ゆっくり学ぶ 人生が変わる知の作り方 の商品レビュー
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成功のためではない学びがある 知的生産の技術 外国語を学ぶと論理的な思考力が身につく 発音の細かいところをきちんと覚えるのは、ある程度勉強が進み少しは読めるようになってからでもいい 外国語の本を読むときは完全主義にならない 受験のための勉強であっても知らないことを知るのは喜びである。 レベルを高く設定すると、学ぶことごつらくなる。 たとえ途中で学ぶのをやめても、必ず残るものがある。、
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何かを得るために学ぶ 学ぶこと自体を楽しむ 前者は、効率性、最短距離での習得を考えるが 後者は、今を生きる楽しみ、幸福を生み出す 何かを学びたい、やりたい、と思うことがある。 時に始めてみて、挫折して、中断することもあるかもしれないが、それによって、何も得られないということは...
何かを得るために学ぶ 学ぶこと自体を楽しむ 前者は、効率性、最短距離での習得を考えるが 後者は、今を生きる楽しみ、幸福を生み出す 何かを学びたい、やりたい、と思うことがある。 時に始めてみて、挫折して、中断することもあるかもしれないが、それによって、何も得られないということはない。 その経験はいつしか自分のひとつの旅(エピソード)として、人生の知恵や人との会話ネタに繋がるだろうから、「無駄」「意味がなかった」となることはないだろう。 結局、学ぶこと自体を楽しもうとして、何も得られない、ということはないのだから 成功のためや、効率のことを考えると、 それをしようと臆してしまうことも、 自身の興味・関心、知的好奇心を大切にし、まずは行動してみることはとても大切だ。
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https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-420-31095-6
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古代ギリシアの哲学者の箴言から、日本の哲学者・仏教者・思想家まで本当によく学ばれている岸見さん。大きな挫折に遭いながらも複数の語学や哲学など、様々な学びを行ったきた体験からの「勉強の本質とコツ」。とてもわかりやすくて、高校生などの若い人に読んでほしい。
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図書館で偶然に手に取った本。必要に迫られた学びもあるが、なんとなく読む本もとても魅力的。「するべきことではなく、したいことだけをして生きていこう」というフレーズが印象的だった。
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・ この無理ゲー社会を勝ち抜くための学びではなく、ただ学ぶことをよろこんだり、楽しめばいいよという提言。 岸見先生は哲学者なので、「そうだよね、そうだよね、そうは言ってもこの日本ではね…」というジレンマはありすよね、正直。 弊息子(中2)の様子を見ていても、興味と受験勉強がケ...
・ この無理ゲー社会を勝ち抜くための学びではなく、ただ学ぶことをよろこんだり、楽しめばいいよという提言。 岸見先生は哲学者なので、「そうだよね、そうだよね、そうは言ってもこの日本ではね…」というジレンマはありすよね、正直。 弊息子(中2)の様子を見ていても、興味と受験勉強がケンカしていて、かわいそう。 本来、学びが大好きなコなんだけどな。 受験勉強さえすれば、何とかなる時代ではないけれど、カースト制度があるわけでもなく、ある意味恵まれていると言えば恵まれているんですけどね。 豊かに生きるための考え方を、岸見先生特有の優しいまなざし、リカレント教育に通じるものが有りました。 アドラー心理学について書かれた名著”嫌われる勇気”を読んでからのほうが、理解が深いと思いますよ!
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哲学的な話が多かったと思う。 「大事なことは学ぶ過程です。 何かを達成するためにたげ学んでいる人にとっては、 「今」という時間が将来それを達成するための準備期間になってしまいますが、今学んでいる時間そのものが何かを達成しなくてもリハーサルではなく本番だと思えれば、学ぶことは苦しいことばかりとは思わなくなるでしょう。(p.117)」 ここにこの本の全てがつまっていると思う。 前半は読んでて面白かったけど、本の面白さについてはすでに別の本で読んだことがあったし外国語に関してもなんかパッとしなかった。 要所要所で矛盾してるのでは?という箇所もあったため、読む気もなくなってしまった。 後半はほぼ読んでない 哲学に慣れてないから、というのもあるかもしれない。 なんか残念、という印象である
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引用 「何か直近の目標がなくても学ぶことができることを見てきました。受験勉強や外国語の知識を身に付けるときのように厳しいトレーニングをしなければならないことはありまふ。しかし、それでも知らないことを知ることは喜びに感じられるはずです。もしよそのように感じられないのであれば、知らな...
引用 「何か直近の目標がなくても学ぶことができることを見てきました。受験勉強や外国語の知識を身に付けるときのように厳しいトレーニングをしなければならないことはありまふ。しかし、それでも知らないことを知ることは喜びに感じられるはずです。もしよそのように感じられないのであれば、知らないことを知る、学ぶことの喜びに目を伏せ、何か未来にある目標を達成するために今を犠牲にしているからです、そのような目標を立てず、他者と競争することもなく、学ぶ日を重ねるといつの間にかずいぶんと遠くまできたことに気づくでしょう。その時、人生の原稿がかなりの厚みになってくるに違いありません。」 学ぶということは、成功に近づくために必要なことである思いがちである。実際、余裕がないときは今の自分に必要なことしか学ぼうとしない自分がいた。それでは、学ぶこと自体が辛いものになってしまう。目的もなく学び、知ったことが、自分をつくっていく。効率化を求めてしまう昨今。ゆっくりと学びそのものを楽しんでいけたらいあなぁと、今の自分を考え直すきっかけになった一冊。
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学びについて考察した教養本。博学の人が知者とは限らない。 どれだけ多くの知識を身につけるかではなく、人間が人間らしく生きるために、苦境にある時にはどう考え、振る舞えばいいかを正しく判断できるような知、知識というより知恵こそが本当の意味での教養という。 学びは永続的なものであり、競...
学びについて考察した教養本。博学の人が知者とは限らない。 どれだけ多くの知識を身につけるかではなく、人間が人間らしく生きるために、苦境にある時にはどう考え、振る舞えばいいかを正しく判断できるような知、知識というより知恵こそが本当の意味での教養という。 学びは永続的なものであり、競争のためではない。マイペースでゆっくり学ぶことが重要である。 読んでみて納得することが多かった。いかに多くの情報や知識を詰め込み吸収するかを指南する教養本が多いけれど、教養とはそういうものではなく、継続的な学びから身についた知恵こそが教養という。色々な教養本を読んできたが、この本の著者の考える教養が自分には合っているように思う。
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学ぶとはどういうことか、が深く考察されている。 競争のため、役立つから、成功したいから、と学ぶのでは無く、その思考過程を楽しみながら、ゆっくりと学ぶ、考える力をつけ、自分でいろいろと試行錯誤する楽しさこそ。
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