メタバースとは何か の商品レビュー
Vivyや電脳コイルなど、知っている作品が本書にでてきた。vivyは本当によかった、特に歌が。 メタバースの世界でのビジネスがこれからどんどん広がっていきそう
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最近週1くらいで新しい本が出ているメタバース系の書籍。フォートナイトや電脳コイルなど、人気ゲームやストーリーにメタバースの世界観を取り入れたアニメ等を例に、メタバースについて語られる。現状、メタバースの定義があいまいだが、本書を読めばなんとなくイメージをつかめると思う。メタバース...
最近週1くらいで新しい本が出ているメタバース系の書籍。フォートナイトや電脳コイルなど、人気ゲームやストーリーにメタバースの世界観を取り入れたアニメ等を例に、メタバースについて語られる。現状、メタバースの定義があいまいだが、本書を読めばなんとなくイメージをつかめると思う。メタバースがスマホレベルで流行するのは、VRゴーグルが映画「レディプレイヤー1」に出てくるくらいのサイズにならないと難しいといったかんじ。世間で話題のメタバースについて、なんとなくの雰囲気を知りたい人にオススメの一冊。
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もう一つの世界での新しい生き方を模索する。 最近やたらよく聞くメタバースという言葉。 新しい言葉だからその定義はまちまちでまだ明確になっていない中、この本では メタバース =「現実とは少し異なる理で作られ、自分にとって都合がいい快適な世界」 と定義し、入門書でありながらその...
もう一つの世界での新しい生き方を模索する。 最近やたらよく聞くメタバースという言葉。 新しい言葉だからその定義はまちまちでまだ明確になっていない中、この本では メタバース =「現実とは少し異なる理で作られ、自分にとって都合がいい快適な世界」 と定義し、入門書でありながらその核心を紐解いてくれている。 岡嶋先生の主観ちょっと強めだけど、メタバースについて歴史的背景から現状、課題まで網羅されていて、学び始めの一歩としてはとても有効な一冊。 先日ラジオでたまたま岡嶋先生のメタバースに関する話を耳にして、メキメキ湧いた興味を元に買ってみた当書。 正直メタバースについての知識なんて綿毛にも満たないほわほわな状態だったけど、この本を読んでグッと現実味が湧いたしもっと知りたい欲も湧いた。 内容は、現実が生きづらいなら自分にとって都合のいいネット上のもう一つの世界で生きていくという選択肢があってもいいんじゃない?というのが趣旨。 今はなかなか想像が追いつかないけど、メタバース上ではお金を稼ぐこともできるし、遊ぶことも恋愛をするもできるから、食事と排泄以外はそっちの世界で過ごすことができる。 しかも思い通りの見た目で、自分の周りはAIやフィルターバブルを通した自分にとって都合のいい人、モノ、情報が囲み、嫌な思いをすることもない。 嘘みたいな夢みたいな話。 いかんせん岡嶋先生とは考え方がとても似ていて共感の嵐。 リアルな世界がなんとなく生きづらいと感じていること、暇さえあれば"都合のいい世界"にどっぷり浸かっていたいこと、オタクであることなど挙げ出したらキリがない。 だから私はメタバースの世界で生きることを虚しいとか奇妙だと思わないし、むしろ歓迎・ワクワクスタンス。 メタバースが今後どうなるかまだまだ予測不能なことも多いけれど、言えるのは潜在ニーズは確実にあり間違いなく拡大するということ。 生まれうる新しい世界に胸の高鳴りが止まらない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
