障」が会社の成長を後押ししてきた。それを前提としたフルコミット・ヒエラルキー・クローズドな多くの日本企業の風土。 その風土から生まれた「企業封鎖性」と「ワークライフバランスの欠如」の問題。 この問題を解決するヒントを探るため、会社のしくみ改革にチャレンジしている12社にヒアリングしている点は、現地現物重視で好感。中でも、ユニリーバのWAA(働く場所と時間を選択できる制度)が印象に残った。夢見たいな働き方だけど、成立させるためにはマネジャーとメンバーの信頼関係が必要不可欠なんだろうな。 社会は「インターネット的」になっているのに、日本の会社はそうなっていない、という著者の主張。 会社が「インターネット的」になるには、デジタルネイティブなZ世代が、会社や政界で主軸として活躍する時代にならないと、難しいんじゃないかな。
Posted by
トヨタ(大手製造)とサイボウズ(先進IT)という全く異なる企業で人事経験を積んだ著者が日本の労働史を紐解きながら、現代日本の人事慣行・制度の問題点を詳らかにし、新たな働き方の提言を行う書籍。 意識の高い筆運びから、好き嫌いはわかれそうだが、人事に携わる人間であれば教養として知っ...
トヨタ(大手製造)とサイボウズ(先進IT)という全く異なる企業で人事経験を積んだ著者が日本の労働史を紐解きながら、現代日本の人事慣行・制度の問題点を詳らかにし、新たな働き方の提言を行う書籍。 意識の高い筆運びから、好き嫌いはわかれそうだが、人事に携わる人間であれば教養として知っておきたい内容が多く、一読の価値はあった。
Posted by
5章の事例紹介以降はビジネス書アレルギーが発動。読んでて鼻水が止まらなくなったので飛ばし読み。 トヨタ自動車で3年、サイボウズで3年人事の仕事を経験した著者がトヨタ自動車の人事部長宛てに手紙を書くというスタイル。ジョブ型礼賛本かと思いきやもう一歩踏み込んで歴史や教育からなる社会...
5章の事例紹介以降はビジネス書アレルギーが発動。読んでて鼻水が止まらなくなったので飛ばし読み。 トヨタ自動車で3年、サイボウズで3年人事の仕事を経験した著者がトヨタ自動車の人事部長宛てに手紙を書くというスタイル。ジョブ型礼賛本かと思いきやもう一歩踏み込んで歴史や教育からなる社会構造まで考察している。 昼は上司も部下も会社にフルコミット、夜は上司も部下も居酒屋で会社の悪口を言うような毎日がそれなりに楽しい。愛社精神が無く、楽してテキトーに生きていきたい自分のような社会人にはメンバーシップ型雇用が居心地良いので著者の熱い想いが眩しい。
Posted by
自分と同じ年ごろ(いや、少し若い)人事マンが書いた書籍。後半は事例紹介がメインのため、少しダレる内容だが、題名に込めた思いが反映された中身となっている書籍だった。また、人事系の名著を一通り読破し、参考書籍として連ねているあたりは、信のおける内容だと感じるし、著者の努力・勤勉さが伝...
自分と同じ年ごろ(いや、少し若い)人事マンが書いた書籍。後半は事例紹介がメインのため、少しダレる内容だが、題名に込めた思いが反映された中身となっている書籍だった。また、人事系の名著を一通り読破し、参考書籍として連ねているあたりは、信のおける内容だと感じるし、著者の努力・勤勉さが伝わり、背筋が伸びる思いをした。
Posted by
JTCと最近の会社との比較。 JTCにはそのよさがあると何度強調しても、やっぱり俺たちの方がいいよね。。。。って言ってる感じ。いいとか悪いとかじゃなくて、世の中はどんどん変わってくのが普通なだけだと思う。とりあえず、子どもが書いたみたいな文章で、何度トライするも全部は読めず、私...
