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小説の惑星 ノーザンブルーベリー篇 の商品レビュー

3.2

50件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    11

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  4. 2つ

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  5. 1つ

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2022/02/14

町田康、一條次郎◎。 一條次郎という作家は知らなかった。 古井由吉はこういうのも書いてたんだ、という発見。それを伊坂は選ぶんだ、というあたりが、ちょっと信頼できる感じがする。

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2022/02/11

伊坂幸太郎が選んだ傑作短篇集。様々な作家の短編が楽しめる。「サボテンの花」もそうだけど、どれも読んでよかったと思えるものが多かった。

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2022/02/10

賭けの天才 眉村卓 サボテンの花 宮部みゆき この2作品がお気に入り。 この本を読まなければ、2人の作品を読むことは無かっただろう。他者の薦めは自分の視野を広げてくれる良い経験だと思ってる。普段なら読まないような作品に触れる機会で、他にも面白い小説があることを教えてくれる。今度他...

賭けの天才 眉村卓 サボテンの花 宮部みゆき この2作品がお気に入り。 この本を読まなければ、2人の作品を読むことは無かっただろう。他者の薦めは自分の視野を広げてくれる良い経験だと思ってる。普段なら読まないような作品に触れる機会で、他にも面白い小説があることを教えてくれる。今度他の作品読んでみたいと思います。

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2022/02/09

ウィットの効いたものから、感動もの、あらすじを言おうにも言えない純文学まで網羅した短編集。 それぞれ良さがあり、伊坂氏はセンスいいなあと思う中で、「杜子春」からの「ヘルメット・オブ・アイアン」は最高でした。

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2022/02/06

本はもういいかなあ、読んだ本が合わなかったなあ、という人向け、とあったが 上級者向けでは!? 自分には読みづらく感じる話が多かった。 眉村卓さんの「賭けの天才」 宮部みゆきさんの「サボテンの花」は面白かったので 他の話も読んでみようと思う。 ★2.5

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2022/01/23

伊坂さんの思考の一端に触れたく、購入。 まえがきで触れている 「小説を見限るのはこれを読んでからにして!」 との想いが込められた伊坂セレクトの短編小説集。 恥ずかしながら、未読のものばかりだったが、 読後、やはり小説は面白いと思えるものが多かった。 本書は10編の短編小説か...

伊坂さんの思考の一端に触れたく、購入。 まえがきで触れている 「小説を見限るのはこれを読んでからにして!」 との想いが込められた伊坂セレクトの短編小説集。 恥ずかしながら、未読のものばかりだったが、 読後、やはり小説は面白いと思えるものが多かった。 本書は10編の短編小説から構成されているが、 私が読んだ中で特に面白かったものは、以下の5編。 ・賭けの天才/眉村卓 ・コカコーラ・レッスン/谷川俊太郎 ・煙の殺意/泡坂妻夫 ・杜子春/芥川龍之介 →ヘルメット・オブ・アイアン/一條次郎 ・サボテンの花/宮部みゆき 杜子春の後日譚になるヘルメット・オブ・アイアン の短文かつ軽快なテンポで場面転換していく様子は 読みやすく面白かったし、 サボテンの花は、無駄のない構成と伏線を鮮やかに 回収しているところは、さすが宮部みゆきさんだなぁ と感動してしまった。 あえて1番良かったのをあげるとしたら、 谷川俊太郎さんのコカコーラ・レッスンだろうか… これは、何度か読み返してしまった。 言葉と現実の出会い、未知の言葉の出会いという 『体験』を文章に落とし込んでいるところに、 こんな小説があるのかとハッとした。 最初はよく分からず、何度か読み返すうちに どんどん深みにハマっていった感じがする。 一通り読み終えた後、伊坂さんのあとがきを読んで 気になった作品を振り返るとまた違った読み方が できるのも面白い。 続いてオーシャンラズベリー篇も手に取ってみたい。

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2022/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

