メタバースとは何か の商品レビュー
『#メタバースとは何か ネット上の「もう一つの世界」』 ほぼ日書評 Day557 タイトルに偽りなし。メタバースとは何か、を網羅的に解説してくれる。個人的には、ゲームでの例えが多かったので、やや体感的に分かりづらい箇所もあったが、Kindle Unlimitedにもあり、ゲー...
『#メタバースとは何か ネット上の「もう一つの世界」』 ほぼ日書評 Day557 タイトルに偽りなし。メタバースとは何か、を網羅的に解説してくれる。個人的には、ゲームでの例えが多かったので、やや体感的に分かりづらい箇所もあったが、Kindle Unlimitedにもあり、ゲーム系に詳しい方にはかなりオススメだろう。 メタバースとは、コンピュータネットワークの力を借りて、何がしかのレベルの仮想(バーチャル)空間のことだ。 バーチャルゲームと言って、真っ先にイメージされるのは、ゴーグルをつけることで外部と遮断された空間に入り込むVRタイプのものだろうか。 本書冒頭でもバーチャル世界の入門体験として推奨される『レディプライヤーワン(スピルバーグ、2018年)』は、この世界だ。 一方で、透過性のあるメガネ、あるいはコンタクトレンズを使い、リアルの上にバーチャル情報を重ねるARというタイプもある。 ポケモンGOのARモードもこれに該当するが、よりポピュラーなのは(世代にもよるが)ドラゴンボールでベジータが付けている「スカウター(色々データが表示される片目だけのサングラスみたいなもの)」だろうか。 上記の二つは、各陣営の左右筆頭とでも言うべきものだが、GAFAMに代表されるITジャイアントは、この軸上のどこかしらでビジネス化を図り競い合っているのが今日の姿であると、多くのケースが紹介される。 また、それらの多くは、今後幅広い発展余地があり、例えば洋服のバーチャル試着サービスが行き着く先は、その世界に所属する全員がバーチャル衣服をお互いに認識し合うことによって、極端な話、全裸であっても自分が「そう見えて欲しい」と思う服を身に着けているように見える世界が到来するという。 まかり間違えば『裸の王様』の世界である。 一方で使い用によっては、気のある相手だけに魅力ある着衣をしているように見せることで、相手の気を引く、いわば "デジタルフェロモン" みたいな使い方もできるのでは等とも妄想してしまう(ちなみに「デジタルフェロモン」ということでググってみたら、セクシー写真集以外には1つ論文が引っかかって来ただけだったので、この意味での用例としては、この書評が初出かもしれない!?)。 https://amzn.to/3hDSJUW
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知りたかったことがほんとによく網羅的にかつ分かりやすく紹介、解説されており、好著だと思います。 メタバースおよびその周辺の直近の具体的潮流の紹介に始まり、それが何を意味するのか?に対する著者の考察、そしてGAFAM各社の取り組みとその注力先の違いについての解説…と、この本に俯瞰的...
知りたかったことがほんとによく網羅的にかつ分かりやすく紹介、解説されており、好著だと思います。 メタバースおよびその周辺の直近の具体的潮流の紹介に始まり、それが何を意味するのか?に対する著者の考察、そしてGAFAM各社の取り組みとその注力先の違いについての解説…と、この本に俯瞰的に解説してもらいました。
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Kindle Unlimitedにて読了。 メタバースとは、もう一つの世界のこと。要はVRでしょって雑な理解をしてたけど、現実との関わり具合で、デジタルツインとか、ミラーワールドというのもあるらしい。 リアルのフリクション(まさつ)を無くした快適な世界へようこそということなんです...
Kindle Unlimitedにて読了。 メタバースとは、もう一つの世界のこと。要はVRでしょって雑な理解をしてたけど、現実との関わり具合で、デジタルツインとか、ミラーワールドというのもあるらしい。 リアルのフリクション(まさつ)を無くした快適な世界へようこそということなんですが、個人的にはまだ不気味さを感じます。まあ、試してないからなんともだけど。コミュ障なので、自分と耳障りの良いことしか言わないAIだけの世界、アンダーワールドにはちょっと興味あったんですが、期間限定公開だったので、いまはないみたいですね。残念。 VRゴーグルもオキュラスクエスト2が今は定番ですが、まだまだ進化の余地はあるようなので、一般人はまだ様子見でよいかな。次に発売されるVRゴーグルは注目かも知れません。
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メタバースとは、サイバー空間に作られた、現実とは全く別の都合のいい世界、すなわち究極のフィルターバブルです。途方もないビジネスチャンスがあることは確かなので、その未熟さ含め正しく理解して付き合っていきたいです。
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メタバースとは何かをゲームなど身近な話題で説明しているので、理解がしやすかった。メタバースで稼ぎ、メタバースで完結する世界になるのかもと思う。自分の好きなものだけを見れる仮想世界とミラーワールドの違いも勉強になった。
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最近になってメタバースが注目を浴びるようになった背景とGAFAMのメタバースへの取組が詳しく説明されていて参考になった。 一方で、著者のオタク的な意見や感想が前面に出過ぎていて、辟易する部分もあった。
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メタバースとはと言うことはもちろん 1.何故メタバーズが今後拡大すると思われるのかという背景が具体的に記載されていた点 2.GAFAMをはじめとしたフロントランナー達の取組が記載られていた点 の2点を学べたという点で非常に面白かった。需要があるのもわかるし、新たな可能性を秘めてい...
メタバースとはと言うことはもちろん 1.何故メタバーズが今後拡大すると思われるのかという背景が具体的に記載されていた点 2.GAFAMをはじめとしたフロントランナー達の取組が記載られていた点 の2点を学べたという点で非常に面白かった。需要があるのもわかるし、新たな可能性を秘めていることもわかる。だか、もう少し踏み込んだ部分(メタバーズの需要が何故、どこに、どのように等)を知ることで少し視野が広がった気がする。 分野によって著者の価値観が押し出されすぎている点は良いか悪いかは置いといて、これから来るであろう新領域へのベーシックな理解度を高めると言う点で、非常に参考になる本だった。
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理解しうる内容。 メタバース(仮想空間について)を個人の要望的側面と社会的側面と経済的側面から移している。 仮想空間についてもう少し学が積めれば面白く読めそう。
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今、俄に話題となっているメタバースとは何かに対して、筆者なりの表現を使って説明がされている。メタバースの行き着く先が、誰にも傷つけられない、誰も傷つけない自分だけの理想の世界とは思いもよらなかった。科学の進歩は人と人の繋がりさえも不要なものにしてしまうのか?どんな技術にも良い面と...
今、俄に話題となっているメタバースとは何かに対して、筆者なりの表現を使って説明がされている。メタバースの行き着く先が、誰にも傷つけられない、誰も傷つけない自分だけの理想の世界とは思いもよらなかった。科学の進歩は人と人の繋がりさえも不要なものにしてしまうのか?どんな技術にも良い面と悪い面がある。メタバースのもたらす未来に光あれ。
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