JTCと最近の会社との比較。 JTCにはそのよさがあると何度強調しても、やっぱり俺たちの方がいいよね。。。。って言ってる感じ。いいとか悪いとかじゃなくて、世の中はどんどん変わってくのが普通なだけだと思う。とりあえず、子どもが書いたみたいな文章で、何度トライするも全部は読めず、私のリアル本棚からはご退出頂くことになった。 世の中の会社のあくなき改善の試みの一部を知ることが出来るところは良いね。
Posted by
日系企業に勤めてて、社風や慣習にもやもやしてる人におすすめ。 ただ結構ボリュームがあるので、経営や人事系の仕事をしていている人には読み応えあるかも。興味がないと途中で挫折しそう。 日本企業の閉塞感を感じさせる要素や人事制度は、紐解いてみれば当時の人が幸せになるためのものだった...
日系企業に勤めてて、社風や慣習にもやもやしてる人におすすめ。 ただ結構ボリュームがあるので、経営や人事系の仕事をしていている人には読み応えあるかも。興味がないと途中で挫折しそう。 日本企業の閉塞感を感じさせる要素や人事制度は、紐解いてみれば当時の人が幸せになるためのものだった。 今の制度が出来上がった歴史背景や、他国との比較点などが分かりやすい。 何より、社内で違和感を感じた若手社員が、閉塞感に立ち向かおうとこれだけの調査をし、外部インタビューも行い、提言したという“働く姿勢”が素晴らしい。
Posted by
著者の経験を発端に日本の人事制度について調べ、実際に積極的に働き方改革をしている企業にヒアリングした内容を体系的にまとめられています。 非常に勉強になりました。 自分の会社はどうだろう、自分の会社はどうやったら変えられるだろう、と考えさせられる本でした。 最後に著者からある企業の...
著者の経験を発端に日本の人事制度について調べ、実際に積極的に働き方改革をしている企業にヒアリングした内容を体系的にまとめられています。 非常に勉強になりました。 自分の会社はどうだろう、自分の会社はどうやったら変えられるだろう、と考えさせられる本でした。 最後に著者からある企業の人事部長への提言が、その企業のカルチャーにあっているのかどうかについて、読み解けなかったので心に響かなかったのが残念です。(自分の読解力不足の可能性大)
Posted by
本の内容は①人事の機能、役割、課題②各社の人事の新しい取り組み③サイボウズでの人事での取り組みの3つ。 特に①については、日本の歴史を通しながら今の人事制度ができた経緯や、欧米と日本の人事の違い、課題を分析していてとても興味深かった。 人事を1あつめる2きめる3はたらく4はなれる...
本の内容は①人事の機能、役割、課題②各社の人事の新しい取り組み③サイボウズでの人事での取り組みの3つ。 特に①については、日本の歴史を通しながら今の人事制度ができた経緯や、欧米と日本の人事の違い、課題を分析していてとても興味深かった。 人事を1あつめる2きめる3はたらく4はなれると4つの機能に分けて説明しているところが、すごく分かりやすく勉強になった。作者の人事に対する熱い思いも感じられた。
Posted by
海外と日本の文化や企業の違い、各会社の取組が紹介されてて面白かった。 「海外は学生の時に専門領域や働き方が確定する」 「日本の終身雇用=無限の忠誠」 等々、なるほどーと思うことばかり。 「自分じゃなくても仕事は回るんだなぁ」と日頃感じてる自分としては共感が多かった。解決策が情報...
海外と日本の文化や企業の違い、各会社の取組が紹介されてて面白かった。 「海外は学生の時に専門領域や働き方が確定する」 「日本の終身雇用=無限の忠誠」 等々、なるほどーと思うことばかり。 「自分じゃなくても仕事は回るんだなぁ」と日頃感じてる自分としては共感が多かった。解決策が情報の共有なのは、賛成なような半分反対なような。。。
Posted by
なかなか面白い。 日本型組織の病を内側からしっかりと指摘し、しかしそれを変える難しさも自覚し、とはいえそこで止まるのではなく、その先へ行く道筋を示す。 実践的で、なおかつ理論的でもある。つまり、実に有益な本だ。
Posted by
- 1
- 2
