竜殺しのブリュンヒルド の商品レビュー
竜に育てられた少女の復讐譚。話の方向が一貫しており、まとまりの良い話であると感じた。育ての親を殺した竜殺しの実父への復讐という、ストーリーの核自体はありがちであるが、ザックスやジクルスといったサブキャラクターを生き生きと描けているからこそ退屈せずに読み通すことが出来た。安易な結末...
竜に育てられた少女の復讐譚。話の方向が一貫しており、まとまりの良い話であると感じた。育ての親を殺した竜殺しの実父への復讐という、ストーリーの核自体はありがちであるが、ザックスやジクルスといったサブキャラクターを生き生きと描けているからこそ退屈せずに読み通すことが出来た。安易な結末でなかったことも高評価である。
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神秘の島「エデン」で、少女ブリュンヒルドは島の守護竜と共に穏やかに暮らしていた。幼いころ、竜の血を浴びたことで、彼女は人間でありながら半竜となった。守護竜と愛し合う仲となるブリュンヒルド。しかしある日、ノーヴェルラント帝国の竜殺しの名門・ジークフリート家が島を襲撃し、守護竜は殺され、島も焼き払われる。竜の血をすすったブリュンヒルドはただ一人生き残り、ヨハン・ザックスという軍人に助けられる。襲撃の指揮を執っていたのは、彼女の実の父であるシギベルトだった。 守護竜との永遠王国で会おうという約束とは裏腹に、ブリュンヒルドはジギベルトへの復讐に駆られていく… 復讐劇のお話として面白いです。 ブリュンヒルドはジギベルトに復讐などせず、全てを受け入れ愛していれば、永遠王国で再び愛する人と一緒になれたはずです。でもブリュンヒルドはそれをしなかった。 東崎椎子さんはあとがきにて「わたしは勝利の物語として胸を張れます」と書いています。復讐は甘美な蜜の味、と言ったところでしょうか。 全てを受け入れて天寿を全うするブリュンヒルドでは、劇的なストーリーにならなかったはずなので。 「その一言で、わたしは明けない暗闇をいくらでも歩けると思えるのだ。」
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竜に育てられた娘さんが、育ての竜を殺され、その血筋が故なんやかんやある、というお話(?)。 人竜関係、親子関係、友人関係、うまく絡み合っており、ラノベ(?)のためおっさんには合わないかとも思われましたが、楽しくサクッと読めました。
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2025/1/29 読了 竜に育てられた少女のお話し。 読点「、」で、次の行にいったり、感想の一言一言を一行ずつで表現する箇所もあり、「詩」を読んでいる感じになりました。 お話しとしては、「浅め」な感じでした。
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竜に育てられた少女ブリュンビルド。父と慕う最愛の竜は竜殺しである実父の手で殺された。復讐に燃えるブリュンビルドの胸に去来するのは「他人を憎んではならないよ」という正しさと赦しを望んだ竜の教え。前に読んだ『少女星間漂流記』があまり私には合わなかったのでどーかなぁと心配で読むのを躊躇してたけどこれは面白かった。なんだかとても切ない物語で最後までどんな結末になるのか想像が出来なかった。シリーズ物だけどこのまま続いてる訳ではないみたいですね。世界観は好きなので続編を見かけたら多分買うかな。
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ダークなおとぎ話といった感じ。 展開は予想できるし、ありきたりと言えばありきたりな内容だったけど、イラストの雰囲気と文体の調子がとてもあっていていい本でした。
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第28回電撃小説大賞銀賞作品。 タイトルとイラストに惹かれ一気読み。 登場人物たちの不器用なまっすぐさと、愚かなほどの善人さと、折れることのない執念に引っ張られて読了。 復讐の中で確かに通じたものはあったのかもしれないけれど、それすらもきっと、なにもかも手遅れだったのだ。 終幕...
第28回電撃小説大賞銀賞作品。 タイトルとイラストに惹かれ一気読み。 登場人物たちの不器用なまっすぐさと、愚かなほどの善人さと、折れることのない執念に引っ張られて読了。 復讐の中で確かに通じたものはあったのかもしれないけれど、それすらもきっと、なにもかも手遅れだったのだ。 終幕がどんなに暗くとも、先が見えなくても、黒に塗りつぶされていたとしても、確かにこれは、どうしようもなく愛と正義の物語でした。
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なんとなく転生モノでもない、純粋なファンタジーを読みたくなって、タイトルと表紙と電撃文庫という組み合わせでなんかそんな感じがした本作をジャケ買い。 結果的にとてもファンタジーだった。満足。しかもだいぶ不幸気味。 ヨコオタロウや縹けいか作品ほど残酷で絶望というほどではなかったが。 強くて切ない主人公。 コミックだと明るいものを読みたい昨今だが、小説だとそうでもない。なぜかは自分にもよくわからない。 しかし一番の疑問点は、本屋で見かけたときはシリーズで、二冊目があったはずということ。 途中から「あれ、この展開どう考えても…」となり、読み終えた今でも「なぜ二冊目がありうるんだ?」ってなってる。変わった方向からネタバレを食らってしまった。 結局アレですね、人は愚か、と。
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タイトルと表紙を見て読んでみようと思った本。この物語、結構ツラい。でも、そう感じられるのは読み手が自然と感情移入できるストーリーになっているからだと思う。登場人物たちに立ちふさがる残酷なまでの現実的展開、ご都合主義に感じられないストーリーに胸が苦しくなって……最後のページを捲ると...
タイトルと表紙を見て読んでみようと思った本。この物語、結構ツラい。でも、そう感じられるのは読み手が自然と感情移入できるストーリーになっているからだと思う。登場人物たちに立ちふさがる残酷なまでの現実的展開、ご都合主義に感じられないストーリーに胸が苦しくなって……最後のページを捲るときには切ない気持ちになってきます。 ライトノベルとしては珍しく1巻でキリよくまとまっているので、ライトノベル初心者にもおすすめできる一冊です。
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