妄想美術館 の商品レビュー
本の帯にある様な「新感覚アートガイド」というよりもマハさんマリさんのキャラクターが美味しい。彼女達の作品が読んで見たくなる。
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電子書籍で買わなくてよかったwこれは、紙ベースで読まないといけませんね。 新書では珍しい厚い紙を使っている。新書というよりは、写真集に使われているような紙。 ページを開くと、両氏が好んでいる絵画や彫刻が数点、顔を出している。欲を言えばもっと写真付きで載せてほしかったが、パソコン...
電子書籍で買わなくてよかったwこれは、紙ベースで読まないといけませんね。 新書では珍しい厚い紙を使っている。新書というよりは、写真集に使われているような紙。 ページを開くと、両氏が好んでいる絵画や彫刻が数点、顔を出している。欲を言えばもっと写真付きで載せてほしかったが、パソコンやスマホを使えばそれらは見ることができるので、ページと画面を交互に見るのもいいかも。 美術に関して、二人共大変な博識。 ぼくは、ちっとも知識がないので何を言っているのか、何が面白いのかよくわからなかった。 それでも、時折登場する絵画や彫刻を眺めては、時間の流れを忘れてしまうこともあった。 ヤマザキ氏が言う、「展示されているものをわからなきゃという義務感を一切、払拭してほしい」や、原田氏が言う、「アートは友だち」「美術館は友だちの家」に何度も救われながら読み切った。
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テルマエロマエのヤマザキマリさんと原田マハさんの激アツ、アートトーク。間違いなく私の教科書的な本になりました。ただ残念な事に私のアート知識ではちょっとついていくのが大変でした
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サクサク読めます。 この手の美術本によくあるのですが、2人の対談で出てくる絵画作品の全ての図、写真がないのでスマホが必要です。 不思議なことにぽんぽん出てくる画家名、作品名の9割は検索しなくても頭に浮かぶ。つまり自分にも多少は「美術史筋肉」がついてるみたい(笑) おふたり其々...
サクサク読めます。 この手の美術本によくあるのですが、2人の対談で出てくる絵画作品の全ての図、写真がないのでスマホが必要です。 不思議なことにぽんぽん出てくる画家名、作品名の9割は検索しなくても頭に浮かぶ。つまり自分にも多少は「美術史筋肉」がついてるみたい(笑) おふたり其々が好きな作品ベスト10があって自分はマハさんに似てました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
海外の美術館でキュレーターの経験がある原田マハさんと、14歳で海外旅行に行かされてイタリアと縁が深いヤマザキマリさんの美術にまつわる対談作品。 まず、それぞれ視点が違うということを念頭において読んだ方がいい。 (原田マハさんは自分の作品に出てくるゴッホやピカソなど誰もが聞いたことのある名前の画家が好き、ヤマザキマリさんはもっぱらイタリアの画家や彫刻家が好き) 読んでいて思ったのは 原田マハさんはヤマザキマリさんの作品や人生に寄り添った話をしたり お会いできて嬉しいという気持ちが存分に出ている発言をしているが、ヤマザキマリさんはそんなことを気にもしてないのか好きなイタリアのアーティストの話をめちゃくちゃする。 なんとも、噛み合うようで噛み合わないような対談だったのではないか。 マハさんからマリさんへの一方通行の感じも読み取れた。 美術作品のタイトルやアーティスト名がたくさん出てきます。 Wikipedia必須ですね。
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美術に造詣の深い2人の作家が美術館を作ったら……という“妄想”対談だと思ったが、どうも様子が違う。なんか企画倒れというか、そもそもの出発点が間違っていたような気がしなくもない。それぞれの作品に対しての自己解説や、裏話的なことにも触れられていて面白くはあったけれど。 この手の本に対...
