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信仰 の商品レビュー

3.8

278件のお客様レビュー

  1. 5つ

    50

  2. 4つ

    115

  3. 3つ

    80

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    3

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2024/09/21

コンビニ人間を読んで村田さんはどんな人なのかと思っていた 信仰は村田さんの思考が少しわかった気がする

Posted byブクログ

2024/09/16

鼻の穴のホワイトニング?野人化? 不思議なワールド。 自分の中の当たり前を一旦横に置いて読む。 『土脉潤起(どみゃくうるおいおこる)』 面白いと言う感想は表現としては違うかもしれないけれど、このお話が1番面白かった。 姉の選択。主人公の選択。全てに胸が寂しくなるような感覚。 ...

鼻の穴のホワイトニング?野人化? 不思議なワールド。 自分の中の当たり前を一旦横に置いて読む。 『土脉潤起(どみゃくうるおいおこる)』 面白いと言う感想は表現としては違うかもしれないけれど、このお話が1番面白かった。 姉の選択。主人公の選択。全てに胸が寂しくなるような感覚。 自分の中の当たり前は、全然横に置けてなかったな。

Posted byブクログ

2024/09/10

理解するよりも感じとる本だった。 確かに、原価よりはるかに高い値段で売られているブランド物を欲しがっている姿はカルト宗教みたく阿呆らしいが、実際手に入れるとテンションが上がる自分がいる。 原価を考えることが正解なのか、多少夢を見ることが幸せなのか、考えさせられた。

Posted byブクログ

2024/09/07

小川洋子さんと同じくくりで、今後も、私が文学として追いかける数少ない作家になっていきそう。短編どれも興味深く読んだ。

Posted byブクログ

2024/09/04

短編とエッセイ8編入り 生きること、生き続けることが全体テーマかな? 村田氏の作品には毎回考えされられ身につまされる。 「気持ちよさという罪」は私が思っていたことを文章化したようなエッセイだった。 「個性」「多様性」という他者を排除しないための言葉の排除性とか。 差別の存在を...

短編とエッセイ8編入り 生きること、生き続けることが全体テーマかな? 村田氏の作品には毎回考えされられ身につまされる。 「気持ちよさという罪」は私が思っていたことを文章化したようなエッセイだった。 「個性」「多様性」という他者を排除しないための言葉の排除性とか。 差別の存在を生み出すための言葉なのかもとも思う。実は存在していない差別とかを作り出すというか。いう人ほど差別意識があったりしてね。 信仰 生存 土脉潤起 彼らの惑星へ帰っていくこと カルチャーショック 気持ちよさという罪 書かなかった小説 最後の展覧会

Posted byブクログ

2024/08/14

 子供の時にちょうどいい個性が評価され、いきすぎた個性は異常性を感じさせ排除されるというのはとても納得できた。  SFなんだけど、現実的にも思えたり、どこか共感しちゃうところがある。

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2024/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うわぁ…なんか気持ち悪ぅ… この本を読んで一番感じたこと。 親のセックスを見ちゃった時のような居心地の悪さが、この本一冊読む間中、BGMのようにうっすらずーっと流れてる感じ。褒め言葉です。 いくつかお話が入っているなかで、個人的に一番それを感じたのは「カルチャーショック」。文化がない世界に住む主人公の少年と、文化がある世界に住む老婆の話です。 このお話がすごいのは、文化がない世界の人間目線で描かれていること。 SFものとかで、文化がない世界に我々人類が行く、みたいなお話はありそうだけど、それってあくまでも主人公と読者の目線は同じ方向じゃないですか? でもこの小説では、それが逆。 建物や食事などの文化に対して主人公が拒絶反応を示していたり、逆に文化がない世界には言語がないので「アーーーーーー」でコミュニケーションが行われていたりと、我々読書は逆カルチャーショックを受ける。 少年的には文化がある世界の人間(=老婆)がやばい、みたいな感じだけど、こちらからするとやばく見えるのはその少年なわけです。 最終的には、老婆も「アーーーーー」とか言い出しちゃって、少年は「老婆もついに自分たちの世界の『文化』に共鳴した!!」感出してるけど、絶対そうじゃないって。なんかやばいこと起きてるって。 既存の価値観をひっくり返されるとかいうときれいにまとまりすぎちゃう感じもしますが、要はそんな感じです。でも想像の15倍くらいは気持ち悪いと思う。他の話もそんな感じなので、なんか気持ち悪くなりたひ人には一度読んでみてほしいなと思います。

Posted byブクログ

2024/07/28

すごい衝撃だったけれど、今の現実からまったくかけ離れているというわけではない気がする世界だった。特に「生存」がやばかった…。 村田さんの他の作品も読んでみたい。

Posted byブクログ

2024/07/20

8編の短編集。星新一にも似たSFチックなショートショートが多めで、不思議とクセになります。特に最後の2編、「書かなかった小説」「最後の展覧会」が好きかなー。それにしてもこういう飛んだ話って、どうやって思いつくんだろう。センスだなぁ。

Posted byブクログ

2024/07/05

現実は幻覚である。初めてこの作者の本を読んだが、作者の頭の中に存在するたくさんの世界の一部を覗き見しているような気分になった。 空想の話を聞くのはすごく楽しい。私はあんまり妄想力が豊かでは無いし、何かに人生を賭けるほどハマったことがない。けれど、この小説を読んで強烈に何かにハマる...

現実は幻覚である。初めてこの作者の本を読んだが、作者の頭の中に存在するたくさんの世界の一部を覗き見しているような気分になった。 空想の話を聞くのはすごく楽しい。私はあんまり妄想力が豊かでは無いし、何かに人生を賭けるほどハマったことがない。けれど、この小説を読んで強烈に何かにハマる体験を一度でいいからしてみたいと思ってしまった。

Posted byブクログ