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刑事弁護人 の商品レビュー

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72件のお客様レビュー

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    20

  2. 4つ

    30

  3. 3つ

    17

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2024/10/06

弁護士の持月凛子と西大輔が殺人の容疑で逮捕された警察官の垂水涼香を弁護する物語で504ページの分厚い本だったが、一気に読破できた.殺されたのはホスト・加納怜治で涼香の証言では彼の自宅でナイフで襲われ近くにあった酒の瓶で怜治の頭を殴った由.凛子と大輔が証拠集めに奔走する中で、大輔は...

弁護士の持月凛子と西大輔が殺人の容疑で逮捕された警察官の垂水涼香を弁護する物語で504ページの分厚い本だったが、一気に読破できた.殺されたのはホスト・加納怜治で涼香の証言では彼の自宅でナイフで襲われ近くにあった酒の瓶で怜治の頭を殴った由.凛子と大輔が証拠集めに奔走する中で、大輔は涼香の証言に疑問を感じた.大輔は元警察官で学生時代に司法試験をパスした秀才で現在は弁護士.涼香は息子の響を亡くしており、それを悔いていた.怜治の前科を調べるうちにその捜査に涼香が加わっていたこと、その過程で涼香が有力な証拠を発見したことなど、大輔の琴線に触れる事象から調査を継続する中で新たな証拠を発見する.裁判の最終段階でその証拠を提出し、裁判所での弁護側、検察側の白熱した討論がハイライトだ.捜査する側の日向清一郎と大輔は元同僚であり、立場の違いを超えた人間関係が素晴らしいと感じた.無罪判決後の加納の母親の行動を大輔が冷静に判断し、凛子に宿題を出した終わり方は何ともかっこいい!

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2024/09/04

読みごたえかあった!なんだかんだと西も面倒みがいい。引きこもりだった匠海が証言のために、一歩前進できたのが良かった。証人尋問前の西からの言葉と、検察官の桧室からの言葉にグッときた。新たな人生を歩んで欲しいと思った。

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2024/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み始めた時期がドラマの「アンチヒーロー」と同時期であったので重なる部分もあると感じながら読んでいきました。 なぜ嘘をつくのか、誰のためなのか、終盤まで散りばめられたピースがどうはまるのか想像しながら読むことができました。

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2024/04/01

前半の凛子、西のバックヤードの説明的な内容が長かった。 途中から涼香のウソが分かり、なぜ、何のためのウソなのかを探り始める。 が、なんとなくの理由は早いうちに分かってしまい、詳細を追っていく感じ。 弁護士という職業のジレンマをよく捉えた本。

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2024/03/26

ホストを殺した女性刑事涼香。凛子と西が弁護にあたるが、涼香の証言に綻びが見えた。被告人の利益の追求のために弁護士はどこまで力を尽くせるのか。真実が小出しになっていくなか辿り着いていた真相はやるせないものだった。犯罪により新たな憎しみが生まれ、そして新たな犯罪を生んでいく罪の連鎖。...

ホストを殺した女性刑事涼香。凛子と西が弁護にあたるが、涼香の証言に綻びが見えた。被告人の利益の追求のために弁護士はどこまで力を尽くせるのか。真実が小出しになっていくなか辿り着いていた真相はやるせないものだった。犯罪により新たな憎しみが生まれ、そして新たな犯罪を生んでいく罪の連鎖。刑事や弁護士としての矜持や信念と向き合っていく。面白くて読み応えがあった。

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2024/03/11

読み応えがありました。 何が嘘で、殺人罪を受け入れてまで隠したいことは何なのか⁉️ 真実に辿り着けてよかった。

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2024/02/19

500P超。分厚い!笑 面白かった。涼香が真実を話していないことは明らかなのだが、何を隠したいため、何を守りたいためなのかが、なかなか分からず。1つ見えてきても、また1つ疑問が出て来る。興味深く読み進められた。 しかし、その読みごたえに反し、最後に真実が分かった時に、納得感が...

500P超。分厚い!笑 面白かった。涼香が真実を話していないことは明らかなのだが、何を隠したいため、何を守りたいためなのかが、なかなか分からず。1つ見えてきても、また1つ疑問が出て来る。興味深く読み進められた。 しかし、その読みごたえに反し、最後に真実が分かった時に、納得感が薄かったような気がする。 ただ、私自身は母親になったことがないので、母親の気持ちを察することができない部分があるのかもしれないが。。それを明かさないために、ここまで真実を隠していたのか?と。 とは言え、この長さの小説を中だるみすることもなく、読み切れたと言うことはすごいな、と。

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2023/12/16

話が進むにつれて真実は何??って気になってページ数多かったけどすらすら読めちゃった! プロとしての信念に心打たれた。。

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2023/12/09

非常に読み応えのある一冊(504ページ)。本も重いが中身も重い。読みごたえがあります。被告人の煮え切らない感じには結構苛立つし、弁護士って仕事は、忍耐強くないとできないお仕事だ…とつくづく思いました。裁判が始まってから、話に勢いがつき、面白さと好奇心が増しました。

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2023/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

流石、この手の話が得意な薬丸さんですね。重めで話もゆっくり進みますが、重みと痛みを伴ってラストに至ります。

Posted byブクログ