僕の狂ったフェミ彼女 の商品レビュー
なおなおさんと1Q84O1さん激推しの韓国文学。 「フェミニスト」という言葉を耳にするようになったが、よくわかっておらず、フェミニストやその社会背景について知るきっかけになった。それだけでも、この小説を読めてよかった。 小説を通して問題提起がされているが、全然堅苦しくなく、ポッ...
なおなおさんと1Q84O1さん激推しの韓国文学。 「フェミニスト」という言葉を耳にするようになったが、よくわかっておらず、フェミニストやその社会背景について知るきっかけになった。それだけでも、この小説を読めてよかった。 小説を通して問題提起がされているが、全然堅苦しくなく、ポップに描かれており読みやすかった。 再会した初恋の人がフェミニストになっていた…という話。 主人公は家父長的な地域や家庭で育ってきたこともあり、フェミニストになった彼女を元に戻そうと奮闘するのだが、いつも彼女にやり込められてしまう。そこにクスッとする。 好きで好きでしかたないんだよね。その一途さはよいのだけれど、彼女がこんなにも変わったのには深い理由があるはずなのに、それを知ろうとしないのは不思議だったな。 たとえお互いに好きでも、自分の譲れないものと違う思考の人と結ばれるのは難しい。特にフェミニストは生きかたそのものに関わることだからね。でも、だからかな、納得のラストだった。 もし「フェミニスト」について違う本を手にしていたら、読み切れなかったかもしれません。 韓国映画「猟奇的な彼女」を思わせるような、ポップな恋愛小説になっていたから楽しく読むことができたのだと思います。 読めてよかった韓国文学作品です。 なおなおさん、いっきゅうさん、お勧めくださりありがとうございました!!
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今まで読んだ韓国文学の中で一番の社会派、かつフェミニズム思想の強い物語だった 自分の思考と若干の類似性はあるものの 客観的にみると論理の不完全性も垣間見え 自分の勉強不足も感じた
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軽い気持ちで読み始めて、サラサラと読了することができたけど、根深い問題提起のある本だと思った。彼女がメガル思考を持つに至った背景や現在の性差別による生きづらさは共感する部分は大いにあった。一方で、彼氏の普通はこうだ…みたいな理想的思考にも納得するし、簡単に白黒つけられそうにはない...
軽い気持ちで読み始めて、サラサラと読了することができたけど、根深い問題提起のある本だと思った。彼女がメガル思考を持つに至った背景や現在の性差別による生きづらさは共感する部分は大いにあった。一方で、彼氏の普通はこうだ…みたいな理想的思考にも納得するし、簡単に白黒つけられそうにはない。K-popやコスメ、グルメの印象に紛れてしまっているけど韓国社会で起きているフェミニズムやその他社会問題が日本人にはない切り口で描かれていて興味深かった。
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今では割と浸透してきているフェミニズムや#MeToo運動だけど当時は相当衝撃だったと思う。 自分の彼女がフェミニズムじゃないことを願うんじゃなくて相手の立場になって物事を考える癖をつけて自分の発言で相手がどんな気持ちになるか想像する力を意識していきたい。 女性理解のためだけで...
今では割と浸透してきているフェミニズムや#MeToo運動だけど当時は相当衝撃だったと思う。 自分の彼女がフェミニズムじゃないことを願うんじゃなくて相手の立場になって物事を考える癖をつけて自分の発言で相手がどんな気持ちになるか想像する力を意識していきたい。 女性理解のためだけではなくても自分が無知であることを知る為に改めて読むのも良いなと思った。
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ヒロインの思想が強すぎて怖かった。被害者意識が高すぎる。どうして主人公は彼女に惹かれたのかわからない。
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おもしろかった! 「フェミニズム小説」は気合いを入れないと読めないかと先送りにしてたけど、読みはじめたら意外にも気楽に読める。 これは「フェミ女」vs「更生させたい彼氏」のラブコメだ。 「フェミニスト?わあ、やべー」と思わず言っちゃう「普通の」「まともな」「優しい」「常識的な」...
