ママがいい! の商品レビュー
根本りょうすけサロン読書会の課題本 全体を通して“至極もっとも”と感じる一方、誰に向けて発信しているのか?誰に読ませたいのか?イライラとも怒りともつかぬ感情を抑えながら読み進めた。 筆者の言いたいことはたぶん、「育児は育自なのだ。そこから逃げず、不自由な生活の中でこそ人間とし...
根本りょうすけサロン読書会の課題本 全体を通して“至極もっとも”と感じる一方、誰に向けて発信しているのか?誰に読ませたいのか?イライラとも怒りともつかぬ感情を抑えながら読み進めた。 筆者の言いたいことはたぶん、「育児は育自なのだ。そこから逃げず、不自由な生活の中でこそ人間としての成長と他者との絆を構築することができ、幸せになることができる。幸せを感じることができない人が増えているのは、子育ての責任を放棄して、保育園(保育サービス・しくみ)に丸投げして乳幼児を雑に扱っているからだ」 身の回りに幼子がいない環境が当たり前の現代、小中高で保育体験をしたり、保育園に預けている保護者に1日保育者体験をさせる、というのはとても良いアイデアだと思う。 保育園を無くすべき(サービスしすぎない公立幼稚園がいい)ともとれることが書かれている一方、昔(いつ?)の様に就労証明書を提出できる親だけが預けられる体制にすれば保育士不足も解消され、“親心を育む”という保育園本来の役目が果たせる?とも。矛盾している。 どうやら筆者は、子どもを産んだらいったん仕事を辞めて育自に専念し、幼稚園に行く頃から少しずつ(短時間)社会復帰し、小学校に上がったらフルタイムに戻るというM字曲線を描くのがベストと言いたいらしい。 私も子育て時代、周りからよく言われた。 「2、3歳までは目が離せなくて大変だど、手がかかるのはほんの2、3年だから(ちゃんと見てなさい)」 言っている人は、慰めであり励ましの言葉のつもりだろう。 しかし、私には「目を離すな」という威圧であり脅し?でしかなかった。 一人っ子なら、確かに長くて3年なんだろう。子どもと自分のために我慢すべきなのかもしれない。 でも、私には5人子どもがいる。 一番上と一番下は9歳離れている。 長子が生まれてから末子が小学校に入るまで15年。子どもと家庭優先で、自分のことは仕事も他のことも諦めました。 「自分で望んで産んだんでしょ?覚悟が足りないんでは?」と言われれば反論はできません。5人産んで育てたことを後悔している訳ではない。(しかし、妊娠・出産は自分1人の意思でコントロールできる訳ではないんです。) でも、実家の助けもなくワンオペ育自が辛かった事も事実ですし、長子の時はフルタイムで働いていたので、生後8週から預けて、心身共に保育園に助けられたのも事実です。 少子化という目に見えることだけでなく、保育政策のあり方に、民度の低下、絆の崩壊という危機感を覚えているのならば、政府・政治家・行政にもっと訴えかけるべきなのではと思った。 それと、介護・医療・学校もそうだが、 保育も収益を求めてはいけない領域だと思う。 “税は財源ではない”という認識をもって、公金を充分に投入することで、人手不足や質の担保もでき、経済も回復するはず。
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大げさなタイトルと、作者の経歴に少々疑問が残るが、仰っていることはそのとおりだと思う。けれどもこの本を手に取る人は、保育園に預けることに違和感や迷いがある人や保育関係者が多いかなと思うので、そのような人たちにはこの本の内容が響いても、作者が本当に読んでほしい人たちには届くのだろう...
大げさなタイトルと、作者の経歴に少々疑問が残るが、仰っていることはそのとおりだと思う。けれどもこの本を手に取る人は、保育園に預けることに違和感や迷いがある人や保育関係者が多いかなと思うので、そのような人たちにはこの本の内容が響いても、作者が本当に読んでほしい人たちには届くのだろうか、じゃあこの本は一体誰のための本なのだろうかと、これまた疑問に感じた。ただ一母親、一保育士として言わせてもらうが、この作者の言うとおり、子どもを誰かに預けるにあたり、母親としての違和感や直感は大切にしてほしい。良くも悪くも母親の勘って最強だと思う。その勘が研ぎ澄まされるほど、子どもと真剣に向き合ってほしいし、自分もそうでありたいと思う。そういうことを仰っているのかな、この作者は。
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私は仕事が好きだった。子供が産まれたら、迷いなく保育園に預けるつもりだった。しかし、実際に妊娠してからは、気持ちがガラリと変わり、なるべくこの子と一緒にいたい、と思うようになり、悩んでいる。今の世の中、自分の周りも、保育園に預けて仕事を再開するのが多数派だから。 でも敢えて時流...
