よろずを引くもの の商品レビュー
登場人物の人となりが温かみがあってシリーズ化してほしい作品。 下町人情話は親しみが持ててとても好ましい。
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読切シリーズらしい。このシリーズは初読みだが人情深くてユーモアもあって面白い。 某人気作者の影がちらつき、コラボ?或いはオマージュにも思えてしまう。妄想気味?の自分だ。
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元芸者で女優のお蔦さんと同居する孫の望。神楽坂で起こるちょっとした事件や揉め事を解決するプチミステリー。短編7話で1話めの「よろずを引く」とは万引きのことだったのか。お蔦さんの芸者時代の置屋のお母さんに頼まれて若い頃逃げ出した芸姑を探しだす「山椒母さん」、神楽坂近辺の地域猫が見か...
元芸者で女優のお蔦さんと同居する孫の望。神楽坂で起こるちょっとした事件や揉め事を解決するプチミステリー。短編7話で1話めの「よろずを引く」とは万引きのことだったのか。お蔦さんの芸者時代の置屋のお母さんに頼まれて若い頃逃げ出した芸姑を探しだす「山椒母さん」、神楽坂近辺の地域猫が見かけなくなり、望たちが探す「孤高の猫」が良かった。どの話も人情味溢れ粋なお蔦さん、望たち高校生の行動力と仲の良さに温もりを感じた。ただ、お蔦さんのイラストが怖すぎる。
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やらかしたこれ四巻でした。④とか書いておいてくれると助かるんですけどね。 まあそんな事いいんです。面白かったので。 祖母を探偵役に据えて贈る日常の謎は人情とドラマが満載だ。 本作の中でベストは「孤高の猫」。これは泣いてしまう。 現代人が忘れがちな義理と人情が詰まった短編集である。
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7話からなる。 飯田橋から、神楽坂をよく歩いた事もあった。 ちょっと横道を行くと、一見さんお断りのような店も…… そんな事思い出しながら、本を読み始めた。 万引きの話から始まる。 万引きも常習になると、病気なのだ。 先日、水原一平通訳の賭博も 常習的で、病気なのだと、……考えな...
7話からなる。 飯田橋から、神楽坂をよく歩いた事もあった。 ちょっと横道を行くと、一見さんお断りのような店も…… そんな事思い出しながら、本を読み始めた。 万引きの話から始まる。 万引きも常習になると、病気なのだ。 先日、水原一平通訳の賭博も 常習的で、病気なのだと、……考えながら、若い内に完治して欲しい。 万里江は、万引きで、ケガをさせたのだから、これは、傷害にも当たるのだから。 読んでいて、山椒母さんや孤高の猫は、面白かった。 でも、ヨシボンという呼び方、関西では、可愛い男の子を『ボン』や『ボンボン』と言っていた。 我が母の親戚の伯母さんは、成人していても息子のことを『ワカボン』と呼んでいた。 その伯母さんは、いつもお手伝い2人を連れて財布無しで買い物していた人だから、いつまでも、息子は、⚪⚪ボンと呼ばれていた。 だから、ヨシボンも、可愛がられた人なのだろう。 料理の出来る高校生の滝本望は、料理の上手の設定。 でも、料理は、短時間出来る訳でない。 珍しい料理が、本で登場して、読者を楽しませてくれるが、食材から下ごしらえが必要な物が多い。 小説ならでは、出来る話であると思いながら、本を閉じた。
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お気に入りのシリーズ。美味しそうな食べ物と魅力的な登場人物たち。今回は特におばあちゃん三人組の話が面白かった。なんかちょっとだけ物足りない気がしたので久々に長編か連作短編が読みたくなってきた。
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お蔦さん、望、洋平…、神楽坂のご近所さんたちは健在で、今日も町内の騒動に巻き込まれ…。 「お蔦さん」シリーズの四作目。 四作目ともなると、登場人物のキャラが定まり、 安心して読み進めていける。 相変わらず、カッコいいお蔦さん、 お蔦さんと暮らす、孫の望、望の親友の洋平、 飄...
お蔦さん、望、洋平…、神楽坂のご近所さんたちは健在で、今日も町内の騒動に巻き込まれ…。 「お蔦さん」シリーズの四作目。 四作目ともなると、登場人物のキャラが定まり、 安心して読み進めていける。 相変わらず、カッコいいお蔦さん、 お蔦さんと暮らす、孫の望、望の親友の洋平、 飄々とした叔父の奉介などが健在で、 静かなようで、こまごまとしたことが次々に起きる、 庶民の日常生活に触れると、ああ、みんな、変わらず生活しているんだと、 妙に、ホッとしてしまう。 神楽坂という、独特の雰囲気を持つ地域だからこそなのか、 ご近所さんとの付き合いや、 お蔦さんの暮らし方、生き方が投影される毎日は、 昭和の香り満載で、その世界に、すっと入っていける。 この街角に立っても、きっと、誰からも拒まれないんだろうなと、 温かさが嬉しい。 こうしたご町内の物語は、事件が起きても、 心が凍るような悪意を突き付けられることは決してなく、 重いミステリーを読んだ後に、必ず、挟みたくなる。 今回も、万引きや、野良猫探し、育児放棄など、 それだけ聞けば重そうだが、さらぁっと、描かれ、さらぁっと収まり、 でも、少々、さらぁっとし過ぎかなと、ほんの小さな不満も感じた。
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タイトルの意味を知り物語と引掛けで関心しました。その他、長毛種の野良猫も話題に人の気持を薄々感じる描写がいいなあ。
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相変わらず高校生の望くんの作る料理は旨そうだ。参考にしよっと。ちょっとほんわか、ジワジワする7つの短編。深刻になる一歩手前で終わっているのもある。まあ、軽いかも。
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連作短編7篇 日常の中で起こるちょっとした謎。お蔦さんが観察力鋭い目でズバッと真相を見抜く。そして人情味のある配慮が心憎い。望の作り料理も美味しそう。
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