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ジョブ型vsメンバーシップ型 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2025/11/10

HRM研究会が主催したシンポジウムの内容をまとめたもので、多様な立場から日本の雇用を論じており、とても刺激的だった。 印象的だったのは、ジョブ型とメンバーシップ型の中間に位置づけられる「ロール型雇用」。 個人が担う役割(ロール)を基準に処遇を決めるという考え方で、外部人材の採用...

HRM研究会が主催したシンポジウムの内容をまとめたもので、多様な立場から日本の雇用を論じており、とても刺激的だった。 印象的だったのは、ジョブ型とメンバーシップ型の中間に位置づけられる「ロール型雇用」。 個人が担う役割(ロール)を基準に処遇を決めるという考え方で、外部人材の採用を容易にするとされている。その一方で、人事によってロールが変更されるジョブローテーション制度の扱いが不明確であるため、メンバーシップ型同様本人が最も専門性を発揮できる領域と異なるロールになるというリスクがある可能性も否定できないと感じた。 また、公務員の登壇者が「ジョブ型の導入は、人事部からラインマネージャーへの人事権の簒奪だ」と語った場面が印象に残った。 著者はこの指摘を新鮮な視点として肯定的に紹介していたが、私はむしろ逆に、これまで人事部が人事権を独占してきた構造こそが問題だと感じた。ジョブ型への移行は、現場のマネージャーが主体的に人材を選べるようになるという意味で、中央集権的な人事から現場主導への転換——いわば“大政奉還”的な変化なのではないかと思う。 全体として、労働者視点の議論が賃金やワークライフバランスに偏り、やりがいやキャリア形成に踏み込んでいなかったのは少し残念。 今後の議論では、専門性を軸にしたキャリアの自律性にも焦点が当たってほしいと感

Posted byブクログ

2025/02/14

 声高に「働き方改革」、「ジョブ型」と主張している人にぜひ読んでほしい。雇用・労働の部分的な問題を捉えての主張があまりにも多すぎる。勉強になりました。

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2024/12/16

本書は、2021年9月に慶応大学で行われた「ジョブ型vsメンバーシップ型-日本的雇用制度の未来」というシンポジウムをベースに、登壇者に改めて原稿執筆をしてもらったものを整理したモノデアル。 論題について、労働経済学の視点、法律的な視点、コンサルタントからの視点、人事管理からの視点...

本書は、2021年9月に慶応大学で行われた「ジョブ型vsメンバーシップ型-日本的雇用制度の未来」というシンポジウムをベースに、登壇者に改めて原稿執筆をしてもらったものを整理したモノデアル。 論題について、労働経済学の視点、法律的な視点、コンサルタントからの視点、人事管理からの視点など、多様な視点から論じられている。 惜しいのは、多様な視点から論じられてはいるのだが、それが交わることがない点である。シンポジウムの当日は、色々な視点からの議論も行われたのかもしれないが、この書籍では、それぞれの視点から、専門家が「解説する」という感じになっており、論点が深まってはいない。それは、「シンポジウムを書籍にする」という形式の限界なのだろうと思う。

Posted byブクログ

2023/10/19

巷で言われる、「ジョブ型」vs「メンバーシップ型」について複数の有識者がそれぞれの立場で、ある種自由に論じているものをまとめた本。 どちらがいい悪いという話ではなく、多様な側面から見た特性などについて包括的に知ることができる。

Posted byブクログ

2022/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

20220604-0614 日経の書評欄を見て購入。慶応大学HRM研究会による編著。シンポジウムが元。一律にジョブ型礼賛、というわけではみたいだが‥。労働経済学は大学でちょっとかじった程度だが、今の仕事上の関心から読み始めた。小池和男先生とか懐かしいww 公務員の人事制度上、ジョブ型の導入は難しいか。官民とも、転勤を伴う無限定メンバーシップ型正社員制度は限界かも(14日付け日経本誌でも触れていたが)。

Posted byブクログ