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プロジェクト・ヘイル・メアリー(下) の商品レビュー

4.6

425件のお客様レビュー

  1. 5つ

    268

  2. 4つ

    100

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2025/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

記憶を失った状態で宇宙船「ヘイル・メアリー号」で目覚めた主人公は自分が地球を救うためのミッションを担っていることを徐々に思い出す。そのミッションとは太陽が未知の微生物「アストロファージ」によってエネルギーを奪われ地球が冷却されつつある問題を解決することであった。 とても面白かった。 宇宙での活動シーンと出発前の地球でのシーンが、主人公が記憶を取り戻すごとに交互に展開される構成が、読む手を止まらなくさせる。 記憶を取り戻す過程で明らかになる新たな事実にはミステリーの面白みがあったし、登場する異星人・ロッキーとのバディによる胸躍る冒険展開や、広大な宇宙では本当にこのようなことが起こるかもしれないと思わせる科学的知見に満ちた描写に魅了された。 臆病な心から無理やり搭乗させられたヘイル・メアリー号だったが、終盤、ロッキーのピンチのシーンで、自らの帰還が絶望的になるにもかかわらず、友のために駆けつけることを選んだ主人公の成長には感動した。 異星人の教え子の前で教壇に立つラストシーンには、胸が熱くなった。

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2025/02/07

正直にいいますと、科学的な難しい部分を半分くらい読み飛ばしました。私の頭では理解しきる前に読むのを辞めてしまいそうだった。 でも面白かった。ラストを読んで、ああ、こういう終わり方も素敵だと思えるくらいに楽しめた。

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2025/01/30

オールタイムベスト。楽しすぎる読書だった!グレースとロッキーのバディ。希望と勇気の塊であり、ユーモアも忘れない2人を想像して、読みながらほとんどの時間ニヤニヤしていた。人生ベスト5には入る小説だった。愛おしすぎる。ロッキー、この世界にほんとにいないの?信じられない。 寂しすぎるか...

オールタイムベスト。楽しすぎる読書だった!グレースとロッキーのバディ。希望と勇気の塊であり、ユーモアも忘れない2人を想像して、読みながらほとんどの時間ニヤニヤしていた。人生ベスト5には入る小説だった。愛おしすぎる。ロッキー、この世界にほんとにいないの?信じられない。 寂しすぎるから、その代わりにこの小説はずっと大切にしておきたい。 ロッキー風に言うと、みんな急いでこの本読む! しあわせ!しあわせ!しあわせ!

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2025/01/27

上巻も面白いのだが、下巻は物語がどんどん加速して、読み進める手が止められなかった。最後は面白すぎて読み終わりたくなくて、ラスト20ページは1時間くらいかけて何度も読み返しながら大事に読んだ。 グレースとロッキーのコンビが良すぎて、ロッキーが感情表現豊かで可愛すぎて、二人がお互...

上巻も面白いのだが、下巻は物語がどんどん加速して、読み進める手が止められなかった。最後は面白すぎて読み終わりたくなくて、ラスト20ページは1時間くらいかけて何度も読み返しながら大事に読んだ。 グレースとロッキーのコンビが良すぎて、ロッキーが感情表現豊かで可愛すぎて、二人がお互いの足りないところをカバーしながら問題解決していく様子がかっこよかった。 ロッキーの次のセリフが面白くて可愛くて、声を出して笑った。 「ぼくは恐ろしい宇宙のモンスター。きみは洩れやすい宇宙のぶよぶよの塊」 グレースの心の葛藤についても描かれていたのが良かった。宇宙飛行士になるような人は、自分の命を捧げても、人類のために尽くせるような強い人がほとんどだが、グレースはそうではない。怖いものは怖いし、自分が一番かわいい。だけど、優しくていい人で、正義感が強く、頭が良くて臆病な彼はとても魅力的な人物だと思う。 アンディ・ウィアーの描くユーモラスな人物像と語り口が私はとても好きだ。 「火星の人」「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を読んだので、「アルテミス」も絶対読もうと思う。

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2025/01/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

