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会社という迷宮 の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2024/08/12

色々な意味で刺さる一冊だった。経営者の主観や自我などを多用しており、これまでは自社を客観視したり利他の心を持つことがある意味正義のような感覚があったが、会社を永続させようと思ったら経営者たらしめるリーダーはもっと我儘で在るべきなのかもしれない。

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2024/08/11

上司に進められて購入。今年一番の本かも。。。 【ざっと内容】 コンサルティング業界で長く勤務し、いくつもの経営者や事業を見てきた著者が企業というもの、経営者というものに対する考えを綴った一冊。企業とは、市場とは、戦略とは、価値とは、企業で働いていると一度は耳にする当たり前の言葉...

上司に進められて購入。今年一番の本かも。。。 【ざっと内容】 コンサルティング業界で長く勤務し、いくつもの経営者や事業を見てきた著者が企業というもの、経営者というものに対する考えを綴った一冊。企業とは、市場とは、戦略とは、価値とは、企業で働いていると一度は耳にする当たり前の言葉を再定義していく。 【こんな人におすすめ】 ・経営者 ・コンサルティングファームに勤務されている方 ・経営企画や投資に関わる部門にいる方 【所感】 とにかくぶっ刺さりまくった1冊でした。各項目に対して強い共感と、深みを感じる文書が綴られていて、近年の、より具体的なテーマで身近な共感を狙うビジネス書とは全く異なっていた。なのに、刺さる。ハッと気づかされる、そんな体験の連続。戦略とは、価値とは、市場とは等、どの項目も非常に抽象的で、決して解決策を提示しているわけではない。しかしながら、本書はまさにその解決策を「他人に委ねるな。自信の目でいちばを見て、価値を見出し、市場とせよ」としているのである。「おいいおい、そんなのズルいだろ。」と思われるかもしれないが、それを自分で行うことの価値に気づくことこそが本書を読む価値なんだと思う。

Posted byブクログ

2024/05/03

久々にビジネス本の良書と出会った。さすが、あの楠木建さんが「処分しなかった本」というだけのことはある。 ビジネスをしているとどうしても忘れがちになるビジネスの本質をこれでもかも突きつけられる一冊。

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2024/04/20

散文的で目的地がなく、読解力が試される本だった… 難しいことを一方的に喋る上司と一晩中呑んだような疲れがある。 私はと言えば、弊部の部長が読んだと言っていたので話を合わせるために読んだのだ。 内容?得たもの?そんなもの哲学書に求めるな。 パーパスやSDGsに踊らされるな、なんて...

散文的で目的地がなく、読解力が試される本だった… 難しいことを一方的に喋る上司と一晩中呑んだような疲れがある。 私はと言えば、弊部の部長が読んだと言っていたので話を合わせるために読んだのだ。 内容?得たもの?そんなもの哲学書に求めるな。 パーパスやSDGsに踊らされるな、なんて、食い物にされまいと無駄な抵抗をしている人間に甘言を囁いて、結局別の宗教を注ぎ込む、典型的な「コンサルタント」だ。 しかし、これが本質だ、と抽象的なことをつらつら述べられると、「ふむ、これが本質なのか」と裸の王様を認めたくなるのもまた典型的な「ニンゲン」なのだ。

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2024/01/09

会社は社格という人格を持ったものであり、経営者や管理職は主観を持っていなければならない。 財務指標や経営管理など外から求められた枠組み、宿題だけこなしていてはダメ。 自分たちは何をするための存在なのか。 --- ToDo: 創業からの歩みを調べよう。

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2023/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ものすごい本です。 経営論ではなく経営者論。 重厚かつ哲学的。 何度も何度も読み返すことになると思います。 パーパスやSDGsなどの流行り言葉に踊らされる ことなく、本質を見極めて参りましょう、です。 僕は需要なページは折るクセがあるのですが 折り過ぎて本が変な形に。 それくらい大切なことが書かれています。

Posted byブクログ

2023/04/15

「経営者の眠れぬ夜のために」というサブタイトルが示すように、経営者が直面する悩みやストレスに寄り添ったアプローチをしています。ビジネスの成功に必要な知識やスキルだけでなく、経営者自身の心理的な側面にも焦点を当ている。 本書では,多くの実例を引用しながら、経営者が実践的な問題解決策...

「経営者の眠れぬ夜のために」というサブタイトルが示すように、経営者が直面する悩みやストレスに寄り添ったアプローチをしています。ビジネスの成功に必要な知識やスキルだけでなく、経営者自身の心理的な側面にも焦点を当ている。 本書では,多くの実例を引用しながら、経営者が実践的な問題解決策を見つけるための戦略を提供しています。また、ビジネスを成功させるためには、社員のやる気や意欲を引き出すことが不可欠であること、グローバル化の時代においては、国際的な競争を生き抜くためにリスク管理の重要性が高まっていることなど、ビジネスの現代的な課題にも焦点を当ている。

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2023/01/29

本質的だが抽象的で実務的ではないかも。いろいろな考え方の可能性が示唆される。 【戦略】 ・どこまでいっても、経営は不完全な情報、不確実な環境・状況の中での意思決定である。戦略も、あたかも水面のような足場の上でしか成立しない。 ・戦略を公表しているのは、戦いながら手の内を体外発表...

本質的だが抽象的で実務的ではないかも。いろいろな考え方の可能性が示唆される。 【戦略】 ・どこまでいっても、経営は不完全な情報、不確実な環境・状況の中での意思決定である。戦略も、あたかも水面のような足場の上でしか成立しない。 ・戦略を公表しているのは、戦いながら手の内を体外発表しているようなもの。 【市場】 ・市場は本来、そこに閉じこもるものではなくて、縦横に歩き回るもの、もしくは渉猟する場 【組織】 ・組織は戦略に従う ・社会的手抜き効果 ・何を意図するかによって組織の構えも変わる 【改革】 ・改革には現在に対する否定文が必要

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2022/12/31

40年近く経営コンサルをやってきた著者が、常に持ち続けていた疑問を綴った哲学書的なエッセイのような本。冒頭で「経営者が何をすべきかといった答えは本署にはない」とことわっており、確かに、これはコンサルの役目を終えた人の個人的な想いを書き連ねた本だ。 小難しいようで、結構読みやすい...

40年近く経営コンサルをやってきた著者が、常に持ち続けていた疑問を綴った哲学書的なエッセイのような本。冒頭で「経営者が何をすべきかといった答えは本署にはない」とことわっており、確かに、これはコンサルの役目を終えた人の個人的な想いを書き連ねた本だ。 小難しいようで、結構読みやすい。「SDGs」「多様性」など流行りのように使われる言葉に対して、本質的なことを理解していない人が使うのは滑稽だと言っているあたりも分かりやすい。なんとなく世間も持っているであろうモヤモヤしたものを言葉に表している。

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2022/12/18

重厚な内容の経営者論である。経営者つまりは会社とは何か?どうあるべきか?と構えを重視している本のように思う。野球で例えるならば小手先の交わすピッチングではなく、外角低めのストレートを投げ込んでいる本だ。会社すなわち経営者として一番大事な部分は何かを唱えている本である。

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