202205.06 昨今よく聞くようになったメタバースについて関心があり、「メタバースとは何か」というタイトルがまさに私の疑問と一致(要はメタバースとは名前しか知らない)したので読んでみた。 こういう一つの事柄に対する導入書はとてもありがたい。 あとソードアートオンラインをアニメで見ていたので、メタバースの理解がしやすかった。 というか、かなり大雑把にいうと「メタバースってSAOのこと?」ぐらいの理解はできた。笑 SNSは楽しい。なぜならそこはある程度自分の趣味・思考が似た人だけが集まるようにフィルターにフィルターを重ねた空間だから。 SNSとは考え方が合う人同士を集める場所ではなく、考え方の合わない人を排除するツールなのだ。 そこで広告を見せることでSNSは利益を得ている。 自分と似た人が薦めてくれる商品だから、そりゃあ買っちゃうよね・・・私もインスタがなかったら買ってなかった商品いっぱいあるわ。 話は逸れたが・・・そのSNSをさらに進化させたのがメタバースと言える。 その空間には自分に似た人たちしか集まらない。 SNSはスマホなどのスクリーンを通して利用するので、どうしても現実から離れることはできないが、メタバースは五感をフルに活用するので、「メタバースの中で生きる」ことも可能なのだ。 そして私たちのこれからの生活の軸足は確実にメタバースへ移していくこととなる。ビジネスチャンスは無限にある。 メタバースと対になるのがミラーワールドだ。 メタバースは現実とは異なる世界を作るのに対し、ミラーワールドは現実のコピーを作ることを目的とする。(ARなど。ARはポケモンGOをイメージすると良い) リプリゼンテーションとは、コンテンツに多様性を正しく反映させようとすることである。 欧米では仮想現実内でもルッキズムは批判の対象となり、美男美女しか出てこないコンテンツは減っている。 自由と平等は近年よく叫ばれているが、この二つは相性が悪い。 自由を尊重すれば不平等が生じるし、平等を尊重すれば不自由さが出てくる。 現代はどちらかというと自由に重きが置かれている現状で、「自由な生活を謳歌して価値ある人生を自ら勝ち取るべき」とまで拡大してくるとちょっとしんどくなってくる。 そうなると自分の価値観を認めてくれる人たちの中だけでナンバーワンを目指す方が合理的なのだ。 インターネットは議論には向いていない。 インターネットが得意なのは個々にカスタマイズされた快適な空間を作ることなのだ。
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メタバース台頭の背景や先行事例、GAFAMの取組み事例から今後の展望がまとめられた内容。ゲーム視点で語られることが多いメタバースだが、本書ではミラーワールドなどが区別されていたため、より理解が深まった。哲学的な内容もあったりと、さまざまな観点を含みながらも簡潔で面白かった。
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いろいろと考えさせられる。 仮想現実には、二つの流れがある。 リアルとのつながりを重視するもの。 リアルとのつながりをたちきるもの。 後者が、仮想世界であり、メタバース。 人々に自由がもたらされ、 半ばには強制されるようになった。 自由の結果、生じる責任は、自分が負う。 そ...
いろいろと考えさせられる。 仮想現実には、二つの流れがある。 リアルとのつながりを重視するもの。 リアルとのつながりをたちきるもの。 後者が、仮想世界であり、メタバース。 人々に自由がもたらされ、 半ばには強制されるようになった。 自由の結果、生じる責任は、自分が負う。 その面倒さなどから、逃れたい、 他人の自由と触れたくないために、 自分の都合の良いところだけをとりだした 世界で過ごしたい。 そんな欲求にこたえてくれるのが、 メタバース。 メタバースは、現実との遮断が重要であるため、 スマートグラスではなく、ヘッドセットが ハードとして重要となる。
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メタバースは本当に流行るのか?「セカンドライフ」は無慚にも萎んでしまったというのに…という疑問を抱いた上で読み始めた。 読み終えてから、なるほど、これから本当にメタバースが流行るかもしれない、という可能性を見いだした。 これから現実の世の中は、「自由」もしくは「新自由」の名...
