10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい の商品レビュー
平たく感想をいうと「なにこの人、超ウケる」 もっと短くいうと「やばっ」なんだけど、それで言い済ませてしまうともったいない。 この「どうでもいいこと」を考察(というかもはや研究)してしまうあたり、超ウケるし、やろうと思ってしまうあたり、ヤバイ。 『1歳の君とバナナへ』で知り、めち...
平たく感想をいうと「なにこの人、超ウケる」 もっと短くいうと「やばっ」なんだけど、それで言い済ませてしまうともったいない。 この「どうでもいいこと」を考察(というかもはや研究)してしまうあたり、超ウケるし、やろうと思ってしまうあたり、ヤバイ。 『1歳の君とバナナへ』で知り、めちゃくちゃおもしろいので『0メートルの旅』も、この本も、わりと短期間で続けて読んだ(感想を読書メモに入れていて、更新していなかった) 子どもの自由研究の延長がどこまでも、何歳になっても、ずっと続いている感じが素晴らしい。 イグノーベル賞やタモリ倶楽部が好きな人は、きっとこの本を楽しめるだろう。 飲みかけのまま放置していた午後の紅茶、ミルクティー味との日々と別れ方。 ドコモ太郎の「人とナリ」の研究。 トーマス合計490話の事故分析。 「色彩ヘルパー」という色の名前がわかるアプリで、部屋の中にあるモノの色の名前を片っ端から調べ、269色全てを家中から探し出してみたり。 いやはや… 自分の子どもが将来、空想を巡らせながら何かに興味を持ったとき、どうしようか。「そんなくだらないことを」と言うかわりに「あなたのアタマの中だけではもったいない、ブログかなにかに書いてみたら?」と言える大人でありたい。
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作者は研究者に向いていると思う。docomoの説明書やトーマス、部屋中の色など、常人ではここまで観察できない。発想力もある。
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作者の家の中にある物に対する執着と観察力。そこから始まる妄想ロマンス。 自分の想像を超えてくる展開に目が離せなくなるし、結末が気になって仕方がない。 一度引き込まれたら読み終えるまで抜け出せない、異世界の様な物語。
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2023/11/22 積読してたけどやっと読んだ。 ほとんどがwebで読んだことあるんだけど改めておもしろい。二度目だろうと「なにやってんのw」って笑っちゃう。 むしろ本用に書かれた小説部分に「そんなんえーから」ってなってしまうほどに。 でも最後の書下ろしの章は美しく纏めたなと思った。 バブも書下ろしかな。 似たようなので回転ずしのクーポンもめっちゃ笑った。 初めて読んだバンジージャンプの話が面白すぎて、ネット上のコラムを探して読みました。 何冊も本を出す人になったのだよ。そうでしょうそうでしょうと私も勝手に誇らしい。
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面白かった。トーマスの話は声に出して笑った。 着眼点と発想と行動力、それを楽しく読ませる文章力、すべてがよかった。
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taknalでおすすめされ気になったので読んでみた本。 一言でまとめるなら【大人が全力で挑む自由研究】という印象。 作者の方のことはこの本で初めて知った。久しぶりにワクワクしながら読めた本。とてもおもしろかった! まずは目次(公式サイトより) 【台所】 10年間飲みかけの午後...
taknalでおすすめされ気になったので読んでみた本。 一言でまとめるなら【大人が全力で挑む自由研究】という印象。 作者の方のことはこの本で初めて知った。久しぶりにワクワクしながら読めた本。とてもおもしろかった! まずは目次(公式サイトより) 【台所】 10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい 【リビング】 取扱説明書554冊からたどる或る男の人生 【トイレ】 「地球の歩き方」100冊の詩的な一節で旅に出る 【寝室】 122の花言葉から成る花瓶たちのロマンス 【風呂】 バブの20分間の鼓動を聴く 【書斎】 「きかんしゃトーマス」490話から紡ぐ安全報告書 【部屋】 269色を探して部屋をめぐる 各章全編後編。前編は実験報告のようなエッセイ、後編はそれを元にした短編小説。 どこまでがネタバレになるかわからないから詳しくは言えないけど、本当に取説を554冊読んだり、毎月届く花束に使われている花の花言葉を1年かけて調べたり、発泡系入浴剤の音を音声解析にかけたり… 前編は「くだらない」で片付けてしまえばそれだけの内容の実験ばかりのエッセイなのだけど、それを思いつくのか!という着眼点、そこまで突き詰めてみようと思える好奇心や探究心が羨ましくもある。 私は"くだらない実験"(私にとっては褒め言葉)が大好きで、なんの役に立つのか…なんて考えずひたすら自分の知りたいことを調べているこの本は最高だった。 どれが一番好きか選べらないくらい本当に全部がおもしろかった。
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日常のある物事に焦点をあてて、とことん調べ倒す姿勢に、読みながら、思わず「すごいな。この人、、、」とつぶやいてしまいました。 0メートルの旅を先に読んでいたので、全然違う印象を受けました。 この探究心の源は何なんだろう。。?
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筆者は暇なのか、、、?笑 ほんまにどうでもいいことの考察を全力でやってる。トーマスの事故報告書の章が良かった。 ただ、オモコロとnoteで読む原作の方が純粋に「無駄」を極めてる感があり面白い。 わざわざ本のテーマをこじつけたように加筆されているような印象。
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いいですねー。こういうわけの分からない考察に力を入れている人は大好きです。機関車トーマスの事故集計とその分析とかわけ判らなさ過ぎて大好き。
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著者の観察力と空想力と色々な物に対する偏愛がすごい。時間をかけて分析してデータ化する能力もすごい。無意味なことに全力で時間を費やすのって幸せな行為だなと思った。ニコルソンベーカーの中二階を彷彿とさせた。
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