彼女たちの場合は(上) の商品レビュー
14歳の礼那と17歳の逸佳、従姉妹である2人がアメリカを旅する話。 クレジットカードさえあれば信用されるというのがアメリカらしい。 年齢を偽っていても、パスポートがあるにしても、未成年とバレずにホテルに泊めてもらえるんだなーと思いました。 同じ国内を旅するにしてもアメリカと日本で...
14歳の礼那と17歳の逸佳、従姉妹である2人がアメリカを旅する話。 クレジットカードさえあれば信用されるというのがアメリカらしい。 年齢を偽っていても、パスポートがあるにしても、未成年とバレずにホテルに泊めてもらえるんだなーと思いました。 同じ国内を旅するにしてもアメリカと日本では規模がやっぱり違うなと感じました。
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礼那と逸佳は14歳と17歳の従姉妹同士。 2人はアメリカに住んでいる。 ある時ルールを決めて2人で旅に出た。 親たちは怒りやがてクレジットカードを止められた。 しかし彼女たちはヒッチハイクやバイトをして旅を続ける。 なんで旅をしているのかはわからない。 わからないけどその先で出...
礼那と逸佳は14歳と17歳の従姉妹同士。 2人はアメリカに住んでいる。 ある時ルールを決めて2人で旅に出た。 親たちは怒りやがてクレジットカードを止められた。 しかし彼女たちはヒッチハイクやバイトをして旅を続ける。 なんで旅をしているのかはわからない。 わからないけどその先で出会う人、もの、はきっと素敵なんだろうなと思った。出会わない方がいいものもこともあるにはあるみたいだけど…。 自分の置かれている状態を無視して今いる世界を飛び出す勇気はわたしにはないからちょっと羨ましかった。 2人の旅がどうなるのか下巻で明らかになるといいな。
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昔の作品かと思いきや、ワンダイレクションが出てきたりLINEが出てきたりと割と最近の(とは言っても十年ほどは前)話なのね。 江國作品の中ではより現実的ではあるものの、私にとってはやはり絵の中に描いた女の子のお話。 私もどこか白鳥の気品を漂わせるような、残り香を漂わせるような、江...
昔の作品かと思いきや、ワンダイレクションが出てきたりLINEが出てきたりと割と最近の(とは言っても十年ほどは前)話なのね。 江國作品の中ではより現実的ではあるものの、私にとってはやはり絵の中に描いた女の子のお話。 私もどこか白鳥の気品を漂わせるような、残り香を漂わせるような、江國作品に出てくる女の子になりたいな。
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アメリカ ニューヨークの郊外から、親に無断で旅に出た従姉妹の物語 江國香織さん初のロードノベル 詳細な感想は下巻まで読んでからまとめて
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一緒にアメリカを旅してる気分になる。 少しヒヤヒヤする場面もあるけど大半は旅が意外といい感じに進んで14歳と17歳ということを忘れそうになる。
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理生那と譲以外の誰にも共感できないけど面白い。 面白がれるのはフィクションだと分かっているからで、これがもし自分の子どもだったらと想像するのも辛い。 自分の妻と姪と義兄と警察を責めてばかりで、自分からは娘や姪に何の連絡もせず被害者ポジションでいる潤には最もイライラさせられた。 潤の態度を見ていると、礼那と逸佳の旅をさらに応援したくなってしまう。 旅に出た二人よりも残された家族がどうなるのか気になりながら下巻へ。 家出ではないと書き置きしているけど居場所を隠している時点で家出だよなと個人的には思う。
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久しぶりの江國作品。 ニューヨークの郊外に住むいとこ同士の礼那(14)と逸佳(17)が、二人きりで“アメリカを見る"旅に出る。 2人のそれぞれの両親の反応が面白い。 逸佳の両親は自分達が過去にも同じように旅したことを思い出し、二人の旅を応援する。 礼那の両親は心配が先に...
久しぶりの江國作品。 ニューヨークの郊外に住むいとこ同士の礼那(14)と逸佳(17)が、二人きりで“アメリカを見る"旅に出る。 2人のそれぞれの両親の反応が面白い。 逸佳の両親は自分達が過去にも同じように旅したことを思い出し、二人の旅を応援する。 礼那の両親は心配が先に立つが、母は時間と共に受け入れるのだが父は頑なに反対し、何とか止めさせようとする。 途中ハプニングもありながら、割と順調に旅は進む。 クレカを止められた二人は働いて資金を貯めながら旅を続けようとするのだが、これからどうなるのか。 下巻も期待。
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※このレビューにはネタバレを含みます
2人の勇気と旅の現実と臨場感が爽やかに伝わります、、、!アメリカという地への理解も深まりましたが、雲行きの怪しい最後だったので下巻でどのように展開されていくのか気になります、とにかく2人が安全に旅を楽しめますように、、、!
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m.cafeさんのレビューを読んで、それに惹かれて買ってみた。アメリカを旅するというのにそそられました。 家には『これは家出ではないので心配しないでね。電話もするし、手紙も書きます。旅が終わったら帰ります』という書置きを残して、従姉妹二人で“アメリカを見る”旅にでた礼那(14歳...
m.cafeさんのレビューを読んで、それに惹かれて買ってみた。アメリカを旅するというのにそそられました。 家には『これは家出ではないので心配しないでね。電話もするし、手紙も書きます。旅が終わったら帰ります』という書置きを残して、従姉妹二人で“アメリカを見る”旅にでた礼那(14歳)と逸佳(17歳)。 長距離バスと鉄道とヒッチハイクで、まずはニューヨークからボストン、ポートランド、マンチェスター。 細かなアメリカの地理が頭に入っていないので、Google Mapで探しながら読んだけど、一度メイン州に行ってからニューハンプシャー州に戻ったわけね。 海辺で遊んだり、買い物したり、観光したり、どうってことないことばかりだけれど、それが彼女らにとっては“すごいこと”なのかと微笑ましく読んだ。 だけども、逸佳にとっては“ノー(いやだ)”ばかりの人生で“見る”ことだけが唯一“イエス”だった、という説明はあったけど、彼女らが何を見たいのか、何に突き動かされて旅に出たのか、いまいち分からないため、話が進むに連れてちょっとモヤッと。 親からもらったクレジットカードでホテルに泊まり買い物をするのもなんだかなという気がするし、ヒッチハイクで危ない目にもあっても致命的なことには至らず、出会う人たちはおしなべて良い人で、その緩さにもう少し緊張感が欲しいとも思う。 再びボストンからシカゴに向かう予定が、途中のクリーヴランドで交通事故に遭ったおばあちゃんを助けて足止めを喰らい、そこに逸佳の父がカードを止めてしまったために、食い扶持稼ぐために行き先がナッシュヴィルに変更となった。下巻では物語はどう転んでいくのだろうか。 礼那と逸佳のそれぞれの両親の反応の違いが興味深く、その中でとりわけ礼那の母の変化が気になる。
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いつのまにか彼女たちと一緒に旅している自分がいました。 旅の日常と彼女たちの心の声がリアルで心地良い。 難しいことは考えずに旅気分でのんびり読める一冊。
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