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スタッフロール の商品レビュー

3.7

61件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

    27

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2026/01/16

杉江・マライ直木本から。ざっくり言って、前半が少ししんどくて、淡々と進む展開ももどかしく、なかなか読み進められんかった。それも後半の盛り上がりに向けての準備だったと、読後の今なら分かるんだけど、じゃあその前半の、モヤモヤをぶっ飛ばすくらい、後半が圧倒的なのかというとそこまでではな...

杉江・マライ直木本から。ざっくり言って、前半が少ししんどくて、淡々と進む展開ももどかしく、なかなか読み進められんかった。それも後半の盛り上がりに向けての準備だったと、読後の今なら分かるんだけど、じゃあその前半の、モヤモヤをぶっ飛ばすくらい、後半が圧倒的なのかというとそこまでではなく…。もう少し短かったら楽しめたのかな、と思えてしまった。

Posted byブクログ

2025/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画の特撮から3D CGアニメーションに携わる女性たちが中心の物語。特殊造形士も、CGアニメーターも、イメージを形にする、非現実的なものを形にする、という共通点があり、自分にはない才能なので、感嘆するばかり。スター・ウォーズ、バック・トゥ・ザ・フューチャー、スリラーが登場する場面、そしてピクサーが特殊撮影を一気に上書きしていく場面は、その時代をリアルで過ごしてきたので、興味深く読んだ。 さらに面白かったのは、3D アニメーターにはモデリング!関節や筋肉を作るリギング、演技をつけるアニメーション、最後にシミュレーションを経て、レンダリングが行われるということ。それぞれに違う才能が求められるようで、単なるコンピュータのオペレーターではない、技術と芸術性が求められる世界だと知ることができた。 第一部の主人公は特殊造形士、メイキャップ・アーチストのマチルダ。舞台は1960年代から1986年のニューヨークからロサンゼルス。幼い頃に、ハリウッドで働く叔父に見せられた影絵の黒い犬を、見える形にしたいというマチルダ、次第に映画の世界に魅せられていく。大学を途中退学して、特殊造形士のヴェンゴスの下でキャリアを始める。女性が働くことが難しい時代、映画業界も例外ではなく、それでも努力して力をつけるも、なかなか表立って評価されず。最後に「レジェンド・オブ・ストレンジャー」という作品で、ついに黒いモンスター「X」を創り出したマチルダだったが、CGの台頭に絶望して、表舞台から姿を消してしまう。 第二部はアニメーターのヴィヴィアンの物語、2017年のロンドン。伝説的な作品となったマチルダの「X」をCGリメイクする物語。第一部のマチルダ、周りの人たちも登場する。最後は、何か慌ただしくバタバタした感じになり、やや疑問な感じ。

Posted byブクログ

2025/04/10

図書館にて借りる、第586弾。 (京都市図書館にて借りる、第51弾。) 深緑野分さんの作品はどれも海外小説を読んでいる気分になる。 本作も海外を舞台にしたお話。 テーマが映画の造形師のお話だったから最後まで読んだが、映画にまつわるテーマでなければ、途中で読むのをやめていたかも...

図書館にて借りる、第586弾。 (京都市図書館にて借りる、第51弾。) 深緑野分さんの作品はどれも海外小説を読んでいる気分になる。 本作も海外を舞台にしたお話。 テーマが映画の造形師のお話だったから最後まで読んだが、映画にまつわるテーマでなければ、途中で読むのをやめていたかも知れない。 何故だかワクワクしなかった。 描写は細かく丁寧に表現されていのだが、頭に入ってこないというか。 星は3つ。3.3とか。

Posted byブクログ

2025/03/19

第一章のマチルダと第二章とヴィブの対比が感深い。 女性の働く環境も整備されて働きやすくなっているのに、ヴィブの方が働くのが辛そうで、精神を病んでいる。 マチルダは厳しい中、新しい世界に飛び込んでいくのが70年代アメリカ映画のような、夢と希望に溢れている感じ。 映画だけではなく、世...

第一章のマチルダと第二章とヴィブの対比が感深い。 女性の働く環境も整備されて働きやすくなっているのに、ヴィブの方が働くのが辛そうで、精神を病んでいる。 マチルダは厳しい中、新しい世界に飛び込んでいくのが70年代アメリカ映画のような、夢と希望に溢れている感じ。 映画だけではなく、世の中そうなのかな… 学生時代はレンタルビデオ屋、映画館で働く位映画が好きだったのに、今はアカデミー賞すら良く分からない… 映画が好きだったけど、好きでは続かない業界なんだろうな。 最後にマチルダがスタッフロールに載れて報わてた。 映画に情熱を持って働くクリエイター達を読んで私も今の仕事を頑張ろうと思った。

Posted byブクログ

2025/03/19

特殊造形=実写vsCG、アナログ対デジタルは、 ひいては価値観の対立にもなるのだと思う。 クリーチャーXを軸に、創造の楽しさと苦しさ、女性の活躍、技術革新などさまざまなテーマが描かれる。 前半の主人公マチルダはとても魅力的だが、その分、特殊造形については「取材して書いた」感があか...

