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孤剣の涯て の商品レビュー

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15件のお客様レビュー

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2024/09/06

帯に短し襷に長し…。

2024年9月読了。

本書が本屋大賞(時代小説部門)受賞作と聞き、ふと手にした。著者は『宇喜多の…』シリーズで知っていたのだが、本当にコレで受賞したのかと首を傾げるレベルで、非常に残念な出来だった。

以下、マズいと思った点を挙げると…、
この作品...

2024年9月読了。

本書が本屋大賞(時代小説部門)受賞作と聞き、ふと手にした。著者は『宇喜多の…』シリーズで知っていたのだが、本当にコレで受賞したのかと首を傾げるレベルで、非常に残念な出来だった。

以下、マズいと思った点を挙げると…、
この作品の褒め言葉で「どんでん返しのミステリー」とか「山田風太郎ばりの…」等の惹句が書かれているが、そういう要素はほぼ無い。
「犯人探し」と言っても、宮本武蔵が行き当たりばったりに犯人を探して、右往左往するだけ。トリックもアッと言わせる意外な要素も無し。
それから《山田風太郎ばりの…》と言うには、『呪いの仕組み』の辺りの設定がチャチ過ぎる。又それを、作中で著者自身が「呪とは、所詮は人間自身が惹き起こすものであって、呪い単独では成立しない」と文中で書いている為、元も子も無い結果に。多くの人々を惑わせる本作の『妖刀村正』も、特に力の無い刀で面白味が無かった。
そして、宮本武蔵が心身ともに「軽過ぎる」と云うか、直ぐに騙されたり手傷を負ったりと、わざわざ彼を主役に持ってくる意義を感じなかった。武蔵を主人公とした小説は沢山有るが、こんなに「普通の剣術使い」で面白味の無い主人公も珍しい。
それと、大阪の陣の描写が、武将レベルの動きと、足軽以下の下々の醜悪な殺し合いの書き分けの構成がゴチャゴチャで、読んでいて不快なことこの上無かった。
以上、悪口ばかり書いたが、実力のある著者への期待度の高さ故と思っていて頂きたい。

ここ数年「今で散々書かれてきて、もう書く事無いだろ」とまで言われた《戦国時代》を舞台にした作品でも『黒牢城』『塞王の盾』『八本目の槍』『チャンバラ』等の優れた小説が席巻している。本作ぐらいのレベルでは太刀打ち出来ないモノがどんどん出版されている。著者の今後の御健闘を祈る。

それにしてもつくづく思うのは、この時代の《戦国武将》って、家族筋、親族筋、公家衆、寺社関係、家来衆,、の他領土拡大に伴って関係してくる敵・味方、その上下剋上で成り上がって来る奴まで考えると、一人の武将がその全ての顔と名前と因果因縁まで、憶え切れてたのかな?って、ちょっと気の毒に成るね…。現代の政治家より過酷なんじゃないw。

左衛門佐

2025/03/24

紙が厚く2ページ捲ったかたと何度も確認。相変わらず汚い描写が続く。関西の話に偏りすぎでは。「宇喜多の捨て嫁」で抱いた作者への期待は何だったのか。1から10まで、凶々しいだけの連続で、最後まで読んだがその必要はなっかたかな。

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2024/09/22

大阪の陣を経て徳川の世が確定、剣豪などという人種は不要のものとなった時代。それでも剣の道を極めようとする宮本武蔵だが、天賦の才に恵まれた後継者が、不可解な事件に巻き込まれて殺される。その裏には、豊臣と徳川の最後の対立があり、武蔵もこれに巻き込まれていく。SF時代小説として十分面白...

大阪の陣を経て徳川の世が確定、剣豪などという人種は不要のものとなった時代。それでも剣の道を極めようとする宮本武蔵だが、天賦の才に恵まれた後継者が、不可解な事件に巻き込まれて殺される。その裏には、豊臣と徳川の最後の対立があり、武蔵もこれに巻き込まれていく。SF時代小説として十分面白いし、登場人物の意図が生々しく伝わる描写で引き込まれる。

