気候変動の真実 科学は何を語り、何を語っていないか? の商品レビュー
気候変動会議派の本と安易に括ってはいけない本。 以下内容解釈 ナラティブに書いているが、これを科学者としたらデータを用いて書かれているのが本書の強み 昨今何でもかんでも地球温暖化のせいにされて報道されていると感じるが、100年で1度の温暖化と最近暑いという体感はスケールが全...
気候変動会議派の本と安易に括ってはいけない本。 以下内容解釈 ナラティブに書いているが、これを科学者としたらデータを用いて書かれているのが本書の強み 昨今何でもかんでも地球温暖化のせいにされて報道されていると感じるが、100年で1度の温暖化と最近暑いという体感はスケールが全く合っていない。 様々な要因により、局地的に見れば気候が変動していることがあったとしてもトータルの温暖化とは別と考える必要がある。 台風や豪雨といった現像の実際のデータを見ることで、災害の激甚化がファクトと合ってないことも明らかにされている。 温暖化における人為的要因はどの程度か? これは回答が非常に難しいということが伝えたいことであろう。 地球レベルのシミュレーションがいかに難しいか、然るにそれらしくなるような調整が必要で、その上で予測された未来についてその正確性には疑問符がつくということを強調している。 こうしたことを踏まえると、 そもそも温暖化が悪いのか? という問いに向き合った時に、人間活動で大きく増えてる CO2には温室効果があるし、これが温暖化に寄与してるのは間違いないが、これをゼロにしても効果は限定的だし、なによりそのコストは莫大。 であれば緩和から適応に軸足を移し、温暖化した世界に人間が合わせる方が良いではないか。
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ニュースやSNSのさまざまな予測や仮説に、不安を煽られることがありましたが、この本のおかげで幾らか冷静に気候変動のデータを見ることができるようになりました。感謝です。
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私事ですが今年(2024)3月末に定年退職しましたが、勤務中から考えていたことですが、部屋の中に溜まった、読みかけの本・読み終わった本よの処理について考えていました。 付箋を多く貼っている読み終わった本は、なんとしてでもレビューを書く所存で今も頑張っていますが、読みかけの本につ...
私事ですが今年(2024)3月末に定年退職しましたが、勤務中から考えていたことですが、部屋の中に溜まった、読みかけの本・読み終わった本よの処理について考えていました。 付箋を多く貼っている読み終わった本は、なんとしてでもレビューを書く所存で今も頑張っていますが、読みかけの本については、読み進んだところまでのポイントを書いて、処分することを決断しました。 評価として星を一つとしていますが、これは読みきれなかったという意味で、内容が悪かった訳ではありません。 以下は気になったポイントです。 ・米国政府や国連が公表している気候科学の最新評価は以下の通り、1)過去100年間人間はハリケーンに明確な影響を及ぼしていない、2)グリーンランドの氷床の縮小スピードは80年前と変わらない、3)人間が引き起こす気候変更の最終的な経済的影響は、少なくとも今世紀末までは最小限にとどまる(p9) 。気候科学についてわかっていること、わかっていないことが公の場で真剣に議論されたことはほとんどない(p32) 2024年8月5日作成
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科学的とはどういうことかを含め、大きな話題になっている地球温暖化問題を冷静に考え直す。(山城昌志先生) 日本大学図書館生産工学部分館OPAC https://citlib.nihon-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&...
科学的とはどういうことかを含め、大きな話題になっている地球温暖化問題を冷静に考え直す。(山城昌志先生) 日本大学図書館生産工学部分館OPAC https://citlib.nihon-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=1000283344&opkey=B169881701613200&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=0&cmode=0&chk_st=0&check=0
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詳細は本文で正に詳細に解説、議論されているが、本書の主張は巻末のあとがきや解説にあるように、 ・そもそも気候に自然変動は大きく、人間活動が与える影響は限定的 ・長期間(50-100年)の視点でみるとハリケーン等による災害の激甚化、頻発化の事実はない ・IPCC等が議論の前提にして...
