求めよ、さらば の商品レビュー
結婚して7年目…子供に恵まれず不妊治療を受けていたがうまくいかず、そんな日々の中突然夫が家を出て行ってしまう…。令和最強の恋愛小説…これにダマされた感じ(汗)。読み終えるまでに時間はかからなかったけれど、個人的には読まなくともよかったかな…そんな風に思っちゃいました。
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不妊治療に悩む夫婦の話。痛々しいまでリアルに描かれた描写もあり、精神的に追い詰められている場面ではハラハラした。 夫の秘密というのが、不倫と予想していて、バッドエンドを迎えると思っていた。しかし、結末はラブラブなハッピーエンド。もっと衝撃的なラストがあれば、面白かった。 この本...
不妊治療に悩む夫婦の話。痛々しいまでリアルに描かれた描写もあり、精神的に追い詰められている場面ではハラハラした。 夫の秘密というのが、不倫と予想していて、バッドエンドを迎えると思っていた。しかし、結末はラブラブなハッピーエンド。もっと衝撃的なラストがあれば、面白かった。 この本は最終的に何が言いたいのか分からない。
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原因不明の不妊のため、夫婦で治療に臨む志織と誠太。うまくいかない治療に焦る志織を誠太は献身的に支えるが、彼はある日突然失踪してしまう。 論理で解釈できないことがあると、非科学的、超自然的なものにすがりたくなる。怪しげなセラピーだったり、惚れ薬だったり… こんなもの信じるわけない...
原因不明の不妊のため、夫婦で治療に臨む志織と誠太。うまくいかない治療に焦る志織を誠太は献身的に支えるが、彼はある日突然失踪してしまう。 論理で解釈できないことがあると、非科学的、超自然的なものにすがりたくなる。怪しげなセラピーだったり、惚れ薬だったり… こんなもの信じるわけないと、理性的であろうとしながらも、本当は何でもいいから拠り所にしたいという弱さを隠してスマートな自分を演じている。 それは二人のコミュニケーションにも現れている。感情的にぶつからず、本心を隠して穏やかに、表面的に接している。無意識に醜い自分を見せることを恐れている。 偽らず、心から、「求めよ、さらば」… 「与えられん」の目的語は何かは明確にされていない。しかし、真剣に相手に向き合えば、きっと見えてくるものがあるはずだ。
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生々しい描写が嫌で読み始めて後悔。特に最初の章は最悪で不快感満載。まるで素人の作品かとも思った。ただ、最後の章のみは良かった。クリスマスイブが初版発行日というのもわざとらしい。
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コミュニケーションとディスコミュニケーション 愛と不純 好きな一説: 分かり合えないことに絶望するまで、言葉を尽くさなければならなかったのだ。 ⬆︎これこそこの本の、そして人類に大事な行動な気がします
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夫婦の妻サイドと夫サイドから書かれた作品。 最初は妻サイドから。 学生時代のバイト仲間だった夫はとても良い人。 不満などない。 ふたりの間に子どもがいないことを除けば。 不妊治療に心を削られながら過ごす妻はバイト時代の友人が妊娠したことを知る。 友人たちの集まりでは大人しかった夫とマドンナだった妻がなぜ結婚したのか、いまだにからかわれる。 そんなある日夫が出ていく。 「僕は君にうそをついていた」 と書き残して。 夫サイドでは学生時代のことが描かれる。 ずっとマドンナであった妻に恋慕していたこと。 実家と・・いや、人と上手くやれない自分のこと。 過ちとそれに伴う罪悪感。 このウソがばれたら、妻はきっと離れて行ってしまうだろう。 求めよ、与えられずとも。 求めよ、さらば与えられん。 よりずっと納得がいくよね。 というその気持ちも含めとても好きな作品。
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「求めよ、さらば」読了。 結婚7年。良好だった夫婦関係が不妊治療をきっかけに変わっていく。 結構ドロドロ夫婦かと思ったら純愛です。特に旦那さんがピュアで愛が溢れてます。 「求めよ、さらば与えん」これは欲しがれの意味でなく得る努力をすべしと言う意味らしいですが、この二人のハッピーエ...
「求めよ、さらば」読了。 結婚7年。良好だった夫婦関係が不妊治療をきっかけに変わっていく。 結構ドロドロ夫婦かと思ったら純愛です。特に旦那さんがピュアで愛が溢れてます。 「求めよ、さらば与えん」これは欲しがれの意味でなく得る努力をすべしと言う意味らしいですが、この二人のハッピーエンドにはぴったりの言葉でした。
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誠太がピュアでかわいい。 もっととんでもない秘密があるのかと思ったよ、、、 まだ子どもを考えたことがないので実感が湧かないけど、「子どもを育てたい」より「妊娠したい」ってなっちゃうの、なんかわかる気がする、、、世の中そんな感じで産んでる人もたくさんいるんだろうけど。ほしい人のと...
誠太がピュアでかわいい。 もっととんでもない秘密があるのかと思ったよ、、、 まだ子どもを考えたことがないので実感が湧かないけど、「子どもを育てたい」より「妊娠したい」ってなっちゃうの、なんかわかる気がする、、、世の中そんな感じで産んでる人もたくさんいるんだろうけど。ほしい人のところにきてくれたらいいのになあ!!!
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小説の内容を見て読み始めたけど、思った以上に自分と同じような状態にある夫婦の話で、志織と誠太がこれだけやってうまくいかないなら、うちもダメなのかもしれないという不安に駆られて読めなくなった。 志織と誠太が幸せになりますように。 2022.5.12 挫折
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+++ あなたの「愛」は、本当にあなたが感じたものですか? 令和最強の恋愛小説 理想の夫だったあの人は、私を、愛してはいなかった――。 三十四歳、結婚して七年、子供なし。夫には、誰にも言えない秘密がある。 === 翻訳家として働く辻原志織は、三十四歳。五年の交際を経て、結婚...
+++ あなたの「愛」は、本当にあなたが感じたものですか? 令和最強の恋愛小説 理想の夫だったあの人は、私を、愛してはいなかった――。 三十四歳、結婚して七年、子供なし。夫には、誰にも言えない秘密がある。 === 翻訳家として働く辻原志織は、三十四歳。五年の交際を経て、結婚をした夫の誠太は、友人から「理想の旦那」と言われ、 夫婦生活は安定した温かさに満ちていた。ただひとつ、二人の間に子どもがいないことをのぞいては。あるとき、志織は誠太のSNSに送られた衝撃的な投稿を見つける。 自分の人生に奥さんを利用しているんですね。こんなのは本当の愛じゃないです。 二週間後、夫は失踪した。残された手紙には「自分は志織にひどいことをした、裏切り者だ」と書かれていて――。 +++ 上記紹介文の冒頭の帯の言葉は、いささか煽りすぎな気がするが、夫・誠太にとってはそのくらいの気持ちだったのかもしれない、とは思う。置手紙を残して出ていかれた妻・志織にとっては、寝耳に水以外の何物でもなく、上手くいっているとしか思っていなかった、これまでの結婚生活のすべてが信じられなくなったことだろう。初めの章は、志織の視点で描かれ、次に誠太の視点で描かれる同じ時期の物語は、同じものを見ていたとしても、当たり前だが、それぞれに見えているものは少しずつ違い、併せて読むことによって、ひとつの景色が見えてくる。あたたかい気持ちに満たされた景色である。それがどうして――、と思うが、誠太にとってはいたたまれなかったのかもしれない。最後の章があってよかった。本音で話し合うことの大切さを、改めて思わされる。この二人なら、これから先もずっと大丈夫だと満たされた気持ちで読み終えられた一冊である。
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