私は仕事が好きだった。子供が産まれたら、迷いなく保育園に預けるつもりだった。しかし、実際に妊娠してからは、気持ちがガラリと変わり、なるべくこの子と一緒にいたい、と思うようになり、悩んでいる。今の世の中、自分の周りも、保育園に預けて仕事を再開するのが多数派だから。 でも敢えて時流に逆らうこの本を読むことで、初めて救われた気持ちになった。悩んで当然なのだと。また、キャリアと育児の両立は昔からの自分の望みであり、流行りに乗っかっているつもりではなかったが…本当にそうか?この本は少し立ち止まって考えるきっかけをくれた。 この国の乳幼児にとっての幸せは、直近10年ほどの政策により良からぬ方向に向かっているようだ。 労働人口が年々足りなくなる中、国は女性の社会進出を謳って女性を子育てから引き剥がし、「競争」社会に参加させる流れを作った。共働きが当然となり、保育園の待機児童が問題化した。そこで、規制を緩和し園の乱立、パートタイム制導入や受け持ち人数を増やす、無資格者でも保育できるようにするなどの施策を進めた。また、保育標準時間が11時間に定められたこともあり、保育士の負担は増え、保育の質も低下しているという。これられに家庭での関わり不足も加わって、愛着障害、問題行動を起こすこどもが増え、就学後の学級崩壊にまで繋がっているという…! そもそも長時間保育園に預けやすい仕組みを作ることが「子育て支援」の1つとされているのが間違いで、正しくは「就労支援」である。本当に子育てを支援するなら、親が子供と関わる時間を増やすような取り組み(育休を取りやすくする、時短でも働きやすくするなど)の方を強化させるべき、とあるが、本当にその通りだと思う。 しかも、保育時間は伸ばすように制度を変えた一方で、児童養護施設への乳幼児の入所は原則禁止するように変えたそうだ。代わりに欧米に倣って里親制度を拡充するという。この変革は乳幼児は集団型の施設ではなく家庭的な環境で育つべきとの考えに基づくそうだが、筆者の言う通り、矛盾した政策だと思う。そもそも欧米は未婚の母や血縁関係の無い親子で暮らす比率が日本よりずっと高いので目指すのが間違いだし、本来養護施設で過ごすはずだった子供とその親のケアで保育士の負担は更に増すという。 預け先に困るなら保育所を増やせば良い、問題が増えたから児相、カウンセラー、専門機関を増やせば良い、というのは間違いという指摘にも納得だ。これらが本当に困っている人たちのセーフティーネットとしてきちんと機能するためにも、子育ては家庭・地域で担うのが当たり前といった社会が復活すればよいのにと思った。 保育園に預ける初日、子どもがこの本のタイトルの様に「ママがいい!」と泣き叫ぶことはよくあるそうだ。かつては、お母さんの子育てが順調に進んでいる証拠です。本当に預けていいんですか?という園長が存在したという。来年の春、自分の子が泣く姿を想像するだけで胸がぎゅっとなる。私は自信を持って「はい、お願いします!」と言える様になっているだろうか… 多方面からの情報収集を続けようと思う。
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保育業界が置かれている厳しい状況について知ることができた。筆者の主張がすべて正しいとは限らないが、一つの側面から見れば、保育業界が崩壊の危機に立たされているという指摘には納得できる部分も多いと感じた。 この本を通して、私は「知らないことは怖いことだ」と強く思った。自分自身も子ど...
保育業界が置かれている厳しい状況について知ることができた。筆者の主張がすべて正しいとは限らないが、一つの側面から見れば、保育業界が崩壊の危機に立たされているという指摘には納得できる部分も多いと感じた。 この本を通して、私は「知らないことは怖いことだ」と強く思った。自分自身も子どもを持つ立場として、将来的に保育園を利用したいと考えている。待機児童が減少し、子育てしやすい社会になってきていると思い込んでいたが、なぜ待機児童が減ったのか、保育士不足が叫ばれる中でなぜ11時間保育が可能なのか、小規模保育園が増えている理由について、これまで深く考えたことがなかった。 保育園に子どもを預けることは決して悪いことではない。しかし、その背景や現状をきちんと理解した上で、自分なりの考えや意見を持ち、行動していくことが大切だと感じた。
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すごく意見が分かれそうな本。 著者が70代の男性というのが、またなんとも… 3歳児神話が信仰されているのは、 日本くらい、というのをこの方は知らないのだろうなぁ…とも思わされる。 タイトルの通り、終始、 特に乳幼児期の長時間保育に反対している本。 ちなみに、子どもを預けて働...
すごく意見が分かれそうな本。 著者が70代の男性というのが、またなんとも… 3歳児神話が信仰されているのは、 日本くらい、というのをこの方は知らないのだろうなぁ…とも思わされる。 タイトルの通り、終始、 特に乳幼児期の長時間保育に反対している本。 ちなみに、子どもを預けて働くことに抵抗・迷いがある人は、本書はおすすめしない。 とは思うものの、 ・父親の育児参加を促している点は個人的には◎ ・保育園の虐待の話など聞くと、預けるのが怖くなる うちは大丈夫と思いたくなる 余談だが、我が子(年長児)が 偶然、本書を見つけ、タイトルを見て 「ママがいい?変な本」 と呟いていたのが印象的だった。 ・人生の質はどれほど弱者に愛されたに気づくことで決まる
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「子育て」=「親育て」。なので、子育てを仕組みにやらせてはいけない。子供は専門家ではなく、親を求めているし、子供に関わることでどんな親も自身を育てることができる。 待機児童2万人当時、安倍元首相の「あと40万人保育園で預かれば女性が輝く」という発言。子育ては損な役割、イライラ...
