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政治学者、PTA会長になる の商品レビュー

4.1

62件のお客様レビュー

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2026/04/20

積読チャンネルから。 今年から子供が小学生に上がるので、得体の知れないPTAというものを知りたいのと、PTAの負の慣習改革に励んだ筆者の奮闘劇に興味を抱いて手に取った。 皆んなが思っている、めんどくさい意味のない仕事なんてやめちまえ!という事柄だって、過去から何十年も続けている...

積読チャンネルから。 今年から子供が小学生に上がるので、得体の知れないPTAというものを知りたいのと、PTAの負の慣習改革に励んだ筆者の奮闘劇に興味を抱いて手に取った。 皆んなが思っている、めんどくさい意味のない仕事なんてやめちまえ!という事柄だって、過去から何十年も続けている背景を理解し、先人達への理解と感謝を忘れては、改革はうまく行かないのだということが良くわかった。 PTAだって、町内会だって、会社の謎文化だって、元々は何かの背景や目的があって運営されているのだ。PTAに興味がない、関わりがない、という人にもおススメできる一冊。

Posted byブクログ

2026/04/10

筆者と同じくPTA会長をやったがうちの学校は1年任期ということもあり一生懸命やってるうちに終わった。 とにかく先輩方のやったことをトレースしてやるべきことをやるのに精一杯だった。オカケンさんの変えなきゃという思いの強さと実行力はすごいと思う。

Posted byブクログ

2026/03/10

積読チャンネルから。  そもそものPTAの成り立ちは終戦後、女性たちが地域やコミュニティの運営の手法、民主主義のやり方を身につけるために、旧文部省とGHQによって導入された政策である。当時は女性の自律や社会進出のための足がかりになったようだ。  ただ時代は変わってフルタイムで働く...

積読チャンネルから。  そもそものPTAの成り立ちは終戦後、女性たちが地域やコミュニティの運営の手法、民主主義のやり方を身につけるために、旧文部省とGHQによって導入された政策である。当時は女性の自律や社会進出のための足がかりになったようだ。  ただ時代は変わってフルタイムで働く女性も増え、PTAの活動は時代遅れのものと化していた。金曜15時から顔も知らない先生達の送別会、ほぼお金にならないベルマークの回収、運動会でのお茶汲みシフト等など。周りから「こんなPTAを変えてくれ」と懇願され、政治学者の岡田先生がPTA会長となり、周囲とバチバチやりながらPTAを少しずつ変えていく。  ただ、政治学者でも組織を変えていくことは難しい。組織には正論だけでは測れない「感情」や「習慣」があるからだ。組織を変えるためには、相手に「変化」を受け入れてもらう土台が必要である。そこで重要になるのが、正論を振りかざすことではなく、「ありがとう」という感謝をベースにしたコミニュケーションをとること。信頼という土台があって、改革は成し得ることができるのだと気付かされる。  そして、PTAに限らず、どんな組織でも腐敗してしまう要因は、組織をメンテナンスする仕組みやルールが欠如しているからだと感じた。その状況に合わせて柔軟に対応させていくことを怠り、時代遅れの本質を見失った組織となってしまう。これは会社でも同じことが言える。昔からある謎ルールや無駄な作業が跋扈し、目的を見失った「習慣」となってしまっている。少し疑問を持った人がいても、「変える」労力は何倍にも膨らんでいて大変面倒だし、同調圧力で「変えたい」とも言い出せない。  思考を停止して、与えられたことを惰性でこなすのではなく、「これは何のためにあるのか?」と常に問い続けることが物事の本質や目的を見失わないためにできることだと改めて身に沁みた。

Posted byブクログ

2026/02/25

読みやすい文体ですらすら読めた。 PTAとは任意団体であくまでボランティアであること。利益最大化が目的でない活動に対して非効率、非生産ということがナンセンスであること。 効率主義の蔓延る社会に生きる中でハッとさせられた

Posted byブクログ

2026/02/16

とある本で社会の成り立ちのような硬い話を読んでいたときに著者岡田憲治さんとこの本のことを知り、購入。PTAに触ったこともない自分にはあまり関係ないなと気軽に読み始めたけれど、べらんめえ口調で書かれた面白さと、その経験談からは仕事に還元できる視点が盛り沢山。いまはどの企業にもいるワ...

とある本で社会の成り立ちのような硬い話を読んでいたときに著者岡田憲治さんとこの本のことを知り、購入。PTAに触ったこともない自分にはあまり関係ないなと気軽に読み始めたけれど、べらんめえ口調で書かれた面白さと、その経験談からは仕事に還元できる視点が盛り沢山。いまはどの企業にもいるワーキングママたちの目線の一部を知れたこと。また企業はPTAのようなボランティア団体ではないとは言え、アルバイトのグループの行動特性はPTAの例として書かれている行動特性に似ているということ。変革しようと乗り込んだPTAで奮闘し、本質を大切にしながらも方法論でトライアンドエラーを繰り返し気づきを重ねていく話は企業で人を管理する立場の人間でしたら一読の価値ありです。面白かった。

Posted byブクログ

2025/12/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

やっと読めた。 「PTAに入会することを拒否している世帯の子に記念の紅白饅頭は配らなくて良いか」を真面目に議論したり、会合が5時間かかって文字起こししていたり、みんな憂鬱だったお月見会を防災会に発展的解消したり、ポイント制があったりベルマークやったり、色々面白すぎて抱腹絶倒だった。岡田さんのユーモア溢れる記述から浮かび上がる、日本の民主主義の根本的問題、ルールを作れない、変えられないというところにもしっかり表現が行き届いていて、あっという間に読み終わってしまった。最高すぎる!

