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書痴まんが(文庫版) の商品レビュー

3.7

12件のお客様レビュー

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2023/05/26

本をめぐる怪奇譚や奇妙なファンタジーを収録。『ビブリオ漫画文庫』に続く第二弾アンソロジーです。書痴なら「分かる、分かる」と納得してしまうシーンが幾度も出てきて面白い。仕事の休憩に本を読み漁る話、西村ツチカ「きょうのひと」水木しげる「巻物の怪」が特にお気に入り。

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2023/03/04

【書痴】小学生のときに読書感想文コンクールで入賞して図書券で購入し、今なお愛用する岩波国語辞典第五版にはありませんでしたが、超手軽なスマホでは、読書ばかりして世の中に疎い人とありました。書店で目にして、3ページ立ち読みして、即購入しました。本も読書も書店も図書館も好き。本や読書...

【書痴】小学生のときに読書感想文コンクールで入賞して図書券で購入し、今なお愛用する岩波国語辞典第五版にはありませんでしたが、超手軽なスマホでは、読書ばかりして世の中に疎い人とありました。書店で目にして、3ページ立ち読みして、即購入しました。本も読書も書店も図書館も好き。本や読書がためにブレる日常。私も書痴なのか。。。好きな作家さんやジャンルもあるけど、本の匂いや形自体に感じる魅惑。本好きさん、全ては共感できなくても、共感して泣けるエピソードがあると信じてます。マンガを読まない私ですが、機会があれば。。

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2022/07/26

『ビブリオ漫画文庫』と同じく なんか不思議なアンソロジー漫画。 本が愛する…を超えて、愛しすぎちゃった そんな人間たちの話がいろいろ。 ちょっとブラック寄りが多めかな。 収録されたなかでは 森泉岳士『ほんのささやかな』と 黒田硫黄の『男と女』の味わいが私好みでした。

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2022/02/26

1 愛書狂 「愛書狂」 辰巳ヨシヒロ ギュスターヴ・フローベール 「きょうのひと」 西村ツチカ ★ 「古い本」 山川直人 2 本が運ぶ 「新宿泥棒神田日記」 うらたじゅん ★ 「俺様!」 こうの史代 「屋上読書 魅惑の書店街 船の図書館」 「午后のあくび」より コマツシンヤ ★...

1 愛書狂 「愛書狂」 辰巳ヨシヒロ ギュスターヴ・フローベール 「きょうのひと」 西村ツチカ ★ 「古い本」 山川直人 2 本が運ぶ 「新宿泥棒神田日記」 うらたじゅん ★ 「俺様!」 こうの史代 「屋上読書 魅惑の書店街 船の図書館」 「午后のあくび」より コマツシンヤ ★ 「ほんのささやかな」 シリーズ「諸島物語」より 森泉岳土 3 奇書と事件 「巻物の怪」 水木しげる 「殺人者の蔵書印」 「栞と紙魚子」シリーズより 諸星大二郎 「鏡」 「悪魔の招待席」より 石原はるひこ 「八百屋」 「シティライツ」より 大橋裕之 「男と女」 黒田硫黄 ★ 4 漫画愛 「雨とポプラレター」 「ペンだこパラダイス」より 山本おさむ 「劇画バカたち!! 第1話」 松本正彦 「ぼくの手塚治虫先生」 永島慎二 おわりに 「蒸発」 「無能の人」より つげ義春 ★ 編者解説 山田英生

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2022/02/21

広辞苑第6版によると、「書痴」とは『本ばかり読んでいる者をののしっていう語』と出ている。本書に収められている16の作品、どれも本を題材にしている。面白く感じたのは、山川直人・コマツシンヤ・永島慎二・つげ義春の作品だった。

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2022/02/16

本(古本、貸本、漫画家、創作なんでも)にまつわるいろいろな漫画。おもしろい。 特に気に入ってるのが、「愛書狂」「きょうのひと」「古い本」「屋上読書 魅惑の書店街 船の図書館」「ほんのささやかな」「殺人者の蔵書印」「八百屋」「男と女」「雨とポプラレター」わ、ほとんどだ! 気にな...

本(古本、貸本、漫画家、創作なんでも)にまつわるいろいろな漫画。おもしろい。 特に気に入ってるのが、「愛書狂」「きょうのひと」「古い本」「屋上読書 魅惑の書店街 船の図書館」「ほんのささやかな」「殺人者の蔵書印」「八百屋」「男と女」「雨とポプラレター」わ、ほとんどだ! 気になったのは、つげ義春「蒸発」。俳人・井月について調べちゃった。 とにかく本には不思議な力がある、改めてそう思わせてくれる一冊。

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2022/02/10

書痴というとどうしても古書関係がほとんどとなる。そして不思議系というか怪しい話が多くなる。中には、本そのものでなくマンガ作者の話も。しかし、とにかく面白い作品を集めているのは間違いない。

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2022/02/19

本にまつわる漫画作品アンソロジー。 冒頭のフローベル「愛書狂」を原作に日本を舞台にえがいたものがすごいインパクト。目当ての西村ツチカ「きょうのひと」、こうの史代「俺様!」の他に、コマツシンヤ「午后のあくび」からの2作、森泉岳土「諸島物語」からの一編も味があって好みだった。カバー装...

