1,800円以上の注文で送料無料

小説の惑星 ノーザンブルーベリー篇 の商品レビュー

3.2

48件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2022/04/04

杜子春の記憶がすっかり抜け落ちていたので、収録されていたからこその「ヘルメット・オブ・アイアン」でした(笑) 宮部みゆき「サボテンの花」 泡坂妻夫「煙の殺意」 町田康「工夫の減さん」 は、著者作品が影響うけてるなって感じがしましたね。

Posted byブクログ

2022/04/02

2021年発行、筑摩書房のちくま文庫。10人13編。編者の好みにより純文学とミステリーが多い(とまえがきにある)純文学は苦手なのだが、ここに入って来ている話は後に残る作品。井伏鱒二『休憩時間』昔の学生風俗を描いているのだが、最後のオチは意外。一條次郎『ヘルメット・オブ・アイアン』...

2021年発行、筑摩書房のちくま文庫。10人13編。編者の好みにより純文学とミステリーが多い(とまえがきにある)純文学は苦手なのだが、ここに入って来ている話は後に残る作品。井伏鱒二『休憩時間』昔の学生風俗を描いているのだが、最後のオチは意外。一條次郎『ヘルメット・オブ・アイアン』ナンセンスなのだが、ナンセンスに過ぎるのでないだろうか。泡坂妻夫『煙の殺意』動機は意外だし、そこに至るのに警察官の行動がからむとは。宮部みゆき『サボテンの花』ここに入るといい話か。あとがきのとおり素直に感動できるのがいい。 編者:伊坂幸太郎、掲載作:『賭けの天才』眉村卓、『休憩時間』井伏鱒二、『コカコーラ・レッスン』谷川俊太郎、『工夫の減さん』町田康、『煙の殺意』泡坂妻夫、『神々:『Plan B』より』佐藤哲也、『侵略:『Plan B』より』佐藤哲也、『美女:『Plan B』より』佐藤哲也、『仙女:『Plan B』より』佐藤哲也、『杜子春』芥川龍之介、『ヘルメット・オブ・アイアン』一條次郎、『先導獣の話』古井由吉、『サボテンの花』宮部みゆき、他:「まえがき」伊坂幸太郎、「編者あとがき」伊坂幸太郎、

Posted byブクログ

2022/03/21

アンソロジー。小説をあまり読まない方も、小説は面白いと思ってもらえる、小説ドリームチームっていうことだけど、、、マニアックすぎませんか!?

Posted byブクログ

2022/03/07

小説を見限る前に読んでみて! という気持ちで伊坂先生が選んだ短編集ということで、個人的にミステリー系の話が好きなので、そういったお話がけっこう多くて嬉しかったです。 好きな話は「煙の殺意」と「サボテンの花」です。 どちらもミステリーなのですが、場面設定はかたや殺人現場。かたや学校...

小説を見限る前に読んでみて! という気持ちで伊坂先生が選んだ短編集ということで、個人的にミステリー系の話が好きなので、そういったお話がけっこう多くて嬉しかったです。 好きな話は「煙の殺意」と「サボテンの花」です。 どちらもミステリーなのですが、場面設定はかたや殺人現場。かたや学校と方向性の異なるミステリーで楽しめました。とくにサボテンの花は読了後にスッキリというか、ほっこりした気持ちになりました。 なかにはクセの強いお話もあり、ヘルメット・オブ・アイアンはなんか訳のわからなさ自体を楽しむ小説だなーと読んでいて思いました。

Posted byブクログ

2022/02/28

最初、レベル高っ!って思って、でも途中から面白くなってる自分がいた。 なんかよく分からないのもあったし、難しいのもあったけど、なんか読み終えると満足感があって不思議な気持ち。。

Posted byブクログ

2022/02/26

伊坂幸太郎の狙い通り(笑)、本当に素敵な小説ばかりで、小説の可能性や面白さを再確認できました。 中でも私のお気に入り。 井伏鱒二「休憩時間」…この学生たちのやりたい放題(?)で自由で、硬派な感じや雰囲気が最高。「若者」じゃなくて「若人」というほうがしっくりくる。自重自治な雰囲...

伊坂幸太郎の狙い通り(笑)、本当に素敵な小説ばかりで、小説の可能性や面白さを再確認できました。 中でも私のお気に入り。 井伏鱒二「休憩時間」…この学生たちのやりたい放題(?)で自由で、硬派な感じや雰囲気が最高。「若者」じゃなくて「若人」というほうがしっくりくる。自重自治な雰囲気。それでいてやっぱカオス。 町田康「工夫の減さん」…切なさを感じる読後感。でも「生きてる」ってこういう「臭さ」が多かれ少なかれ誰にでもあるはずなんだよな、と思わされる。 泡坂妻夫「煙の殺意」…ただただ面白い。自分の中で、色々キャスティングされました。もちろん昭和の俳優で。 宮部みゆき「サボテンの花」…伊坂幸太郎さんの原点、と言われたら、うむ、と頷ける作品。この作品の楽しさや読後の心のあたたかさは、私にとっても素晴らしい経験となりました。この一冊の中で一番好きな話です。(伊坂幸太郎さんのあとがきにも強く同意!) オーシャンラズベリー篇も読みます!!

Posted byブクログ

2022/02/18

小説の惑星というタイトルがまずステキだよね。大好きな町田康氏の作品を、作品だけではなく作家としてどうしても、と後記にあってうれしかった。短編集でありながら、音楽のアルバムみたいに流れが感じられるのも楽しい。例えば、最初の「賭けの天才」ではいきなりアゲてくるし、次の「休憩時間」では...

小説の惑星というタイトルがまずステキだよね。大好きな町田康氏の作品を、作品だけではなく作家としてどうしても、と後記にあってうれしかった。短編集でありながら、音楽のアルバムみたいに流れが感じられるのも楽しい。例えば、最初の「賭けの天才」ではいきなりアゲてくるし、次の「休憩時間」ではなんとなく懐かしい熱いものにぐっとさせられるし、「杜子春」と「ヘルメット~」なんかはもうつなぎのうまいDJの域。ラストの「サボテンの花」は個人的に教育業なだけに、うん、なんか、よかったな。最後に。オーシャンラズベリー編も読んでみよう。

Posted byブクログ

2022/02/17

アンソロジー10作 統一テーマではなくセレクトなので多種多様 「杜子春」は完全に記憶喪失、なるほどこういう話だったか 「ヘルメット・オブ・アイアン」と遂にしてくれてありがとう

Posted byブクログ

2022/02/14

町田康、一條次郎◎。 一條次郎という作家は知らなかった。 古井由吉はこういうのも書いてたんだ、という発見。それを伊坂は選ぶんだ、というあたりが、ちょっと信頼できる感じがする。

Posted byブクログ

2022/02/11

伊坂幸太郎が選んだ傑作短篇集。様々な作家の短編が楽しめる。「サボテンの花」もそうだけど、どれも読んでよかったと思えるものが多かった。

Posted byブクログ