おもしろかった! 「フェミニズム小説」は気合いを入れないと読めないかと先送りにしてたけど、読みはじめたら意外にも気楽に読める。 これは「フェミ女」vs「更生させたい彼氏」のラブコメだ。 「フェミニスト?わあ、やべー」と思わず言っちゃう「普通の」「まともな」「優しい」「常識的な」彼氏視点。 著者も想定読者もフェミニズムを理解する人が前提の、読者がツッコミをいれながら読んでいくべきもの。 彼氏みたいな人に読ませる啓蒙というよりは彼女みたいな人に向けてのエールでエンパワメントな小説。 少女漫画の相手役(女子に都合のいい理想の彼氏像)は「頼れる保護者」から「強引にひっぱってくれる俺様」、「尊重してくれるスパダリ」「邪魔にならない癒しのわんこ」へと変わってきた。 尊敬できる経歴のリベラル男性による性暴力や、普段まともな男性がポロっとこぼす二次加害に裏切られ続けている現代のフェミニストにとって、無理解なまま関わり続けようとする彼氏はある意味、最新版の理想の彼氏の一形態かもしれない。 まあ普通にイラっとするけど。 それにしてもセリフや状況にいちいち見覚えがありすぎる。 セクハラの構造なんかはキリスト教圏やイスラム教圏の話でも同じだけど、家族観や男女観が同じ文化圏だから、違いもありつつ既視感のほうが強い。 親類の集まりで(金銭的)負担をかけないために料理を持ちよろうと(男が)決めて(女たちが苦労して大量の下ごしらえをした)食材をリゾートに持参して(男たちが)(独身者に結婚しろとせっつくなど)楽しくお話しして(いる間に女たちが)キッチンで大量の料理を作るとか。古き良き日本の盆か正月かな。 こんなふうに気にする自分がおかしいのかと自分で思ってしまうのも嫌だとか、男と恋愛したくないんじゃなくて扱いが嫌なんだとか、そういう話は『魔女の審判』https://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/B000J7486Q でも読んだ。40年前の本だよ…いまだに同じことで苦しんでるよ… 彼氏はフェミニストを厄介で怖い強い凶暴で被害妄想の激しいやばい人だと思ってるけど、好きな人である身近な彼女が普通に悩むし怯えるし社会と折り合いながら生きている普通の人だとわかってもいる。そこが良かった。 彼氏も言葉が通じないレベルの人間性がやばいミソジニーの煮凝りじゃなくて「ただ何も考えずに適応して育ってきただけ」の無自覚マジョリティだからこっちも「普通の人」なのがよくわかる。差別は悪意のない人がするというやつの伝わらないもどかしさ。 彼氏からしたらモブにすぎない自分の友人の妻たちや彼女の同僚たちの間に連帯の萌芽がうかがえるのも良かった。 世界は変わらなくても私は変わると言った彼女の行動で、まわりの人たちが少しずつ変わっている。 都合の良い薔薇色の未来じゃないけど、そんな不断の努力によるわずかな変化という希望が描かれているのがすごく良かった。 慶尚北道(キョンサンブクト、彼氏の両親の出身地で保守的な地方らしい)の言葉が関西弁に訳されてるけど「さす九(さすが九州)」が話題になる2025年現在だと九州弁が良かったな。 そしたら彼氏の父や親戚が武田鉄矢で再生されて最高に不愉快になれそう。
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韓国と日本の女性観は、儒教的な考えが元になっている点で通ずるところがあり、この小説も共感するところが多かったです。男性視点でフェミニズムが語られているところが興味深く、読んでてイラッとする女性は少なくないのではと思いました。 この本にもありましたが、特に性犯罪に対する認識が、男女...
韓国と日本の女性観は、儒教的な考えが元になっている点で通ずるところがあり、この小説も共感するところが多かったです。男性視点でフェミニズムが語られているところが興味深く、読んでてイラッとする女性は少なくないのではと思いました。 この本にもありましたが、特に性犯罪に対する認識が、男女で隔たりが大きいことは日常にも感じます。男性が語るのは、冤罪や女性がそもそも誘惑したのではないか、等の男性擁護です。そうかもしれないですねと流しながら心の中では、割合としてそんなの数パーセントでしょ、アホらしいくらいには思ってます。私は私で女性に肩入れしているんでしょうね。だからこの手の話は難しいです。
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全ての男性に読んでほしいフェミニズム本。単純な女性讃歌ではなく、こういうふうに生きてきた・育てられた男性の視点、気持ちはわかるけどここまでいくと生きづらいよなという女性の視点、どちらにも共感できる。とても読みやすいからティーンエイジャーにも良いのでは。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
誰かと付き合ってもハンナムかどうかばっかり気にしてしまう、けれどスンジュンはそういう考えになる前に好きになった人だから…という言葉に、なかなか諦められない、選択できない彼女の気持ちが切なかった。
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