美術に造詣の深い2人の作家が美術館を作ったら……という“妄想”対談だと思ったが、どうも様子が違う。なんか企画倒れというか、そもそもの出発点が間違っていたような気がしなくもない。それぞれの作品に対しての自己解説や、裏話的なことにも触れられていて面白くはあったけれど。 この手の本に対する最大の不満=語られている作品の写真が掲載されていない(もしくは小さすぎる)は他と同様で、手元にネット環境を置き、随時検索しながら読むのが面倒だった。
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美術に精通した人はこんな楽しみ方をしているんだなーと、いろいろ発見がありました。 スマホ片手に出てきた画家や作品を調べながらよみすすめ、興味が広がります。名画集がほしくなりました。 今まであまり知らなかったけど、とても気になった画家覚書。⬇︎ モランディ アンリルソー アンリマ...
美術に精通した人はこんな楽しみ方をしているんだなーと、いろいろ発見がありました。 スマホ片手に出てきた画家や作品を調べながらよみすすめ、興味が広がります。名画集がほしくなりました。 今まであまり知らなかったけど、とても気になった画家覚書。⬇︎ モランディ アンリルソー アンリマティス
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行ってみたい美術館をリストアップするのには向いているものの、対談なので内容はそれほど濃くはない。ウッチェロについてもうちょっと深堀りしてもらいたかった。
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小説家のマハさんと漫画家のマリさん。 マリさんは画家になりたいと言った時、お母様にフランダースの犬のネロの話をされ諭されたそうですが「テルマエロマエ」が大ヒットされます。 マハさんも30歳の時に早稲田大学に入り直し美術史を専攻されたのち、小説家としてデビューされます。 言わずと知...
小説家のマハさんと漫画家のマリさん。 マリさんは画家になりたいと言った時、お母様にフランダースの犬のネロの話をされ諭されたそうですが「テルマエロマエ」が大ヒットされます。 マハさんも30歳の時に早稲田大学に入り直し美術史を専攻されたのち、小説家としてデビューされます。 言わずと知れたお二人の経歴です。 お二人の会話で印象的だったところ ○「モダンアート以前のものを古くさい絵」という意識の間違いに気づく ○一人旅でもけっして寂しくはなかった。 世界中に友だちの家=美術館がある。 ○美術全集の世界は楳図かずおさんの漫画に近いものがある。 ○日本は世界的に見ても美術館大国、ある年の展覧会動員数は1位日本。 ○大人になるまでに美術館で幸せな空気を覚えてもらったらきっと戦争がない世の中になる。 本書で紹介されていた美術館では、お薦めされていた箱根のポーラ美術館に行ってみたいと思いました。 ブラジルのサンパウロ美術館はサンパウロ在住の友人が時々行くらしく、羨ましいと思いました。 ルーブル美術館も、パリに住んでいる隣の家の奥さんが「遊びに」と以前から言ってくださっていましたが、このコロナ禍です。あと先立つものもないといけませんね。とても残念です。 マハ的好きな作品ベスト10は、マハさんのアート小説は全部拝読しているのでなじみ深いものでしたが、マリ的好きな作品ベスト10はほとんど知らない作品なのでもっと絵の写真を載せて欲しかったです。 私の住んでいる街にも県立美術館があるので、何か催しがあれば行ってみようと思いました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
原田マハさんとヤマザキマリさんの対談形式の本。テンポ良く読めました。 2人の美術館での体験談や、お気に入りのアート、どのようにして自身の作品に現実のアートや美術史を落とし込んでいるか?妄想で自分が美術館を作るならどんな美術館にするか?といった話題。 出てくる画家の名前や作品名を検索しながら読みました。 友人の家に行くような気持ちで美術館を訪ねるという気軽さにカルチャーショック。わたし自身はどうしても何かを学ばなければ!と前のめりで美術館を訪れがちなので、もう少し気楽にアートに触れられたらと思いました。 たくさんの知らないアーティストの名前が出てくるのですが、検索した結果メッシーナが気になったので深掘りしたいです。
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