特殊造形=実写vsCG、アナログ対デジタルは、 ひいては価値観の対立にもなるのだと思う。 クリーチャーXを軸に、創造の楽しさと苦しさ、女性の活躍、技術革新などさまざまなテーマが描かれる。 前半の主人公マチルダはとても魅力的だが、その分、特殊造形については「取材して書いた」感があからさまなのが残念。 後半CG技術の方が、テクニカルな解説なのに自然に理解できた。 外国を舞台にした深緑さんの作品を以前も読んだけれど、 登場人物は外国人なのに、セリフの雰囲気や思考回路がとても日本人的なところに、あらためて違和感を感じる。 それが読みやすさとも言えるけれど。 翻訳小説みたいな雰囲気になると、もっと面白そう。

Posted byブクログ

2024/11/01

・テーマ/世界観 ★★★★★ ・背景描写    ★★★★★ ・キャラクター  ★★★★★ ・インパクト   ★★★★ ・オリジナリティ ★★★★ ・テンポ/構成  ★★★★★ ・文章/語彙   ★★★ ・芸術性     ★★★ ・感動/共感   ★★★★★ ・余韻      ★★...

・テーマ/世界観 ★★★★★ ・背景描写    ★★★★★ ・キャラクター  ★★★★★ ・インパクト   ★★★★ ・オリジナリティ ★★★★ ・テンポ/構成  ★★★★★ ・文章/語彙   ★★★ ・芸術性     ★★★ ・感動/共感   ★★★★★ ・余韻      ★★★★

Posted byブクログ

2024/08/11

1960年代、特殊造形の世界で奮起し、突然姿を消したマチルダ。 彼女は映画終わりのスタッフロールに自分の名前が載ることを切望していた。 男社会の特殊造形で奮起するが、CGの台頭にショックを受け、業界から去る。 話は現代に戻り、CGを手がけるヴィブがマチルダの手がけたXをCG...

1960年代、特殊造形の世界で奮起し、突然姿を消したマチルダ。 彼女は映画終わりのスタッフロールに自分の名前が載ることを切望していた。 男社会の特殊造形で奮起するが、CGの台頭にショックを受け、業界から去る。 話は現代に戻り、CGを手がけるヴィブがマチルダの手がけたXをCG化することになる。 過去から現代にマチルダの功績を讃えるため、スタッフロールに載せるかの攻防。 色々伏線があるのだろうが、過去と現代に渡って自己肯定感の低い女たちの話という感じに見えた。

Posted byブクログ

2024/03/19

難しくてよく分からないところも多く、特に後半の中盤はなかなか進みませんでしたが、終盤はいっきに読まされ、さすが深緑さんでした。「名前を残したいと憤っていた時期もあった。でももう、またか、と失望したくない」…分かります。私も同じでした。既に人生のそのような時期は過ぎてしまいましたが...

難しくてよく分からないところも多く、特に後半の中盤はなかなか進みませんでしたが、終盤はいっきに読まされ、さすが深緑さんでした。「名前を残したいと憤っていた時期もあった。でももう、またか、と失望したくない」…分かります。私も同じでした。既に人生のそのような時期は過ぎてしまいましたが、春の今頃は少しだけ心が揺れます。

Posted byブクログ

2024/02/21

映画好きな自分としてはかなり気になっていた深緑さんの作品。女性の特殊造形師として黎明期から映像に携わってきた女性、マチルダとCG全盛の現代で葛藤する女性、ヴィヴィの邂逅の物語。深緑さんの丁寧で安定した取材力とそれを余すことなく活かす筆力はお見事。2人の女性主人公含めキャラの使い分...

映画好きな自分としてはかなり気になっていた深緑さんの作品。女性の特殊造形師として黎明期から映像に携わってきた女性、マチルダとCG全盛の現代で葛藤する女性、ヴィヴィの邂逅の物語。深緑さんの丁寧で安定した取材力とそれを余すことなく活かす筆力はお見事。2人の女性主人公含めキャラの使い分けも上手く淡々とした展開でも飽きずに読める。ちょっと残念なのは展開がよめやすすぎるかな、ということくらい。後、終盤のキーになるキャラの繋がりが出て来るのを見逃していた自分にげんなり。人間賛歌という文言がピッタリな作品だ。

Posted byブクログ

2023/06/08

映画、特にファンタジーやホラー、アクションその他 造形やCGの関わる映画は、 ほとんど見ません。 それでも、この小説は面白かったです。

Posted byブクログ