妄想美術館 の商品レビュー
ヤマザキマリさんの著作は「テルマエ・ロマエ」しか読んだことがないが、原田マハさんは好きな作家の1人で、「楽園のカンヴァス」は特に好きな作品。 この2人が美術を語りだしたらもう止まらない(笑) 絵描きがどんな人なのかとか自分が美術館を作るとしたらどんな作品を展示するのかとか、妄想...
ヤマザキマリさんの著作は「テルマエ・ロマエ」しか読んだことがないが、原田マハさんは好きな作家の1人で、「楽園のカンヴァス」は特に好きな作品。 この2人が美術を語りだしたらもう止まらない(笑) 絵描きがどんな人なのかとか自分が美術館を作るとしたらどんな作品を展示するのかとか、妄想を繰り広げる。互いに美術の知識も深いので、私のように作品名を言われて頭に思い浮かべることが出来ずググる…みたいなこともない。 私も美術館めぐりは好きだが、ただぼうっと眺めて、この絵は好きだとか苦手だとかどうやってこんな色を出すのかとか考えてるだけだった。 この2人のように「遠近法を出したくて馬のお尻がこっちを向いちゃう」とか、「ウッチェロの聖母子像は子どもが大阪のオバチャン」とかユニークな感想が出てきたら、さらに楽しめそうだ。 ヤマザキさんの"妄想美術館"は、イタリア古典に興味をお持ちで、あまり日本では有名ではない作品を展示してくれそうだ。 完成したらぜひ足を運びたいと思う。 この本の中に出てくる1番好きな作品は「書斎の聖ヒエロニムス」だな。 家に飾ってときおり眺めたい。
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このお二人のお話なので面白いけどわざわざ本で読むほどではなく雑誌の対談記事くらいでいい感じ。行ってみたいな~~見てみたいな~~~~って思うところはいっぱいあった。お二人に作品も未読のもの手に取りたい。
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アート愛が強く、語り出すと止まらない。楽しい雰囲気がする。アートはもっと身近にあっていいんだよ、と。終盤になってようやく妄想が語られる。
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アートへの愛が溢れる二大作家の対談形式で、とめどなく展開するタイトル通りの妄想の美術談義がおもしろい。ファーストミュージアム体験とか二人の美術遍歴も興味深い。個人的には馴染みのない芸術家や作品が多くてピンとこないところも多いが、それらを見てみたくなるような気持ちになる。
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あちこちで私のアンテナに引っかかるお二人が妄想する美術館なんて、どんなんなんだろうとそれこそ妄想逞しくしながら借りて読んだのだが……残念ながら散漫な対談がダラダラと続くだけで、特にケミストリーも起こらず最後までさーっと読み通しておしまいであった。せっかく面白くなりそうなカードなの...
あちこちで私のアンテナに引っかかるお二人が妄想する美術館なんて、どんなんなんだろうとそれこそ妄想逞しくしながら借りて読んだのだが……残念ながら散漫な対談がダラダラと続くだけで、特にケミストリーも起こらず最後までさーっと読み通しておしまいであった。せっかく面白くなりそうなカードなのに残念。 このタイトルをつけるならせめて「妄想」か「美術館」かどちらかだけでも的をぎゅっと絞ったらもう少しは面白くなったのであろうか。いや、対談という形式で進める限り限界があったと思う。むかーし村上春樹が「対談」は面白くならないので「インタビュー」という形式で仕事を受けた、という話を書いていた(記憶が朧)のだが、この微妙に専攻とキャラクターが重なる(重ならない)二人を単に対談させてはそれは面白くならないであろう。例えば、それぞれの妄想する美術館の企画をあるテーマで立てて、それぞれについてお互いにインタビューし合う企画とかだったらもうちょっと面白くなったかも……と妄想するも虚しい。 あと、美術の話をするんだからもう少し図版を多く、かつ、タイムリーな位置に挿入するような編集の工夫が欲しかった。予算等の制約があるのかもしれないが、普通のこういう本よりも著者のネームバリューで売れることが見込めるんだろうから、もう少しなんとかできたんじゃないかと思ってしまう。そうすれば内容が平凡でも救いようがあったかもしれないんだけど、いろいろ不完全燃焼でした。
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流し読み〜 作品は主にルネサンスのこと、 美術館は海外のもの、についての語りが多い。 知ってるものもあれば 半分以上は知らない作品についての話でした。 日本と海外のアートの楽しみ方・馴染み方の違いについての語りが、興味深かった。
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知らないアーティストや作品ばかりで、世界中の美術館に行っていろいろな人が描いた絵を見て回りたくなった。
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原田マハさんとヤマザキマリさんの対談。 さすがお二人だけあって、各国の美術館や画家の名前がバンバン出てきて、とっても興味深くまたなぜかすごく身近に感じることができてあっという間に読了。 この一冊でまとめるのはもったいので、映像化してほしい内容です。 マリさんのウッチェロ推しが伝わ...
原田マハさんとヤマザキマリさんの対談。 さすがお二人だけあって、各国の美術館や画家の名前がバンバン出てきて、とっても興味深くまたなぜかすごく身近に感じることができてあっという間に読了。 この一冊でまとめるのはもったいので、映像化してほしい内容です。 マリさんのウッチェロ推しが伝わります!ぜひ聖母子像はこの眼で観てみたい。
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ヤマザキマリさんのあげる画家がマニアックでほとんど分からなかったけど、そう言う本だから仕方ないです。 原田マハさんの、絵画は友達、美術館は友達の家、ふらっと行っていいという言葉はすごくいいなと思った。
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対談は読みやすい、反面言葉の密度が薄くなりがち。お二方とも素晴らしい方だけにちょっと残念。この企画は映像からめたテレビ番組が似合います。 あと、妄想美術館と題するならもっと妄想を膨らませて欲しかった。字数の制限なんだろうか。
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