Posted byブクログ

2023/11/19

徳川と豊臣との戦いの中、家康に対する呪詛の生首が見つかる。思想家、芸術家として残り、ほぼ一代限りの名人にはいつも暗い影が付き纏う。自らの剣の後継者と望んだ佐野久遠を殺された武蔵は呪詛者を追う。実在の人物を交えて、オカルト的な展開をすると、読者の好みは真っ二つに分かれる。

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2023/02/26

晩年の宮本武蔵を描いた歴史ミステリー 技と心が極みに昇り詰めた剣士の見た風景、戦国から江戸へ変遷する時代を武蔵の目で追っている 勢いで読めますが、歴史小説というにはややトリッキーでな演出で、歴史の裏側の世界という感じです

Posted byブクログ

2023/02/03

宮本武蔵が最愛の弟子を殺され、その真相をさぐり復讐するべく大坂冬の陣に間諜として潜り込む。 なんだろう。視点が結構変わるのでちょっと読みづらく感じました。時代小説の体ではあるものの根底にあるのは「家康を呪った呪詛者は誰なのか?」といった謎があるミステリ。それなりにどんでん返しは...

宮本武蔵が最愛の弟子を殺され、その真相をさぐり復讐するべく大坂冬の陣に間諜として潜り込む。 なんだろう。視点が結構変わるのでちょっと読みづらく感じました。時代小説の体ではあるものの根底にあるのは「家康を呪った呪詛者は誰なのか?」といった謎があるミステリ。それなりにどんでん返しはあるものの、話のポイントがいまいちわかりづらいように思えて盛り上がりに欠ける印象。あくまで個人的にですが。武蔵の弟子に対しての心情みたいなものは早い段階でもうそんなに語られず物語を展開させる便利なキャラクターとして動かされてるように感じてしまったもので。

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2022/12/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大坂夏の陣と冬の陣を背景に、徳川家康を呪う五霊鬼の呪いが発動。首謀者を妖刀村正で斬ることで呪いが解けるというホラーの世界。そこに宮本武蔵と坂崎直盛こと鬼左京がお互いに競い合う形で探偵業。愛弟子を殺された復讐やかって愛した人に似た千姫を助けるべく奮闘する鬼左京とエンタメ要素満載の時代劇。史実と空想がごちゃ混ぜになって、それなりに筋は通っていて面白かったです。

Posted byブクログ

2022/12/24

家康を呪う五霊鬼という呪詛。それをかけられた者は2年以内に死ぬという。呪いに用いた妖刀村正をもつ者を探し、阻止するよう依頼された武蔵。弟子の久遠を殺された仇討ちとして受け、三木乃助と共に大阪城へ。当初豊臣側の仕業かと思いきや、徳川方の陰謀と疑いはじめる。首謀者と思われる人物が現れ...

家康を呪う五霊鬼という呪詛。それをかけられた者は2年以内に死ぬという。呪いに用いた妖刀村正をもつ者を探し、阻止するよう依頼された武蔵。弟子の久遠を殺された仇討ちとして受け、三木乃助と共に大阪城へ。当初豊臣側の仕業かと思いきや、徳川方の陰謀と疑いはじめる。首謀者と思われる人物が現れたかと思うと二転三転と進み、徳川勢の攻撃も始まる。真田、柳生、そして家康と名だたる人物も登場、宇喜多の名も。怒涛の展開では武蔵の凄まじさに圧巻。 369冊目読了。

Posted byブクログ

2022/10/31

宮本武蔵が家康が豊臣家を滅する大阪の陣を背景に家康を呪う五霊鬼たる儀式で弟子の佐野久遠が討たれた仇を取るあらすじ。。 良く解らんストーリー展開で最後は斜め読みでイマイチの内容だった。

Posted byブクログ

2022/09/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かような武蔵が生まれましたか。剣術の達者なるは、これまでの武蔵像と違わず。されど、思慮分別においてはいささか、いや、かなり頼りない。三木之助(ホントは隼人)にせよ、千姫にせよ、若輩ながらに武蔵よりよほど思慮深い。よくもまあ、あんなんで戦乱の世に六十有余の決闘を制し、生き延びてきたもんである。その果てに、道場主となったのはいいが、指導者としての資質を欠いて弟子が定着しない。借金がかさみ、その返済の肩代わりで免許皆伝の叩き売り寸前などとは無様だ。ミステリー仕立てながら内輪揉めって感じで、決着にせよ物足りない。

Posted byブクログ