メタバースは本当に流行るのか?「セカンドライフ」は無慚にも萎んでしまったというのに…という疑問を抱いた上で読み始めた。 読み終えてから、なるほど、これから本当にメタバースが流行るかもしれない、という可能性を見いだした。 これから現実の世の中は、「自由」もしくは「新自由」の名の下に、どんどん殺伐とし居心地が悪くなるであろう。そうなると、現実に縛られない「仮想」の世界に逃げ込んでいく。その入り口が低ければ、尚更その流れは加速するだろう。 しかし、はたしてメタバースの世界に、現実と異なる「自由」はあるのだろうか。 フェイスブック改めメタ社は、リベラルなアップルやMSとは異なる企業風土を感じる。稼げればいい、健康問題や中傷表現問題は置いといて、といった印象。そんなメタ社がメタバースで専制すれば、どうなるのだろう。 待っているのは夢の世界か、現実と何も変わらない格差の世界か。 著者のメタバースへの期待とは裏腹に、一読者は暗澹たる気持ちになった。
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2022/04/11 漠然と語られているメタバースについて、その概念から、今後の展望まで割と分かりやすく書かれている本で、読んでいてとても勉強になりました。 何となくでしか聞いたことなかったもの、今までそんなに気にしてなかった世の中の変化について、仮想空間や仮想現実というものが一...
2022/04/11 漠然と語られているメタバースについて、その概念から、今後の展望まで割と分かりやすく書かれている本で、読んでいてとても勉強になりました。 何となくでしか聞いたことなかったもの、今までそんなに気にしてなかった世の中の変化について、仮想空間や仮想現実というものが一体何なのかということを解説してくれるので、この手の分野について概要を掴みたかったり、イメージをもう少し具体的に持ちたかったりする人にはオススメなのではないかと思います。 自由と平等は双方に押し進めていくといつかぶつかり合う概念であり、人間の理想とする部分をインターネットの世界が実現して来て、人間の生活は過去と比べてとても便利になり、それは今度仮想空間や仮想現実という形で私たちの世界を、より理想的な形にしてもう一つ生み出そうとしています。 メタバースについても色々な解釈がある中で、「自分達の理想を叶えてくれる空間」が存在することは、現実で少数派になって不遇な思いをしている人にとってはチャンスを掴める世の中ができる訳だし、新しいビジネスの可能性や、新しい取り組みの可能性も色々と視野が広がるのではないかと思いました。 日本の技術力が、GAFAMの席巻している現在の世の中に、何かしらの影響を与え、人間の生活をさらに豊かにするような未来にメタバースという考えがどう関わってくるのか楽しみですし、自分達はこれからこうしたものを活用してどんなことができるのかについてももっと勉強していかなくてはならないなと思わされた一冊です。
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『思考からの逃走』などと同じ著者によるメタバースの紹介。メタバースがこれから来るということで読んだのだけれど、期待以上の本だった。著者独自の定義という断りはあるものの、メタバースとミラーワールド/デジタルツインの違いもクリアに定義されていてわかりやすい。 そしてMetaを除くテッ...
『思考からの逃走』などと同じ著者によるメタバースの紹介。メタバースがこれから来るということで読んだのだけれど、期待以上の本だった。著者独自の定義という断りはあるものの、メタバースとミラーワールド/デジタルツインの違いもクリアに定義されていてわかりやすい。 そしてMetaを除くテックジャイアントはリアルワールドで一定の成功を収めているため、リアルとの接点のあるミラーワールドとARを志向する。この状況を踏まえて、日本企業にとっての可能性はメタバースの方にあるのではないかという仮説が提示される。メタバースはリアルの世界とは切り離された世界であり、そこでリアルの制約を取り払った世界を築くことができるからだ。メタバースに安住することを可能にし、メタバース上でお金が稼げるようにしてあげられれば、リアルはそれこそ排泄と食事と睡眠をする程度の場所になる可能性もある。リアルで敵わなくてもメタバースでは日本企業にとっても勝負になるかもしれない。 一方で、メタバースで完全にリアルの世界と切り離された没入感を得るためにはVRのHMDが必要であり、今はこれの性能面でネックがある。改善されているとはいえまだ重いし解像度も荒いし乗り物酔いのような症状も生まれてしまう。とはいえ、どんどん改善は進んでいくんだろうと思う。 という意味で、当面ビジネス的にはARのミラーワールドの可能性を追求しつつ、片目ではメタバースの世界を見ておくのが良さそう。そして、HMDを買うかどうかはやはり悩ましい。高いので・・・。
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気付かない間にすごい世界ができつつあることに驚いた。この技術の進化の速さを考えると、間違いなくリアル以外の世界でも生きていくことになりそう。取り残されないようについていかないと、と思った。
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