詳細は本文で正に詳細に解説、議論されているが、本書の主張は巻末のあとがきや解説にあるように、 ・そもそも気候に自然変動は大きく、人間活動が与える影響は限定的 ・長期間(50-100年)の視点でみるとハリケーン等による災害の激甚化、頻発化の事実はない ・IPCC等が議論の前提にしている数値モデルの信頼性は低い。現在の科学技術水準で長期間の気候予測は不可能 ・COPが唱えるようなCO2削減は現実的に不可能で、実現しても温暖化は防げない ・人類はその歴史の中でさまざまな気候変動を生き抜いてきた。CO2削減しなくても気温上昇は限定的で個別に対応できる(著者のいう「適応戦略」) ・CO2削減に巨額の費用と労力をかけるより、適応力に劣る途上国の経済発展と制度充実を促すべき ・気候変動に携わるマスコミ、政治家、事業家は科学的理解に欠けており、科学者は不誠実。事実を虚心坦懐にみれば結論は明らか 著者は米国科学界を代表する科学者(物理学者)の一人で、その提言の意味は軽くない。 この問題についての主流の議論が、人間が自然をコントロールできるという、大自然に対する人間の傲慢さを反映していると感じるのは思い違いだろうか。
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※このレビューにはネタバレを含みます
日本は、世界の温室効果ガス排出量の2%を占めるに過ぎない。米国の割合は13%。 効率の改善は、節約の減少につながる。確実な方法は法規制か値上げだけ。 プランBの選択=太陽放射管理、大気中からCO2を補足する技術、適応。 事態をじっくり見届けるのは、優柔不断ではなく現実的、慎重。適応や地球工学を選択肢とする。 温暖化の科学は決着していない。パラメーターのチューニングでどうにでも捏造できる。 もともと気候変動は自然変動が大きい。 自然災害は増えていない。 数値モデルは誤差が大きい。 大規模な削減は現実的ではなく、自然災害への対応のほうが効果的である。 202212再読 アルベドの変動のモデリングは不確実なら、どうして温室効果ガスのモデリングが確実なのか。 温暖化しているのは事実だが、二酸化炭素の効果といえるか。 竜巻は穏やかになって数が増えている。 洪水、干ばつ、山火事の発生は、通信手段が増えているため知りやすくなる。だからといって気候変動の更なる証拠ではない。 海面上昇は上昇しているが、スピードは変動している。今もスピードは上昇しているが、1925年から1945年のほうが早かった。 海面上昇は遅れてやってくるため、すぐにCO2の排出をやめても上昇し続ける。 気候変動は経済にマイナスだが、微々たるもの。途上国への影響は貧困のほうが大きい。 CO2の排出ゼロは2050年は不可能。主な対応策は適応。 毎年使われる2億トンの植物油をすべて加工しても、世界のディーゼル需要の1日分しかまかなえない。 エネルギー使用の効率化は排出量の削減ではなく節約の減少につながる。 プランBは、削減への努力を裏切るもの、ではない。 反射率を高める=アルベドを増大させる。成層圏に煙霧をつくる。1~2年で降下するので絶えず補充する必要がある。しばらくは温暖海上によくない副作用が続くかもしれない。 CO2を捕捉することは難しくない。規模とコストが問題。捉えたCO2をどうするか、も問題。使い道がないので海か地下に埋めるしかない。 適応は不可知論的。今まで人間は気候変動に対応してきた。
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気候変動、とりわけ地球の温暖化は人間の活動によるものが大部分を占めると思っていた。 ただ本書の全体の内容では人間が影響する部分はほんの数%しかなくその他のバランスによって変わってくることがわかる。 そのため政府やマスコミのからの情報を鵜呑みにしてしまうと我々の行動が悪のように感...