Posted byブクログ

2025/11/13

PTAの内情は全然知らなかったけど、語り口調だからか楽しくスラスラ読めました。 ・人は、人の言葉を受け入れる基盤が異なると、それが聞こえない。 ・ボランティアは本来不平等なもの。 ボランティアにおける「一人一役」は、ボランティアで最も価値がある「見返りはいらない、ただ何かをして...

PTAの内情は全然知らなかったけど、語り口調だからか楽しくスラスラ読めました。 ・人は、人の言葉を受け入れる基盤が異なると、それが聞こえない。 ・ボランティアは本来不平等なもの。 ボランティアにおける「一人一役」は、ボランティアで最も価値がある「見返りはいらない、ただ何かをしてあげたい」と言う気持ちを台無しにする。ここでもまた、人間の嫉妬が問題になる。一人一役、全員が負担しているのだから、していない人を見ると不快に思う。これはボランティアとは言えない。 ・スリム化は贅肉をカットするだけではない、大事なところは筋肉を付ける。その通りだなぁ。 ・任意団体なのに強制と義務があるのって面白いね ・「PTA思い出そう十のこと」は心に刻みたい

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2025/10/25

自分自身がPTAを経験する/した後に読むべきであったという感想に尽きる。 口語体であり、非常に伝わりやすく書かれている一方で、自身がまだ経験をしたことがないため、解像度を高めることができず口惜しく思った。 今回の評価は2/5とさせていただいたが、実際に経験をした後であれば4-...

自分自身がPTAを経験する/した後に読むべきであったという感想に尽きる。 口語体であり、非常に伝わりやすく書かれている一方で、自身がまだ経験をしたことがないため、解像度を高めることができず口惜しく思った。 今回の評価は2/5とさせていただいたが、実際に経験をした後であれば4-5/5となりそうな一作。

Posted byブクログ

2025/10/14

まだ見ぬPTAの世界を口語調の本音を交えわかりやすく語り、時にはさすが政治学者!という分析を挟んでくるので、飽きずに読めました。 世の中の大半のPTAはこの本のような前向きなケミストリーは起きてなく、闇が深いなぁと思いました。

Posted byブクログ

2025/08/19

くまさんの本棚から、気になっていたPTA本。 我が子達の小中学校の保護者の会の活動はPTAには加入していない。 数十年前に離脱し、PTAではなく単なる保護者の会だ。 子ども達の夏休みで会の活動もお休み中ではあるものの、夏休み明けからの活動に備えてそろそろ準備をしないと…と思っ...

くまさんの本棚から、気になっていたPTA本。 我が子達の小中学校の保護者の会の活動はPTAには加入していない。 数十年前に離脱し、PTAではなく単なる保護者の会だ。 子ども達の夏休みで会の活動もお休み中ではあるものの、夏休み明けからの活動に備えてそろそろ準備をしないと…と思っていたところ図書館予約が回ってきた。 政治学者が、PTA会長をするとのことで何か大きな改革をしてくれるのでは?と期待したけれど、なかなかの難航ぶりがおもしろ可笑しく書かれている。 私は長男の保育園時代から保護者の会に関わって、15年以上20年近くになる。 しかも、自分の生まれた土地で、小中ともに母校となると、地域の方との繋がりもそれなりにある。 だから、岡田さんが、いきなり会長になって地域の方や長年役員をされてきた方と始めはなかなかうまくいかなかったという経緯も理解できる。 それでも、3年間の活動の中で様々な人の立場や想いを理解することに心を砕き、彼なりのやり方でPTAをスリム化し、適切な筋肉さえも身につけられたのは素晴らしいなぁと思う。 岡田さんは PTA活動をスリム化することの難しさとして、 ・リーダーの立場である会長職にオペレーター向きの人が着いているという現実。 ・誰もが変化を恐れ不安である、という現実 があるのだと説く。 岡田さんは変化に対する不安がないらしく、なぜそんなに不安なのかと言葉を重ねるのだが、 「人は、人の言葉を受け入れる基盤が異なると、それが聞こえない。」 という決定的な事実に気付き、様々な手段で周りの人を懐柔していく姿があっぱれだ。 一番素晴らしいなと思ったのは、子育てをする母親達の苦労や想いを丁寧に受けとめていたことだと思う。 外でバリバリ働くアラフィフ以上の男性で、ここまで女性の苦労を理解しようとしている人はあまりいない。 岡田さんがPTA会長として上手くマネジメントできたのは、やはり人の気持ちを理解しようとする姿勢から信頼関係を築けたからではないかなと思う。 日本の教育は、リーダーを育成しているように見えて、オペレーターを量産していると私は思う。 だから、いつまで経っても自治は本来の自治ではなく、今までしてきたことの踏襲でしかないのだ。 コロナ禍は、PTA活動をはじめとしたあらゆる自治活動の無駄を洗い出したと思う。 そこで、様々な変化があったPTAも多いだろう。 運良くリーダーがいた会は、よい変化となったはずだ。 スリム化だけで言えば、私の関わる保護者の会はかなりスリム化しているので、参考になるところはなかったものの、PTA活動でのリーダーとしての動きに関しては学ぶところも多かった。 さて、PTA十か条を胸に、私も自分ができる範囲で保護者の会を楽しもう!

Posted byブクログ