ルポ 死刑 の商品レビュー
以前から日本の死刑制度について関心があったのでこの一冊は読んでおかないとと。 死刑制度について考えるには、死刑やその執行について知ることが不可避なので、青木理『絞首刑』同様、貴重なものでした。 加えて死刑廃止論を強く主張する被害者遺族の声はとてつもなく重く感じられました。 世界的...
以前から日本の死刑制度について関心があったのでこの一冊は読んでおかないとと。 死刑制度について考えるには、死刑やその執行について知ることが不可避なので、青木理『絞首刑』同様、貴重なものでした。 加えて死刑廃止論を強く主張する被害者遺族の声はとてつもなく重く感じられました。 世界的に死刑廃止が主流な中、意固地になっているように見える死刑大国日本が、人権問題でも遅れをとっているのは至極もっともなことだと思います。 だからこそ、一般人である私のようなものこそが情報を得て知っていくことがまず第一歩かと思わせてくれました。
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刑務官の辛さを実感できた。執行がいつ行われるか恐怖している死刑囚をいい気味と思う反面、えん罪で頭がおかしくなった袴田さんの気持ちを思うとやりきれない。えん罪でない限り、やはり死刑制度はなくてはならないと思う。判決には被害者遺族の意思も反映されてもいいと思った。
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〝死刑賛成〟とこれを読んでも言えますか?て いやいやはったりかーい 御涙頂戴話いらんいらーん 死刑廃止したいんだろう印象操作がえぐいて ほんの一部の死刑囚と遺族の話を美談にしたがるのなんなん 刑務官とか教誨師が罪悪感って傲慢じゃね さんざん裁判して判決出てんのにあんたら部外者...
〝死刑賛成〟とこれを読んでも言えますか?て いやいやはったりかーい 御涙頂戴話いらんいらーん 死刑廃止したいんだろう印象操作がえぐいて ほんの一部の死刑囚と遺族の話を美談にしたがるのなんなん 刑務官とか教誨師が罪悪感って傲慢じゃね さんざん裁判して判決出てんのにあんたら部外者が罪悪感とか感情のっけるの意味不明すぎる 藤田公彦氏の話が1番ピンときた
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世界的に死刑廃止に動いているなか、日本は数少ない死刑存置国である。 2021年、死刑廃止国は108に上る。10年以上執行がないなど、事実上の死刑廃止国を加えると144カ国に上ると言われている。 一方、死刑存続国は日本や中国、北朝鮮、イランなど55カ国。 先進38カ国が加盟する経済...
世界的に死刑廃止に動いているなか、日本は数少ない死刑存置国である。 2021年、死刑廃止国は108に上る。10年以上執行がないなど、事実上の死刑廃止国を加えると144カ国に上ると言われている。 一方、死刑存続国は日本や中国、北朝鮮、イランなど55カ国。 先進38カ国が加盟する経済協力開発機構(OECD)の中では日本と米国だけのようだ。 つい最近も19歳の特定少年の死刑が確定された。 だが、我々日本人は死刑存置国で暮らしていながら、死刑制度についてよく知らないでいる。 自分は死刑廃止派ではあるのだが、なぜ? と問われると結構ぼんやりしていて、はっきりとこういう理由で反対だ、と言えないでいる。 別に死刑談義で論破するために本書を手に取ったわけではないのだが、自分の中で死刑という刑罰にぼんやりとした気持ちを抱いていたこともあって、手に取った。 そして、やはり自分は死刑廃止派であると改めて思った。 と言うか、現行の日本で死刑という余りにも重く、そして後戻り出来ない刑罰を適切に運用出来ると思わなくなった。 日本の司法は自白を重要視しており、そのために被疑者に必要以上に圧力をかけることは知られている。人質司法と言われるが、自白したら終わりなのだ。 そんな国で死刑が適切に運用できるのだろうか? 自分は出来ないと思う。 別に自分は他者にも死刑廃止派に回ってほしいと考えているわけではない。 だが、一度死刑というものをよく考えてみてほしい。考えてそれでも死刑存置派であるなら、それはあなたの自由だ。 本書は、死刑を考える手助けになるだろう。多くの人に手に取って、今一度考えてもらいたい。
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たまに死刑制度とか死刑囚の話とか未解決事件とか。 そういうの読みたくなるんだよね、YouTubeの見過ぎで。 怪談とか聞いている繋がりになるんだけど、実際の事件があってそこから怪談が派生したりすることもあるから。 どんな話なんだろう?って、事件を検索してみたり。 あと、一般人で...
たまに死刑制度とか死刑囚の話とか未解決事件とか。 そういうの読みたくなるんだよね、YouTubeの見過ぎで。 怪談とか聞いている繋がりになるんだけど、実際の事件があってそこから怪談が派生したりすることもあるから。 どんな話なんだろう?って、事件を検索してみたり。 あと、一般人では知り得ない場所とか怪談ではこう言っているけど、実際に自分の知らない世界(今回は刑務所)がどうなっているんだろう? って、思うと知りたくなることって、皆さんもありませんか?
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死刑制度にやや否定的な論調であるが、死刑制度について、 ・当事者の心情 ・制度運営の実情 ・制度の是非に関する議論の現状 がまとめられており、死刑制度の基礎的な知識を習得することができる。読者は著者の主張を理解しつつ、自らの意見を持つよう努めながら読むことが肝要である。
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死刑制度について、実際のところどんな手順で執行されるのか、死刑囚や被害者はどう思っているのか、刑務官の苦悩など、インタビューを重ねて書き上げられている。死刑のことをよく知らずにその是非を議論することの無意味さを痛感する一冊だった。こういう繊細な内容はもっと想像力を働かせて考えなけ...
死刑制度について、実際のところどんな手順で執行されるのか、死刑囚や被害者はどう思っているのか、刑務官の苦悩など、インタビューを重ねて書き上げられている。死刑のことをよく知らずにその是非を議論することの無意味さを痛感する一冊だった。こういう繊細な内容はもっと想像力を働かせて考えなければならないと改めて感じた。
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死刑への賛否は別として、日本人の考え方や人権意識を考える素材として良い素材だと思う。巻末のインタビューでも安田弁護士が述べていることに同感。日本人はわあわあいうだけで、議員への働きかける力が弱い。
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巻末インタビュー含めて、よくよく踏み込んだ、考えさせられる1冊でした。死刑はいろんな議論がある。だからこそ、もう少しオープンにして国民的な議論があってもいいというのは納得。 犯罪被害者はどうしたら救われるのか。死刑は解決策となるのか。もちろん、やったことは許されないけど、オウムの...
巻末インタビュー含めて、よくよく踏み込んだ、考えさせられる1冊でした。死刑はいろんな議論がある。だからこそ、もう少しオープンにして国民的な議論があってもいいというのは納得。 犯罪被害者はどうしたら救われるのか。死刑は解決策となるのか。もちろん、やったことは許されないけど、オウムの井上死刑囚の反省が少し響いた。
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世論調査では、国民の8割が死刑制度に賛成です。 しかし死刑の実態は知らされず、是非を判断させられています。 死刑囚、元死刑囚の遺族、刑務官、検察官、教誨師、元法相、法務官僚などの人へのインタビューを通して、死刑制度の全貌と問題点に迫ります。 考えさせられます。
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