「子育て」=「親育て」。なので、子育てを仕組みにやらせてはいけない。子供は専門家ではなく、親を求めているし、子供に関わることでどんな親も自身を育てることができる。 待機児童2万人当時、安倍元首相の「あと40万人保育園で預かれば女性が輝く」という発言。子育ては損な役割、イライラの原因というイメージづけが政府によってされ、3歳未満児をなるべく親から離そうとする。保育の質などお構いなしに、マネーゲームのように保育園を増やし、母親をマネーゲームの競争に引きずり込むことが母子の望みとは思えない。 無資格者を無理やり増やして受け入れ人数や受け入れ時間を増やすことで、保育園には虐待が比例して増えている。「子育てしやすい国づくり」=「保育園を増やすこと」とする考え方に違和感を覚えない、それこそが1番問題である。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 著者が本気で子供の未来を考えているというのが伝わってくる。赤ん坊に自由を奪われるのは、本来幸せなこと。言いたいことは分かるのだけど、つらいものはつらい。3時間おきに授乳、哺乳瓶が苦手な息子がいては、自由なんてないに等しく、それで時々自然と涙が流れてくるくらいにはストレスを感じている。自由に過ごしている(ように見えてしまう)夫に腹が立って言葉に棘が生まれてしまう。私自身は、著者が思い描く母親像ではなさそうだと思った。 自分がみるよりプロの保育士が子供を見てる方がいいのではと思ったこともあるが、そうじゃないという意見には勇気づけられた。
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70歳のおじいさんが書いた三歳児神話の本。総裁選の最終演説で「60年前の日本は貧しかったけれど良かった」と聞いた時と同じガッカリ感は否めない。 現代を生きる私は、母親としても、職業人としても生きたい。保育を外注して仕事をする私は、これで良いのだろうかと自問する度に葛藤している。...
70歳のおじいさんが書いた三歳児神話の本。総裁選の最終演説で「60年前の日本は貧しかったけれど良かった」と聞いた時と同じガッカリ感は否めない。 現代を生きる私は、母親としても、職業人としても生きたい。保育を外注して仕事をする私は、これで良いのだろうかと自問する度に葛藤している。苦しいけれど、きっとこの葛藤が私の心を育てるのだと信じている。育児と仕事の両方を大切にしようと奮闘してきた11ヶ月間を振り返りながら読んだ。
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久々に出会った偏った育児政策の本。論理の飛躍と主観での事実の切り取りが多すぎて、大学生の卒業論文くらいの気持ちで読むことを推奨します。 ヨーロッパの子育て本を読んだ後に、早期の母子(親子)分離に警鐘を鳴らす本として(そもそもこの考え方も日本特有のものだけれど)相反する意見も見てみ...
久々に出会った偏った育児政策の本。論理の飛躍と主観での事実の切り取りが多すぎて、大学生の卒業論文くらいの気持ちで読むことを推奨します。 ヨーロッパの子育て本を読んだ後に、早期の母子(親子)分離に警鐘を鳴らす本として(そもそもこの考え方も日本特有のものだけれど)相反する意見も見てみるかと思って読んでみたが、今の働く母親が置かれている育休や保活などの会社や国のシステム、男性の育児参加を何が妨げているのかという視点も著者は理解しておらず「お気持ちと一部分だけきりとったデータの見解」が最後まで書かれていた。タイトルにもなっている「ママがいい!」という子供の言葉は、根本的に母親である必要はなく父親・その他信頼のおける人が育児に関わる時間が母親と同等ではない(著しく少ない)、その結果子供にとって「ママがいい」という認識に繋がるという研究データを無視している。母親=育児以外の自分の人生も楽しみたい、自己実現や自分を満たすための時間が欲しいという考えを持った人もいるという考えが著者には全く無いのだと思う。著者は男性で、母親が子育てをすることを前提に本文は進められているので、まずは著者自身が0歳から小学校入学前までどこにも預けず自分だけで子供を育ててから意見を述べて欲しい。 著者の経歴を考えてもアカデミックな客観的視点で書かれた本でないということは念頭においた方が良い。 ただ、今の育児は子供より大人都合と言われれば「確かに」と思える点もあり、現場を守ってくださっている保育士の方々は本当はこう言う考えを持っているのかも?という意味では、こんな見方もあるんだなぁと話半分に読む分には新たな視点になって良いかもしれない。
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共働き家庭で、仕事と家庭の両立に悩める全親に読んでいただきたい。 これからの保育がどうあるべきか、子育ての尊さに気付かされました。
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『母親の精神的健康を保つことは、保育所保育指針に掲げられている「子どもの最善の利益を優先する」という言葉にいちはまんかなっている。(p.202より引用)』 子育てしてても、保育士としても、本当にそうだと思う。
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