真夜中乙女戦争 の商品レビュー

F(著者)

2022/06/08

これ、どうやって映像化するんだろう？と思いながら読んだ。文章が独特の表現で面白い。途中読むのに疲れたけれど、なんとか読了。

2022/06/02

最後の結末はよく分からないけど、文章の表現がとても良かった。

・寝れない夜って、世界で自分1人だけが最悪な目に遭っていると思いがちなんだ。だから、死にたくなったらさっさと寝る。それが一番大切。
・全部終わってからじゃないと何も分からない。例:青春って青春の中にいる間は気づかないけど、終われば気づく。
・点と点が線になって面になって何面体にもなる。無人島に漂流して初めて役に立つような知識だってある。人生の意味とか目的も、死ぬ時にならないと分からない。
・羨ましいと人は怒る。怒るのは甘えているから。他人に期待してるから。
・どうせ死ぬ。どうせ傷つく。行きたいところには行ってみる。気になる所には飛び込んでみる。家にいたって思い出はできない。バカげていると思っていたことほどやると楽しい。風呂は風呂に入るまでが億劫なように、旅は旅に出たあとあんまり後悔しないものだ。行って無価値だと知ることも勉強だ。何かを失うというのは、何かを失うことを得るということ。
・努力で甘えるな。

2022/05/28

乙女を含むタイトルからなんとなくポップな印象を抱いていたが、世界の崩壊に向かうストーリーに驚いた。

毎日に鬱憤する孤独な者のネチネチした文言は見事だし、先輩や東京タワーに対する憧れは自分がかつて誰か（何か）に抱いた感情を彷彿とさせる。

黒服と私の関係性は一読では理解しきれなかったところも多い。

2022/05/22

中二病と哲学と純愛のトライアングルの中をフラフラ、フラフラしているような作品。
正直、共感できるところはほとんどなかったが「理解」はできる気がする。排他的で自意識過剰、これは行き過ぎるとこんなふうになるんだろうなと。こどもから大人への転換が上手くできなかった不器用な自分を偽れなかった人間の話なのだろう。

2022/05/04

文章がオシャレだなぁと思った。
初期の村上春樹っぽい。
この本に書いてあることを普段の会話で使えたら、カッコいいと思う。
世の中で1番危険なものは、二度寝。
うんかなり危険。
東京タワー愛がすごい。
東京タワーへのラブレターは秀逸すぎて読み返したいレベル。
「ここからここまでください」はすごい。
人生で一度はやってみたい。
黒服のこと。
利益を得ることを簡単に書いてあるが、
運もあるだろうが、絶対にそんなに簡単ではないはず。
何もかも手にすることはできない。
それはそう思う。
努力信仰は日本の麻薬。
「君の夢をみたよ。君と寝る夢だった。」
先輩からのラインの返事をどうしたら良いのか？
そもそも、これはどういう意味で送られてきた文章なのか？
悩む様子が面白い。
好意を持たれているのだと思うょ。
そうしたいと返事すればいいと思うょ。
でも渦中にいるとあたふたしてしまうものだと思う。
佐藤は友達だょ。
好きかそうでないか？は別として、友達と呼ぶべき存在のはず。
テロ、爆破、秘密組織みたいなことはもう犯罪みたいで、オチは最悪だけれど、その最悪さが狂気みたいで、良い味を出しているのかも。
先輩のことは、切ない片思い。
想いがすれ違っている。
「最悪」という言葉は最上級の褒め言葉。
人生を生き抜く具体的な知見が刺さる

2022/05/02

★あたしはインスタの雰囲気が好きかな。 みんな好きなものについてしか語らないから★ 東京タワーは永遠でね。 ずっと続くものって 羨ましくて、眩しくて ずっとみてたら眩しすぎて死にたくなってくる。 だから、破壊するの。 そしたら、 永遠なものを渇望する自分からも 解放されるからね、 ｢20代で得た知見｣でFさんに惚れました。 Fさんは哲学の中に物語をくいこめる人です。 とっても難しく感じます。 それとともに私の理想像です

2022/04/11

大学一年生の「私」は眠れない夜と無気力な日々の中サークルに入り、冷酷で美しい「先輩」と出会う。激化する真夜中の暴走。青春小説、恋愛小説、犯罪小説の傑作。（e-honより）

2022/04/07

えー分からない、、これの映画がどのように描かれるか見てみたい。Ｆさんはこういうのどうなんだろ、、わかる人には響くのかな

2022/04/06

映画『真夜中乙女戦争』の原作はどんな感じなのだろうと思って購入。小説の顔をした思想書という感じで、個人的には小説の方が面白かった。思想書なんだからそりゃ映画化の難易度が高いわけだ。

2022/03/20

とりあえず、時間を置いてまた読みたい。
読まなければならない。

言葉選びがひとつひとつ丁寧で、大胆で、子供で、大人。に感じる。
でもこの話は1回読むだけだと表面すら掴めない気がするの私だけ？

自分なりに噛み砕いて、理解しようとするのに、なぜか置いていかれてしまう気がしてしまった。

何度でも読んでみたい、その度に新たな発見を得られると共に、物語の核に近づける気がする。