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恋大蛇 の商品レビュー

4.2

40件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

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2024/08/09

まだ若い作家 今村翔吾氏の本である。 この様な羽州ぼろ鳶組のシリーズものの作品が、ある事を知らなかった。 三話からなるこの本を手にして、面白いと……読み始めた。 八丈島へ流罪で、島流しの留吉こと転。 その活躍ぶりは、島でも発揮する。 何故島流しなったのか? 待っている千春と...

まだ若い作家 今村翔吾氏の本である。 この様な羽州ぼろ鳶組のシリーズものの作品が、ある事を知らなかった。 三話からなるこの本を手にして、面白いと……読み始めた。 八丈島へ流罪で、島流しの留吉こと転。 その活躍ぶりは、島でも発揮する。 何故島流しなったのか? 待っている千春とは、どんな人なのだろうか?と、…… シリーズも読まずに、手にしたので、余計に、どういう物語が、気になってしまった。 恋大蛇、三羽鳶にしても、このような鳶組の話に、目が離せなく、あっという間読んでしまった。 江戸の町、日本の家屋は、木材と紙で構成されており、縦横に並んで建てられているから、一つ火事の元が、発生したら、導火線の如く 燃え広がる。 風向きに寄って、どこの家を壊し、避難させる者達は、との方面へと指導するか? その采配が、鳶組の機転と腕にかかる。 今まで、料理番付が、あるのは、色々な時代小説で知っていたが、この様な鳶も番付が、ある事を知り、今度は、読みたいと思っている。

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2024/04/30

救えなかった命・・・・猛火に包まれた幼子の悲鳴が聞こえる。炎への恐怖にしぼむ心と体を麻痺させるため、京も野条弾馬は、酒を呷って火事場に望む。

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2024/03/28

八条島に流刑された男の隠された経歴と、島での生き方、野条弾馬の京におけるその後、銀治、燐じょう、与一らの直向きな思い、黄金の世代の中にいたぼろと鳶源吾の話とは違った色合いの話。 特に八丈島の話は、西條奈加の無暁の鈴で読んだ、遠島の刑に処せられた罪人らを、排斥することなく、距離を起...

八条島に流刑された男の隠された経歴と、島での生き方、野条弾馬の京におけるその後、銀治、燐じょう、与一らの直向きな思い、黄金の世代の中にいたぼろと鳶源吾の話とは違った色合いの話。 特に八丈島の話は、西條奈加の無暁の鈴で読んだ、遠島の刑に処せられた罪人らを、排斥することなく、距離を起きつつも容認した島人の暮らしの話とつながり、興味深かった。

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2024/05/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

24/3/27〜 p123まで 5/15〜5/22 短編集 1話目は、途中から転のことだろうと気づいていたけど、楽しめた 火消しはどこまで行っても火消しだなぁ 本編では、あまり語られていない側の心情がわかってよかった なんだか、2話目は気持ちがのらず、時間がかかった。 京都より江戸の面々の方が好きだからかなぁ。 お店のご主人、素敵なお父さんだな 3話目は次世代のことが詳しく描かれていてよかった。 登場人物が多くてまだあまり描かれていない人物も多いので、どんどんいろんな人物を深掘りしてほしいな。

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2023/11/24

現時点(2023年11月)での最新作はシーズン2前のスピンオフ3作の短編集。淀藩の野条弾馬以外は「夢胡蝶」に登場した鮎川転と「菩薩花」に登場した若手の3人。どの話もワクワクするし、島流しの生活が興味深かった。銀波の三羽鳶もなかなかのもの。でも、早くシーズン2が読みたい・・・

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2023/11/21

鮎川、弾馬そして銀治と与市。 シリーズにはまだまだ魅力的な登場人物がたくさんいるので、今回のようなスピンオフ作品をどんどん書いてほしい。

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2023/07/21

スター揃いの羽州ぼろ鳶組シリーズにあって、埋もれさせるには惜しいキャラクターに光を当てる短編集。 京の雄、野条弾馬も描いてくれているのがありがたい。

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2023/04/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

後日談が気になっていたあの方々のお話。 1話目は島流しとなった転のお話。はあ、かっこいい。島流しになったあとの生活や風俗について知らないことが多かったので面白く読めました。 2話目は〝蟒蛇〞野条弾馬がついに身を固めた〜!火消しはいつ死ぬともわからぬ身ですが、女は惚れた男についていきたいですよね♪よかったー 3話目は意外な組み合わせ。派手な火消しの活躍が目立つ中、確実にお役目をこなす三人にスポットを当てたお話です。地味だけど見てる人はちゃんと見てる。すごい人ばかりでは組織は成り立たないですから。こういうお話も読者は勇気をもらえますね。

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2023/03/27

流罪になったあの人や、京のあの人、黄金よりも若い世代の火消たち……本編では活躍が十分に描かれなかった人物たちの短編集 個人的に、け組の燐丞さん好きなので、ぜひ3つ目のお話を読んで欲しいところ

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2023/01/30

スピンオフ。 三羽鳶が一番好きかな。 誰のスピンオフかは、最初の話の興を削ぐので書けませんね。 あの人もその人も、それぞれに人生があり、ドラマがあるなぁと。 隅々の人までこれだけのストーリーがあるから、本編も厚みがあって楽しいのだと思う。

Posted byブクログ