本にまつわる漫画作品アンソロジー。 冒頭のフローベル「愛書狂」を原作に日本を舞台にえがいたものがすごいインパクト。目当ての西村ツチカ「きょうのひと」、こうの史代「俺様!」の他に、コマツシンヤ「午后のあくび」からの2作、森泉岳土「諸島物語」からの一編も味があって好みだった。カバー装画にもなっている諸星大二郎「栞と紙魚子」シリーズと黒田硫黄「男と女」も読ませる物語だった。

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2022/01/20

紙魚子が装丁だったので、愛故の装丁買い。 そして、 そう、私は書痴である(自覚あり) あんまり世間には聡くないが、他の書痴仲間よりはマシな気がする。 というか、かなりマシだと思う(失礼)。 言い換えると、世馴れていると思ってはいる(主観) そう、読んだことをある程度は実生活にフィ...

紙魚子が装丁だったので、愛故の装丁買い。 そして、 そう、私は書痴である(自覚あり) あんまり世間には聡くないが、他の書痴仲間よりはマシな気がする。 というか、かなりマシだと思う(失礼)。 言い換えると、世馴れていると思ってはいる(主観) そう、読んだことをある程度は実生活にフィードバックしてると思うんだが。 まあ、どうやろねぇ、、。 けっこうどうでも良い事ではあるが ぶっちゃけ、ただ読みたいだけ、 もしくは、 物理的に存在する書籍を保有したいという欲がある。 読んだことがある作品も、お初の作品も、楽しく読んだ。 ただ、自分の心をほじくられるような、というか、 ちょっと、いらんところに刺さってくる感はある(笑) で、水木先生やつげ先生のような大御所はおいといて、 初見(多分)で、結構面白かったのが、 「古い本」「魅惑の書店街」「ほんのささやかな」 黒田硫黄の「男と女」も面白かった。

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2022/01/19

ごめんなさい。本の中身は、ほとんど読んでいません。表紙についてのみ、語らせていただきます♪ 表紙は諸星大二郎「栞と紙魚子シリーズ」の紙魚子さんが、古本屋の店番をしているイラスト(初出・2010大阪古書研究会の合同古書目録「萬巻24号」に描き下ろし)の「部分」です。猫丸さんによる...

ごめんなさい。本の中身は、ほとんど読んでいません。表紙についてのみ、語らせていただきます♪ 表紙は諸星大二郎「栞と紙魚子シリーズ」の紙魚子さんが、古本屋の店番をしているイラスト(初出・2010大阪古書研究会の合同古書目録「萬巻24号」に描き下ろし)の「部分」です。猫丸さんによると、最近の大阪の天神さんの古本まつりのフライヤーとしても使われているらしい。出来たらAmazonで、鮮明な画像を見ていただきたい。 背後の背表紙を見ていただきたい。判読できるものだけでも「生首の正しい飼い方」「自殺のススメ」「古本探検」「不思議昆虫図鑑」「珍妙昆虫図鑑」「陳氏菜経」「邪馬台国は火星にあった」「古墳の呪的紋様」「殺伐詩集」「地獄の三時のオチャ」「サイボーグベビーの逆襲」「異聞馬頭教」「根暗なミカン」「魔王瑠死滅の生涯」そして、紙魚子さんが読んでいるのが「怪人猫マント」。 どうです? いずれも、「あってもよさそうな本」と思いませんか。ブクログで検索したらいずれも、「この世に無い本」でした。「古本探検」などは「関西古本探検」はあったんだけど、この書名は一応ありません。ホントは原画は、もっといろんな背表紙を載せているんですよ。右上に隠れている「室井恭蘭全集」(1-7巻)などは、室井恭蘭で検索したら、信濃の地方図書館で見つけたという情報まである(猫丸さんに教えて頂いた)のですが、良く調べると、とんでもないことになっています。右下に隠れている「虹色の逃走」などは、このアンソロジーに載っている諸星大二郎「殺人者の蔵書印」で詳細に語られています。是非お読みください。「殺伐詩集」「陳氏菜経」などは、紙魚子さんの他の短編で出てきます。 背表紙だけで、いろんな妄想がムクムクと湧いてきます。 「根暗なミカン」には、背表紙に可愛いイラストまで付いています。根暗だけど、かなり凶暴そうです。当然、ときは正月なのでしょう。美味しいミカンほど幸せだった時はまた短くて、ちょっと腐ったミカンと一緒にされるとオミクロン株と見紛う様なスピードで影響されてしまう。その危機を脱した根暗なミカンの運命や如何に‥‥という内容なのかもしれません。 「サイボーグベビーの逆襲」たるや、ボス・ベイビーならぬサイボーグベビーですか!もうはちゃめちゃで楽しそうです。 「邪馬台国は火星にあった」全然不思議じゃない。「邪馬台国比定地」で検索してみてください。もう無数にありますから。みんなオラが村にとか思っている様です。エジプトもあります。それなら、タイムパラドックスやら使って火星にあってもおかしくない。 「古墳の呪的紋様」これはね、考古学を少し齧ったモンならば「装飾古墳」のことだな、とピンときます。でも「装飾古墳の世界をさぐる」(大塚初重・祥伝社)ぐらいの普及本がせいぜいのところで、アレを最初から「呪的紋様」だとするのは諸星大二郎ぐらいなモノです。大塚初重先生の書物を紐解くと「朝鮮半島から幾何学紋様は来たのだろう」とか、「星とか太陽とか鏡を意味しているのだろう」とか、つまらないことしか書いていません。まあ、諸星先生の解釈は名作「暗黒神話」をお読みください。 今回の本屋アンソロジー。前回は古い短編が主でしたが、今回は2010年代の短編も相当採用されています。未だ読んでないけど、面白そうです。

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