世界2.0 メタバースの歩き方と創り方 の商品レビュー
メタバースのことだけでなく、今の世の中のこと、これからのことについて参考になる箇所が多い。若者の感性を当てにすると未来が見えるというのは、その年代を通り過ぎた世代にとっては気づきにくいことだけれど、かなり当たっていそう。世界構築マニュアルの図は分かりやすかった。未来の主戦場は、宇...
メタバースのことだけでなく、今の世の中のこと、これからのことについて参考になる箇所が多い。若者の感性を当てにすると未来が見えるというのは、その年代を通り過ぎた世代にとっては気づきにくいことだけれど、かなり当たっていそう。世界構築マニュアルの図は分かりやすかった。未来の主戦場は、宇宙と仮想空間になる、には納得。
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メタバース,WEB3,NFT等最新の技術がどのように今の世界に関わっていくのかを丁寧に説明されている。 コミュニティづくりに重要な事、技術がどのように浸透していくのかについても説明されている。 こういった話に全くついていけない人にこそおすすめの本。
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「メタバース」の基本をおさえる目的で。しばしば一緒くたにされる他のキーワードとの違いや関係性の解説もある点はわかりやすい。 どこまで、どういうペースでメタバースが社会に取り入れられていくのかわからないが、もし多くの人が現実よりも快適なメタバース社会を選ぶようになるとしたら、その快...
「メタバース」の基本をおさえる目的で。しばしば一緒くたにされる他のキーワードとの違いや関係性の解説もある点はわかりやすい。 どこまで、どういうペースでメタバースが社会に取り入れられていくのかわからないが、もし多くの人が現実よりも快適なメタバース社会を選ぶようになるとしたら、その快適さは社会の構成員に一律にもたらされるのではなく、それを選べる一部の人から享受していくことになるのでは。だとすると、例えは悪いかもしれないが偏差値の低い公立校がさまざまな社会課題の割りを食った層が結果的に集まる課題集中校となったように、現実社会が社会課題によって取り残された人たちだけになっていくディストピア的な未来図もありあるのでは、と想像して怖くなった。 と、そんな怖い想像も湧いたけど、メタバース技術は身体や精神の障害を持つ人に対して新しい快適さをもたらす可能性もあるので、引き続き関心を持って考えていきたいテーマ。
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世界を変える。 とは、 新しい生態系を創ること。 だから、神 そして、システムを作りだすシステム。 シンギュラリティが・
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メタバースとは何か?にとどまる事なく、メタバースの進化によって世界や社会がどう変わっていくのかまで描かれている。 この本を読まずに「こんな世の中になるよ」だけ聞いたら正直信じなかっただろうけど、本当に実現されるのでらと読後は感じている。 目の前の仕事とその周辺知識だけでなく、先を...
メタバースとは何か?にとどまる事なく、メタバースの進化によって世界や社会がどう変わっていくのかまで描かれている。 この本を読まずに「こんな世の中になるよ」だけ聞いたら正直信じなかっただろうけど、本当に実現されるのでらと読後は感じている。 目の前の仕事とその周辺知識だけでなく、先を見据えて幅広く深く勉強したくなり、しないとまずいという危機感も覚えた。
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メタバースについてなんとなく今後の方向がわかる本。 難解な話題をわかりやすく噛み砕いて説明しており、イメージしやすい。 今後、二次元的だった今のネットワークが三次元に拡張されていくのが楽しみ。パソコンが普及した時に取り残され続けたおっさんにならないように、決めつけや食わず嫌いをせ...
メタバースについてなんとなく今後の方向がわかる本。 難解な話題をわかりやすく噛み砕いて説明しており、イメージしやすい。 今後、二次元的だった今のネットワークが三次元に拡張されていくのが楽しみ。パソコンが普及した時に取り残され続けたおっさんにならないように、決めつけや食わず嫌いをせずに向き合いたい。
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「メタバース」という、最近耳にするようになったが、意味を知らない言葉につられて手に取った本。メタバースとは、3次元の仮想空間やそのサービスを指す言葉であり、身近な例でいうと「Fortonite」やSAOの世界がこれに該当する。メタバースがなぜこんなにもバズワードとなり、世界の投資...
「メタバース」という、最近耳にするようになったが、意味を知らない言葉につられて手に取った本。メタバースとは、3次元の仮想空間やそのサービスを指す言葉であり、身近な例でいうと「Fortonite」やSAOの世界がこれに該当する。メタバースがなぜこんなにもバズワードとなり、世界の投資家たちが躍起になって投資するようになったのか、なぜメタバースの開発を日本が推し進める必要があるのか、本書を読めば理解できるであろう。メタバースが本当に普及するのかどうかはスマホを例に出すと分かりやすい。ガラケーの代替デバイスとしてスマホが普及したが、当初はスマホの普及に懐疑的な意見をもつ者も多くいた。ただし現在はスマホを持たない人がいないくらいスマホが当たり前の生活となっている。メタバースも同様の流れを取ると予想されている。現実世界とは別に仮想空間にログインして生活を送る、「竜とそばかすの姫」のような生活が当たり前になるだろう。 メタバースのブームの到来だけではなく、メタバースが浸透した後の世界についても触れられている点が特に良かった。現在は現実世界を模倣してメタバースが作られているが、メタバースはアルゴリズムが制御する未来の社会の「実証実験の場」になることが予想されている。メタバースの普及に伴い、政治などの判断に用いられ、世界のルールが根本的に大きく変わることも十分に考えられる。世界が変わる瞬間をこの目で確かめたい、この本を読んでそう強く思うようになった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前半は現在の背景やトレンドの解説。序章と第1章だけ読んでもいいかも。 そこから先は世界の認知や生態系の話。後半になるほど哲学っぽい話に聞こえてきた。好きな世界で好きなように生きていく、という一見理想的な世界ができるような書きぶりではあるが、実際は新しくできた世界でも他人との比較や競争は起きそう。自分以外はモブといった世界にならないと本当の理想郷にはならなそうだし、そこまでいくとそのメタバースにおいて自分自身が神に等しい存在になると同義(筆者は「神の民主化」と書いている)。本当にそんな世界で暮らすのが幸せなんだろうか
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読み始め面白くなくて、何でこんな評価良いんだろう? って思ったら、3章以降くらいになって面白かった。
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人類は、様々なフロンティアを巡って争ってきた。世界は一つしかないゆえ、誰かが勝てば必ず誰かが負けてきたのである。本書が提示するのは、そのようなゼロサム的な世界から抜け出した、多次元の世界である。そこでは誰もが「世界」の創造者であり、任意のルールのもとで架空空間の生活を送ることがで...
人類は、様々なフロンティアを巡って争ってきた。世界は一つしかないゆえ、誰かが勝てば必ず誰かが負けてきたのである。本書が提示するのは、そのようなゼロサム的な世界から抜け出した、多次元の世界である。そこでは誰もが「世界」の創造者であり、任意のルールのもとで架空空間の生活を送ることができるようになる。もちろん、技術的にはまだまだ先のことだろうが、まずは現実世界で施策を導入する上でのシミュレーションができるようになる。これほど壮大な話にならずとも、我々はメタバース空間で反実仮想的な自分、つまりなりたい自分になりきって楽しむことができる。理想とのギャップに苦しむことのない時代が、やってくるのかもしれない。
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