気候変動、とりわけ地球の温暖化は人間の活動によるものが大部分を占めると思っていた。 ただ本書の全体の内容では人間が影響する部分はほんの数%しかなくその他のバランスによって変わってくることがわかる。 そのため政府やマスコミのからの情報を鵜呑みにしてしまうと我々の行動が悪のように感じてしまうがそれは冷静に受け止めなければいけない。 では人間の活動が気候変動に影響を与えていないのかと言えばそうではない。 パリ協定の内容も根拠は乏しいが活動すること自体は重要である。 そのため本書の内容から「じゃぁ気候変動のために活動活動をしなくても良い。」となるわけではなくまず自分や周り、そして地域や国、地球全体で取り組まなければいけない活動でもある。 要は正しい知識を持ち、情報に踊らされることなく、できる活動を粛々としていくことが大切と捉えた。 ==== ジャンル:グローバル トレンド 出版社:日経BP 出版社ページへ 定価:2,420円(税込) 出版日:2022年03月23日 ==== スティーブン・E・クーニン 米国の科学政策におけるリーダーのひとり。オバマ大統領の下で米国エネルギー省の科学担当次官を務め、同省の戦略計画と初の「4年ごとの技術レビュー(2011年)の主執筆者となった。物理学、天体物理学、科学計算、エネルギー技術・政策、気候科学などの分野で200以上の査読付き論文を発表している。カリフォルニア工科大学の理論物理学の教授を務め、約10年間にわたりカリフォルニア工科大学の筆頭副学長(プロボスト)を務めた。現在は、ニューヨーク大学の大学教授として、スターンビジネススクール、タンドンスクールオブエンジニアリング、物理学科に籍を置く。米国科学アカデミー、米国芸術科学アカデミー、米国政府のために技術的な問題を解決する科学者のグループであるJASONなどに所属。2014年からは国防分析研究所の理事を、2014年から2019年まで全米アカデミーズの工学・物理科学委員会の委員長を務めた。現在、ローレンス・リバモア国立研究所の独立理事を務めるほか、ロスアラモス、サンディア、ブルックヘブン、アルゴンヌの各国立研究所でも同様の役割を担う。 ==== flier要約 https://www.flierinc.com/summary/3174
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気候変動について現代の科学でわかっていることと、わかっていないことを区別して書いている。 わかっていること: 1.11世紀くらいから19世紀前半まで気温は下がってきており、その後長期的に気温は上昇している。人間によるCO2の排出が増えだす前から。 2.人間の排出するCO2は、地球...
気候変動について現代の科学でわかっていることと、わかっていないことを区別して書いている。 わかっていること: 1.11世紀くらいから19世紀前半まで気温は下がってきており、その後長期的に気温は上昇している。人間によるCO2の排出が増えだす前から。 2.人間の排出するCO2は、地球上のCO2の濃度を増やしており、それが気候に何がしかの影響を与えている。 3.長期的に見て台風や山火事などは、増えていない。 4.人間が出すCO2をピークアウトさせたり、減らすのは極めて困難。 わかっていないこと: 人間の出すCO2が気候に対してどの程度の影響を与えてきたのか、これからどの程度の影響を与えるのか。
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昨今のメディアで取り沙汰されている気候変動の事柄の多くは、過剰であり、偽りであるのがほとんどであると、データから説明された一冊。 1950年以後急速に人口が増えていることに起因する"トレンド'と、ビッグバンから今までに至る中で繰り返されてきた"周期&...
昨今のメディアで取り沙汰されている気候変動の事柄の多くは、過剰であり、偽りであるのがほとんどであると、データから説明された一冊。 1950年以後急速に人口が増えていることに起因する"トレンド'と、ビッグバンから今までに至る中で繰り返されてきた"周期"を、混合して捉えないことの大切さ。 まだまだ近代科学が地球史のスケールに追いついていない、明らかなことが限りなく少ないということが明らかである。 うそとまことが複雑に交差する現代だからこそ、データを冷静に読める力がより必要になってくると感じさせられた。
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途中までしか読んでないけど。 当たり前だけど定義や議論の前提、エラーをおさえないと騙されると感じる。 地球の反射率をアルベドというが、古き良き測定方法として月の影に写る地球の反射を測定する、というのがある話は面白い。 気象と気候は異なる。気候システムを流れるエネルギーのうち、...
途中までしか読んでないけど。 当たり前だけど定義や議論の前提、エラーをおさえないと騙されると感じる。 地球の反射率をアルベドというが、古き良き測定方法として月の影に写る地球の反射を測定する、というのがある話は面白い。 気象と気候は異なる。気候システムを流れるエネルギーのうち、人間の影響は1%に過ぎない。つまり99%を1%以下の精度で観測、理解しなければならない。 平衡気候感度ECSは仮にCO2が産業革命前(280ppm)から倍増した時に平均地上気温の偏差がどれくらい増加するかを表す。 気候シミュレーションはあまり良くなく、パラメータチューンも怪しい。中にはECS3度を目指してチューンしたと公言するモデルもある。 データの見せ方で酷く見えるとかそういう話が延々と続くので途中でお腹いっぱいになるが勉強になる。
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