◇まえがき ■「賭けの天才」眉村卓 ショートショート。 ■「休憩時間」井伏鱒二 ザ・井伏。  ■「コカコーラ・レッスン」谷川俊太郎 ★ これは凄い。 科学者のユリイカにありそうな。 収録作も正確なフレーズも忘れてしまったが、中島らもが「空が俺を貫いた」のような表現をしていたことを思い出す。 ■「工夫の減さん」町田康 町田康に飽いてしまった後の作品なんだな。 読み返してもいいなと思った。 ■「煙の殺意」泡坂妻夫 なるほどなるほど。 ■『PlanB』より 「神」「侵略」「美女」「仙女」佐藤哲也 掌編。 この作品自体はあまり、だが、他の作品も読んでみようかな。 ■「杜子春」芥川龍之介 ■「ヘルメット・オブ・アイアン」一條次郎 ノット・フォー・ミー。 ■「先導獣の話」古井由吉 ★★★★★ この作品に再会できたのが嬉しい。 確か高校生のころに2ちゃんねるで、「人間をこう表現できるなんて」「これが人間なのだ」といった書き込みを見て興味を持ち、図書館で講談社文芸文庫を借りて読んだのだった。 確かにそう思った、が、肌身の実感ではなく、小さい音で「人間をこう表現できるなんて」と繰り返したに過ぎなかった。 その後二十歳手前で「杳子・妻隠」「男たちの円居・雪の下の蟹」「女たちの家」を読んで、「人間をこう表現できるなんて」が、ゥワンウワンウワンウワーンと躰の内部で反響するような読書体験をした。 その後読み返さねばと思いつつ遠ざけたままの15年ずっと電車通勤を続けた今、読み返して、「人間をこう表現できるなんて」!! と最大音響で、フォントサイズ最大で、蘇った!! 自分メモ。 黒沢清「キュア」、伊藤計劃「虐殺器官」、J・G・バラード「コカイン・ナイト」の系列。 諸星大二郎「不安の立像」。 なんと「杳子」は山口小夜子で映画化されている! ■「サボテンの花」宮部みゆき 人情。 ◇編者あとがき

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2021/12/29

おもしろいと感じるポイントはやはり人によって変わるな。 『先導獣の話』はそれほどおもしろいと感じられなかった。

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2021/12/27

色んな作品があってとても面白かったです。 何言ってるか分からないけど、読んでて心地よい作品が何個かありました。

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2021/12/19

まえがきで、伊坂さんは「小説の惑星」について「子供のころから今まで読んできた小説の中で、本当に面白いと思ったものを集めてみました。これはまさしく僕にとっての小説ドリームチームです」とおっしゃっています。 載っているのは 「賭けの天才」眉村卓 「休憩時間」井伏鱒二 「コカコーラ・...

まえがきで、伊坂さんは「小説の惑星」について「子供のころから今まで読んできた小説の中で、本当に面白いと思ったものを集めてみました。これはまさしく僕にとっての小説ドリームチームです」とおっしゃっています。 載っているのは 「賭けの天才」眉村卓 「休憩時間」井伏鱒二 「コカコーラ・レッスン」谷川俊太郎 「工夫の減さん」町田康 「煙の殺意」泡坂妻夫 『PlanB』より 「神」「侵略」「美女」「仙女」佐藤哲也 「杜子春」芥川龍之介 「ヘルメット・オブ・アイアン」一條次郎 「先導獣の話」古井由吉 「サボテンの花」宮部みゆき 伊坂さんはやっぱり作家ですからある意味天才だと思うのですが、天才と凡人(私のことです)は何と違うものなのかと思いました。 伊坂さんが選んだのでなければ絶対に読んでいないと思う作品ばかりでした。 伊坂さんが編者あとがきで「完璧な小説」とおっしゃっている「先導獣の話」は全くわからなかったし、「コカコーラ・レッスン」は既読でしたが他の詩の方が好きだと思いいつも素通りしていました。 私にとてもわかりやすかったのは、泡坂妻夫さんのミステリーと、芥川龍之介の「杜子春」の後日譚ともいえる「ヘルメット・オブ・アイアン」。これは芥川龍之介が好きなこともあり、面白くて大笑いしながら涙まで流して読みました。「杜子春」と続けて載せてくれたのも粋で親切な計らいだと思いました。 一條次郎さんは他の作品も読みたいと思いました。(2015年度の新潮ミステリー大賞受賞作家だそうです) わからない話もありましたが、伊坂さんの好みがまた少しわかってきた気がしました。 「オーシャンラズベリー篇」も続けて読みたいと思います。

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