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ひとりでカラカサさしてゆく の商品レビュー

3.5

130件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

    41

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    2

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2026/02/02

江國香織作品の「ストーリーの内容云々よりも登場人物の日常を淡々と描く感じ」が好きな私だけど、本作品は最後まで掴みどころがなく、登場人物もやや多すぎる印象で、あまり好きにはなれなかった。 自殺した3人の老人たちは、きっと良い人生を送ったんだろう、という感想以外に出てくる感想があま...

江國香織作品の「ストーリーの内容云々よりも登場人物の日常を淡々と描く感じ」が好きな私だけど、本作品は最後まで掴みどころがなく、登場人物もやや多すぎる印象で、あまり好きにはなれなかった。 自殺した3人の老人たちは、きっと良い人生を送ったんだろう、という感想以外に出てくる感想があまりない。

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2026/01/13

新刊へ向けて未読の既刊を。 久しぶりに江國作品を読んだのだけれど、とてもおもしろかった。「八十代の男女三人がホテルの一室で猟銃自殺を遂げる」というショッキングな事件を、本人は/近親者はどのように捉えるのか、またその事件によって変わるなにか、を江國さんはおそろしく自然に描いていく...

新刊へ向けて未読の既刊を。 久しぶりに江國作品を読んだのだけれど、とてもおもしろかった。「八十代の男女三人がホテルの一室で猟銃自殺を遂げる」というショッキングな事件を、本人は/近親者はどのように捉えるのか、またその事件によって変わるなにか、を江國さんはおそろしく自然に描いていく。 およそ似たところがないと思っていたり、縁が薄かったりした親子でも、実は影響し合っていたり、似た部分もたくさんある、という引きの描写が見事だった。 また、自殺した三人の「同志」をいきいきと描きつつも、その関係性を特別視しすぎないのも良かった。江國さんにとって「死」と「結婚」は偶然やタイミングの産物という似た者同士なのかもしれない。 おそらくご本人はこの事件を自然に受け容れる人で、登場人物で言うとわたしは踏子に一番濃く江國さんの影を感じた。

Posted byブクログ

2026/01/21

「3人の老人が同じホテルで猟銃自殺をする」という表紙の可愛らしさからは想像できない衝撃な事件で幕が上がる。 創作という前提だけど、本作の自殺は辛いものでなくむしろ幸福だと感じた。死にたかったのではなく、死ぬ時期を自分で選んだだけ。長年生きてきた先に、最期を共にしたいとお互い思え...

「3人の老人が同じホテルで猟銃自殺をする」という表紙の可愛らしさからは想像できない衝撃な事件で幕が上がる。 創作という前提だけど、本作の自殺は辛いものでなくむしろ幸福だと感じた。死にたかったのではなく、死ぬ時期を自分で選んだだけ。長年生きてきた先に、最期を共にしたいとお互い思える人がいることは幸福だと思った。 きっと人はいつか自分の人生の行き止まりを見つけてしまうんだろうと感じた。寿命が伸びたことにより体より心が先に行き止まりに達してしまってもおかしくないと思う。 物語ではないけど気になったのが、()書きが多い文章だった。私が読んだ中で本作は割と最近の作品だったので、近年になって文体を変えたのか・・・?1ページの中にも何度も()書きで情報の補足があり、正直かなり読みにくかった。江國香織さんと繊細で独特な文章が大好きなので変化に少し驚いてしまった。

Posted byブクログ

2025/12/15

ブックオフで買ったのだけど、前の所有者のメモ書きが忘れたのかはさんであって、人物の相関関係が書かれていて、それが大変役立つくらい人物関係が複雑だった。ありがとうございました。

Posted byブクログ

2025/12/07

久しぶりの江國さん。淡々とした日常の綺麗な世界に丁寧な言葉。それが好きなんです。内容は少し不穏だけど、一気に読むよりも寝る前に少しづつ読むのが良い夢見れそうでいい。

Posted byブクログ

2025/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

書評にあったホテルで猟銃自殺した80代の男女という設定に興味をそそられようやく読んだ。そんなセンセーショナルな部分は冒頭だけで、あとはそれぞれの日々が淡々と綴られる。コロナの日常も小説に入ってくる頃合いなのね。

Posted byブクログ

2025/09/17

踏子さんと朗子さんを若干こんがらがって元に戻ったり… センセーショナルな土台で、周囲の人たちの日常があり、 なかなか読み進めるのが難しかったけど、江國香織さんって感じの小説で、結構好きでした。

Posted byブクログ

2025/08/22

登場人物が多すぎて分かりにくかったのとコロコロ視点が変わるのでどこに感情移入すればいいのか分からない。色んな視点で見るとそれぞれ見方が変わるということを伝えたかったのかもしれないが読み進めるのに面白さがなく3分の1ほどで読むのを諦めてしまった。

Posted byブクログ

2025/05/30

登場人物が多くて最初は混乱しましたが、人物相関図を書いたら一気に面白くなりました 冒頭の、いきなり人が死ぬ展開はびっくりでしたが、残された人たちの心の動きや、そこから始まる新しいつながりが描かれてて、「死んでも終わりじゃないんだな」って思わせてくれました 勉さんみたいに「我な...

登場人物が多くて最初は混乱しましたが、人物相関図を書いたら一気に面白くなりました 冒頭の、いきなり人が死ぬ展開はびっくりでしたが、残された人たちの心の動きや、そこから始まる新しいつながりが描かれてて、「死んでも終わりじゃないんだな」って思わせてくれました 勉さんみたいに「我ながらおもしろい人生だった」って、強がりでも言える人生を送りたいです

Posted byブクログ

2025/05/06

3人の男と女が、人生最後の時間に向けて喋ったり食べたり飲んだりする場面と、彼ら彼女らが亡き世界で生きる人々の人生を交互に描く物語。人は植物のようだと思った。

Posted byブクログ