ドライブインまほろば の商品レビュー
最近、全然本を読む気にならないが、これは読めた。憂がかわいそうで辛かったなぁ。兄弟も理不尽なことがある。上の子はなんでも出来て当たり前。同じ事を下の子がやると褒め称える。上は辛いんだよなぁ。こんなおばさんになってもそう思う。
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読みごたえがありました。 本の厚みもあり読めるか不安でしたが、そんな心配は稀有に終わりました。 内容が濃すぎて感想が難しい。。。 家族、血縁の縛りってなんだろうって思います。登場人物みな家族関係で問題かかえていて、それぞれの人物同士絡み合っていって、、、。 殺人に至る理由も自分本位だけではないところに気持ちの持っていきようが難しくなります。 憂と、言葉を選びながら真摯に向き合う比奈子に好感が持てたのと(決してノンデリではない比奈子だからこそ憂は留まれたのだろうな) 比奈子がははとの共依存を断ち切れたのが良かったです。 最後はみな正しい方法でこれまでのことを受け止め抱えながら生きていくところが、当たり前に納得感。 まほろばが、みなの心の拠り所となったらいいと思います。
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遠田潤子の作品はいつも、重くて辛くて痛い。 それでも、読み終わった時不思議に嫌な気持ちにはならない。 今回も、そういう読書だった。 小学6年生の憂は、母の再婚相手を殺し、異母妹を連れて家から逃げ出した。 逃げ込んだ先の「ドライブインまほろば」を経営しているのは、2年前に5歳の娘を事故で亡くした比奈子。 憂が殺した流星の双子の兄・銀河は、憂を探して「ドライブインまほろば」にたどりつく。 そこで三者は…。 憂の人生が壮絶で、胸が潰れそうになる。 両親も義理の父も、誰も憂を愛してはいない。 ただ憂さ晴らしをし、家事などをさせるためにそばに置いているに過ぎない。 「なんのために生れたんだろう。生きてきていいことなんてひとつもなかった」と思う憂に唯一やさしくしてくれた母方の祖父。 一度しか会ったことのない祖父との約束だけを信じて、憂は辛い人生を耐えてきた。 親に捨てられ、祖父母に煙たがれていた銀河と流星は、幼いころから2人だけで世の中と戦ってきた。 その、銀河の人生の相棒を殺した憂を、銀河は許すことができない。 そして憂が持って逃げた銀河のパソコンを取り返すためにも、銀河は憂の行方を追うために憂の祖父のもとへ行き、行きがかりで殺してしまう。 憂の一番大切な祖父を殺した銀河。 銀河の一番大切な流星を殺した憂。 実は二人はとても似ている。 「お兄ちゃん」として弟妹を守り、支える役割を過剰に自分に課して生きてきた。 憂が人を殺したと聞いてもなお、彼と妹を隠し、面倒を見てきた比奈子にも事情はある。 彼女の娘が亡くなった時、車を運転していたのは彼女の母だった。 本当のところを言えば、母親を許すことなんてできない。 けれども、共働きで忙しいとき母を頼っておきながら、母が罪の意識に責めさいなまれているのを見捨てるのか?と自分を責める自分もいる。 私はちょっと比奈子の母が苦手というか、好きにはなれなかった。 贖罪の気持ちはわかるけれど、自分の気持ちばかりで、娘の心の傷がまだ生々しいままなことにあまりに無自覚だ。 ”母の贖罪は無意味で空しくて、そして、厚顔無恥な凶器だ。私の心をあの日につなぎ止める。” 誰のせいと問い詰めることに意味はないが、それでも娘の死に関しては加害者側であるのに、「許してほしい」ということを許さない娘をなじる。 何故、あんたが被害者面なんだよ! 一体このねじれた人間関係とストーリーをどうやって終わらせるのか。 結果的に、非常に常識的な終わりを迎えるのである。 罪を犯した者はその事実と向かい合い、罪を償い、その先の人生について考える。 憂と銀河にはそれぞれ支えようとしてくれている人が一応いる。 比奈子にさえも、明るい未来がありそうだ。 例えばなんとなくふわふわと、生まれ育ちがかわいそうだからしょうがないと許してしまうエンディングだってあるだろう。 でも、辛くて痛くてはいつくばって生きてきた彼らが、この先を胸をはって歩いて行くためには、当たり前だけど罪と向かい合って償わなくてはだめだ。 そういうことがきちんと書かれているから、実際にそんな甘いもんじゃないよと思いながらも、彼らを赦すことができるのだ。 そして読後感は、すこぶる良い。
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全体的には、辛いストーリーだった。 どんな悪人にも愛はあるんだな。 というか誰も悪人になりたくてなるわけじゃないんだ。 信用できる人に出会うことや、人を信用することは難しいかもしれないけど、、それでも誰かと語り合うことは大切なんだ。 誰かの言葉でココロが動く。 話すことでコ...