地球の敵、マイクロファージを捕食するタウメーバを発見したグレースとロッキーコンビ。とはいえ地球を救うべく実用化させるには一筋縄ではいかず、トラブルに見舞われる。そのたびにグレーズの問題解決能力とグレースの実行力を持って解決していった。無事にお互いの故郷に進化したタウメーバを持って帰る両者。グレースが戻る地球はどんな様子なのか、楽しみに読みすすめていたのですがここでもまさかのトラブルが。 ちょっと予想外ではありましたが、二人の交流が続いたことがわかって、納得のラストでした。 もともと探索隊のメンバーから外れていたはずのグレースが、気がついた時にはヘイル・メアリー号に乗船しており、そこから徐々に記憶を取り戻していくという構成でしたが、記憶をなくしていたことにも意味があったという展開も予想外で、悲しい真実に胸が重くなる感覚がありました。

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2025/01/24

うわさの『プロジェクト・ヘイル・メアリー』読みました。おもしろかった!正直上巻と下巻の最初のほうは(たしかにおもしろいけど、そんな言われるほどか…?ハードル上がっちゃったかな?)とか思っていたんですけど下巻の50ページ過ぎたぐらいから、いやおもしろ、おもしろ!なにこれ!?となりそ...

うわさの『プロジェクト・ヘイル・メアリー』読みました。おもしろかった!正直上巻と下巻の最初のほうは(たしかにおもしろいけど、そんな言われるほどか…?ハードル上がっちゃったかな?)とか思っていたんですけど下巻の50ページ過ぎたぐらいから、いやおもしろ、おもしろ!なにこれ!?となりその構成力にぎええ~!とんでもねえ~!と大の字になったんであった。これはおもしろいは…。グレースとロッキーの二次創作どっかの誰かが絶対やっってるだろ!?同人誌とかないんですか?スピンオフは?となったんですけどないんですか? あと前情報は極力入れないほうがいいというのが読んだ人からの定番になっているけど、私みたいなネタバレを自ら見にいくタイプはむしろ序盤の流れは知っておいたほうが理解しやすくなるかもなと思った。めちゃめちゃおもしろかった。良い読書体験だった

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2025/01/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

傑作SF。作品に明るさを感じ、三体より読みやすく感じる。上巻の記憶の不鮮明さが明らかになる中で、後半にどんでん返しともいえる事態が発生し、主人公が取っていく行動は、非常に難しい決断の下にされたと思うし、同じ決断が自分にできたかは心許ない。終わり方が予期せぬ爽やかなものだった。

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2025/01/25

詳細は「あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート」をご覧ください。  → https://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1794.html 読み始めたらもう、面白い! びっくり 感動! アンディ・ウィアーの第一作 『火星の人(The Mar...

詳細は「あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート」をご覧ください。  → https://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1794.html 読み始めたらもう、面白い! びっくり 感動! アンディ・ウィアーの第一作 『火星の人(The Martian )』も面白かったけれど、更に面白い!

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2025/01/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一体何が起きているんだ?という状況からスタート。現在と過去の話が同時に進み、状況が少しずつ明らかになってくる。特に主人公があれこれ実験して仮説検証を行っていく過程がとても楽しい。下に入ってからは、彼と協力しながら困難を乗り越えていく様子が良かった。一つ上手くいけば、また絶望に襲われ…と揺さぶられるのも魅力。 あと、良い意味でとてもライトな文体なのでするする読み進められた。ハードSFは小難しくなりがちだが、主人公のユーモアも相まってすごく読みやすかった。

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2025/01/12

わー、なんとも楽しい読書体験。 面白かった!!! なんてドキドキ・わくわくさせるんだ。 読み終わって1週間くらいたっているけど、まだ余韻にひたっている。 できれば、もう1回行ってくるわ!ってぐらい、胸熱くなる旅だった。 SF小難しいのでは、という私にかかっていたバイアスを見事に払...

わー、なんとも楽しい読書体験。 面白かった!!! なんてドキドキ・わくわくさせるんだ。 読み終わって1週間くらいたっているけど、まだ余韻にひたっている。 できれば、もう1回行ってくるわ!ってぐらい、胸熱くなる旅だった。 SF小難しいのでは、という私にかかっていたバイアスを見事に払拭してくれるものでした。

Posted byブクログ