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バーナード嬢曰く。(6) の商品レビュー

4.1

23件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

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2022/01/16

「私が思いついたびっくりした時に使う知的ギャグだよ。神林もどんどん使っていいからね。」 町田さわ子のように大胆不敵に生きたかった。

Posted byブクログ

2022/02/05

今回は読んだことがある作品が「山月記」と「荒野へ」くらいだったので残念ながら深いところで笑えるエピソードがなかった。 レイモンド・カーヴァーはなぜか「頼むから静かにしてくれ」だけ読んだことがあるので「大聖堂」も読もうと思った。 最初の頃と比べると、作品内容に踏み込むエピソードの...

今回は読んだことがある作品が「山月記」と「荒野へ」くらいだったので残念ながら深いところで笑えるエピソードがなかった。 レイモンド・カーヴァーはなぜか「頼むから静かにしてくれ」だけ読んだことがあるので「大聖堂」も読もうと思った。 最初の頃と比べると、作品内容に踏み込むエピソードの比率が減っているように感じた。 (自分が一番好きなエピソードは2巻ら辺のゴミ捨て場からピケティの「21世紀の資本」を拾って来る話なのでこれが悪いというわけではない。) ・活字のミステリ好きはコナンあまり好きじゃない先入観があったので長谷川さんがコナン大好きなのは裏切られた。確かに東野圭吾も古畑任三郎もコナンも好きな奴が知人にもいる。 ・遠藤君の山月記評は新鮮だったが、虎をエンジョイできる人間は人生をかけて科挙を受け続けないだろう。虎をエンジョイできず、心が虎になりきるまでは人間の心でうじうじ恥じているのが李徴という人間なのだと思う。 ・神林&遠藤が「架空のキャラクターと実在の人物の死を同列に扱うのはどうなのだろう」という話をする。 だが、我々は結局、直接面識のない人間の生死はフィクションと同じように受け止めて処理しているはずだ。 「荒野へ」はノンフィクションでありクリス・マッカンドレスが若くしてアラスカで死んだことは事実だが、我々は興味関心を満足させるための「お話」として「荒野へ」を手に取っている。 自分は「荒野へ」は原作も映画も見たのだが、ノンフィクションであっても主人公に対して受ける印象が両者でかなり異なったのを覚えている。 原作の「荒野へ」は著者のクラカワーがマッカンドレスに相応に厳しいトーンで書いているので、何不自由ない家庭で育てられたおぼっちゃんが左派的な正義感と問題意識でおままごとをした結果の事故という印象を受けた。だが、映画版の「イントゥ・ザ・ワイルド」では彼の家族関係に傷ついた人間としての側面にも焦点が当たるので不器用な生き方の結果のような印象を受けたのだ。 ノンフィクションも書き手・語り手のフレームワークで紡がれた物語なのだ。

Posted byブクログ

2022/01/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館に集まる高校生たちが読書を介した交流を深める「読書マンガ」 古今東西に数多の本が溢れているために、話のネタである「本」自体が尽きることはない。 しかし、このマンガは「読書礼賛マンガ」でありながら、高校生たちの交流の深まりを描くことを忘れていない。 巻を重ねるごとに交流を描くことの比重は大きくなっていた(特に主人公の町田と神林) しかし、この巻は交流の深みと描き方がこれまでよりも思いっきり振り切っている。 例えば、図書委員の女子生徒長谷川と斜に構えたところがある読書家の男子生徒遠藤の交流。その2人が同じバスで帰ることになり…… 例えば、『フランケンシュタイン』に対する神林と遠藤の考えの違い。そして最後に出てくる町田の行動。 本や読書を介した登場人物の交流とそのときの気持ちの描き方が巧みだ。 特に町田と神林の交流の描き方はえらいことになっている。 97冊目(97話目)は図書室が開くのを待っている2人の交流が描かれている。本の話題は出しつつも、主軸は2人の交流。後半の台詞がほとんどない展開とオチには驚かされた。エモい…… あと『かいけつゾロリ』の話も胸にぐっときた。 根本的な本や読書の面白さに触れるところも忘れることなく描かれている。 自分が紹介した本がおもしろかったと言われることの嬉しさ。当たり前すぎるけれど、嬉しすぎるよね。 『山月記』に各々の感想。遠藤の評価は辛辣でありながら、おもしろさも兼ね備えている。 読書のおもしろさに触れられるマンガ。 また、コミックスを追い続け、4人の関係性を知っている人ならなおさら楽しめる巻。

Posted byブクログ

2022/01/07

読んだこと無い本ばかりだけど、素敵なエピソードやなんそれ的なエピソードがあって、本ってやっぱり大事だなって思いました。

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2021/12/30

遠藤くんと長谷川さんが一緒に帰る話がとても良かった。善でエモ。 あと、「悪童日記」は未読なので読んでみたい。

Posted byブクログ

2021/12/29

日常、やらなければならないことに押し流されて読書に時間を使えていないとき。 このシリーズを読むと、自分でも笑えるくらい本のを読み出したりする。 すごく大切によみたい作品です。 出てくる本のタイトルも有名どころから聞いたこともないようなもの、特殊乗り物大図鑑など幅広くて、読みたい本...

日常、やらなければならないことに押し流されて読書に時間を使えていないとき。 このシリーズを読むと、自分でも笑えるくらい本のを読み出したりする。 すごく大切によみたい作品です。 出てくる本のタイトルも有名どころから聞いたこともないようなもの、特殊乗り物大図鑑など幅広くて、読みたい本が一気に増えました。 徐々に登場人物たちの関係性も変化していて、そちらも気になります。

Posted byブクログ

2021/12/27

待ってましたの新刊。何だか男子の存在感が強くなってきた気もするけど、こんなしっかりと主張する子だったっけ?でもそんな中で買わされる文学談議が面白い。もっといっぱい読みたいけど、この質を維持するためにはこのくらいのペースが妥当か。

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2021/12/26

良い。面白かった。ラストが特に気が利いていて洒落ていると思いました。 山月記は私は大好きだったな…悪童日記は三冊目が精神的にキツすぎて止めてしまった。またいずれ読みたいとは思うけど、その「いずれ」はいつになることやら。電書タワーは私も盛大に積み上げている。物理と違って見えないから...

良い。面白かった。ラストが特に気が利いていて洒落ていると思いました。 山月記は私は大好きだったな…悪童日記は三冊目が精神的にキツすぎて止めてしまった。またいずれ読みたいとは思うけど、その「いずれ」はいつになることやら。電書タワーは私も盛大に積み上げている。物理と違って見えないからそのぶんやらかしがちなんだよね… と、いつまでも語れそうな位「あるある」ネタが豊富。楽しい。しかし登場人物全員恐ろしいまでの読書量とスピードで、遅読極まる私のような者からすると雲の上の存在の方々であります。うらやましいぜ…

Posted byブクログ

2021/12/26

なんだろうかこの落ち着かない感じは。 こんな漫画だったろうか? 本好きあるあるだけでは維持できないのは判るがなんかド嬢と神林らの関係がだんだん気持ち悪く感じるようになってきた。

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2021/12/25

神林がアレで良い。  青春の恥かしい書評が青春の恥かしい書評っぽくてナニ。  筒井康隆先生の本を勧められた。これは買ひだ。  横山雅司先生の本を神林が読むと、人間のアレが出るメカ満載の本に見える。

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