全体的には、辛いストーリーだった。 どんな悪人にも愛はあるんだな。 というか誰も悪人になりたくてなるわけじゃないんだ。 信用できる人に出会うことや、人を信用することは難しいかもしれないけど、、それでも誰かと語り合うことは大切なんだ。 誰かの言葉でココロが動く。 話すことでココロが動く。 希望も絶望もあるけど、希望は人を強くし、未来を明るくする。
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この著者の紡ぐ物語がたまらなく好きです。たいていは暗い話で、めげそうになるぐらい重いときもあるけれど、最後に必ずひと筋の光が見えます。だから、著者が「救いはあろうがなかろうが気にならない」と言っていると知ってちょっと驚きました。 「救いがないならないできっちり書くべき」というの...
この著者の紡ぐ物語がたまらなく好きです。たいていは暗い話で、めげそうになるぐらい重いときもあるけれど、最後に必ずひと筋の光が見えます。だから、著者が「救いはあろうがなかろうが気にならない」と言っていると知ってちょっと驚きました。 「救いがないならないできっちり書くべき」というのは確かにそう。安易なハッピーエンドに走らず、でも主人公たちのことを放り出したりはしないから、この人生に惹きつけられます。 こんな子どもに「生きていてひとつもいいことなんかなかった」なんて言わせちゃいけない。生きるのに理由は要らないとしても、生きたいと思ってほしい。
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ドライブイン、懐かしい響きだ。 東北の田舎出身なので、子供の時にドライブインに家族で立ち寄ったことはあるし、ドライブインという言葉も馴染み深い。 ただ、それがどういう位置づけのものなのかよくわかっていなかった。 そうか、ドライブインという言葉が死語になったのは道の駅が普及したこと...
ドライブイン、懐かしい響きだ。 東北の田舎出身なので、子供の時にドライブインに家族で立ち寄ったことはあるし、ドライブインという言葉も馴染み深い。 ただ、それがどういう位置づけのものなのかよくわかっていなかった。 そうか、ドライブインという言葉が死語になったのは道の駅が普及したことも原因なのか。田舎なら、駐車場の広い飲食店もあるし、わざわざドライブインを選ばない人も増えたのだろう。 ノスタルジックで温かみのあるタイトルではあるものの、登場人物たちは余すことなく負の連鎖、不幸の連鎖だ。 想像を超える、陰湿な不幸だ。 色々つらいんだけど、私が一番きつかったのは、憂が唯一好きだったおじいさん、それも十年池のことをカレンダーに書いて約束を守ろうとしていたおじいさんが、あまりにあっけなく、理不尽に殺されてしまったこと、かな。 憂が心の拠り所にしていた人が死んでしまったことがね・・・つらい。おじいさんの死を、憂が知らずに済みますようにと願ったけれど、そんなわけもなく。 生きるのに意味なんていらん。 子どもは死んだらあかん。 比奈子のこの言葉は、とても共感したし、響いた。 当たり前な言葉なんだけど、そんなストレートな言葉が強くてうれしかった。 清廉潔白な人が出てこないけれど、やはり子どもは守らなければならないと、私も心から思う。 子どもは、選択権がないのだから。 比奈子の最後の夢は、いつか叶う気がする。 憂と来海と比奈子が一緒に幸せになれれば良いなと思うけど、一緒に暮らせるようになってからが、また試練なのかもしれないね。 人生が変わるほどの美しい自然風景、私も見てみたい。
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家族間の負の連鎖って続いてしまうものなのかな…どうか彼らの代でこの連鎖が終わりますように。みんな根は潔白で、優しい人々だから…(T ^ T)
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しんどいのに読み進めてしまう。 文量しっかりしているのにあっという間に終わってしまった。 親子、兄弟、 壊れた家族の描き方が天才ではないですか…? とても苦しくなったし考えさせられました。 家族だから酷な言葉ってあるよね…
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小学生にして想像を絶する辛い体験をし、人生に絶望すらしかけている憂が、妹を守りたいと必死に負の連鎖を断ち切ろうとしている姿は泣けるけど、すごく痛々しかった。 憂だけでなく、登場人物の多くが荒んだ部分を持ち、それらが複雑に絡んで展開するストーリーは訴えかけるようなメッセージ性があり...
小学生にして想像を絶する辛い体験をし、人生に絶望すらしかけている憂が、妹を守りたいと必死に負の連鎖を断ち切ろうとしている姿は泣けるけど、すごく痛々しかった。 憂だけでなく、登場人物の多くが荒んだ部分を持ち、それらが複雑に絡んで展開するストーリーは訴えかけるようなメッセージ性があり色々考えさせられた。 内容は切なく惨い面だらけで苦しいけど、響くフレーズが多々散りばめられていて、そのたびに心を打たれた。良書だと思う。
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少年に対しどんな残忍な仕返しが待ち受けているかと思う不安と同時に、端々に描画される銀河の根っこからの優しさのギャップが最後まで退屈せず読み終えた
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