真夜中乙女戦争 の商品レビュー
お洒落な表紙に惹かれて購入しましたが、普段は自分では選ばないジャンルの本だと思います。高校生の私にはまだ難しい作品でした。主人公は大学生なので、大学生になったらもう一度読み返してみようかな。
Posted by
東京に愛を求めてはいけないというのが感じさせられた。 でも、たまに、みつかる。その最中にいる時は、それを守りたい。 そんな小さな可能性を求めるか、諦めるか。これも戦争だ。 敵か味方かしかいない、そんな世界で私はやっていけないだろうな、きっと殺される側。 ラーメン屋での幸せについ...
東京に愛を求めてはいけないというのが感じさせられた。 でも、たまに、みつかる。その最中にいる時は、それを守りたい。 そんな小さな可能性を求めるか、諦めるか。これも戦争だ。 敵か味方かしかいない、そんな世界で私はやっていけないだろうな、きっと殺される側。 ラーメン屋での幸せについての話が好き。
Posted by
登場人物のワードセンスがズバ抜けて面白いと思いながら読み進めた。 私も主人公と同じ大学生だけど、ここまで緩い大学の講義や公共の場でイチャつく恋人、社会全体に疑問を持ったり怒ったりしたことがなかったので、私も批判的に見てみるのもありだなと思った。視点が変わって面白いし、人間観察で...
登場人物のワードセンスがズバ抜けて面白いと思いながら読み進めた。 私も主人公と同じ大学生だけど、ここまで緩い大学の講義や公共の場でイチャつく恋人、社会全体に疑問を持ったり怒ったりしたことがなかったので、私も批判的に見てみるのもありだなと思った。視点が変わって面白いし、人間観察できるから。 私は主人公よりかは、先輩の言っていることに凄く共感できた。可愛いがいっぱいのインスタとか天国のイメージとか。 私は高校生の時、インスタのために構造を考えて写真をいっぱい撮って、インスタの裏垢に載せて思い出を残していた。つもりだった。 今思うと思い出でもなんでもないなと、結局全部消してしまった。この本にもあったけど、本当に幸せならインスタに載せずに独り占めしたいと思うし、写真を撮る暇すらないと思う。 でも先輩も言っていた通り、幸せが溢れて載せちゃう時もあるからインスタに写真を載せているからといって批判するのも違うなと思う。 可愛いものを撮ってみんなに見てほしい、承認欲求だらけの、可愛いがいっぱい詰まったインスタを、これからもやさしい目でみたいと思う。 最近私を悩ませていた「可愛い」と「美しい」の違いもこの本で納得した。 人が可愛い様子を見ている分にはいいけど、自分が可愛いのは後々しんどくなるなと気づいた。可愛い自分を武器にして誰かに頼って甘えて生きると、頼っていた誰かがいなくなった時辛くなる。 美しくなりたい。
Posted by
嫌いじゃないです。 なんか本当によくわからないですが。 この作者さんの本はすきで読ませてもらっていますが、毎度毎度よくわからないです。 ここまでよくわからないことをまるで本質を捉えたかのように語られているところが本当にすきで、きっとこの物語の主人公はこんな馬鹿げたことを本気で信じ...
嫌いじゃないです。 なんか本当によくわからないですが。 この作者さんの本はすきで読ませてもらっていますが、毎度毎度よくわからないです。 ここまでよくわからないことをまるで本質を捉えたかのように語られているところが本当にすきで、きっとこの物語の主人公はこんな馬鹿げたことを本気で信じているんだろうなあ...と思える表現が大好きです。
Posted by
レッドブル片手に夜を明かすのにちょうどいい話って言えば褒めすぎでしょうか? 読み始めてからなんか読んだことあるよなぁって考えたらどことなく三島由紀夫の金閣寺に似てるんですよね、実際作中でも触れられてますが、それと比べたら割と堂々と描いてる感じがします。はっきり言えば現実離れです...
レッドブル片手に夜を明かすのにちょうどいい話って言えば褒めすぎでしょうか? 読み始めてからなんか読んだことあるよなぁって考えたらどことなく三島由紀夫の金閣寺に似てるんですよね、実際作中でも触れられてますが、それと比べたら割と堂々と描いてる感じがします。はっきり言えば現実離れですね。 なんとなく評価が低い理由もわからなくもないですが、そこまで低くなる理由も無いです。ちゃんと面白いですからね。 個人的にはすごく刺さるし、中毒性のある文章が癖になります。これ描けるのはすごいですよ、星一のレビュー書く人にこの小説は書けないですね笑 ぜひ痛い大学生に共感したり、同情したりして読んでください。
Posted by
エモいとはこういうことをいうのではないだろうか。 刹那的な自傷他傷、快楽。深いようで上滑りな上滑りのようでいて本質をついているかのような言葉が並んでいた。 物語としてはからくりを解き明かしたい気持ちになるが、解き明かされないからこそこの余韻が生まれているのかもしれない。
Posted by
面白い言い回しだなとか、覚えておきたいフレーズだなと思うところはあったけど、読み終えた結果 自分には合わない世界観だなと思った。
Posted by
どことなく分かりそうで分からない。ずっと霞み、もやがかかったような文章だけれども、流れる言葉は美しい。 物語を追うというよりも言葉に浸るような小説かもしれない。 私たちは寂しさを食べて生きている。寂しくならないように。 しかし食べても眠っても私たちが依然寂しいままなのは、一体ど...
どことなく分かりそうで分からない。ずっと霞み、もやがかかったような文章だけれども、流れる言葉は美しい。 物語を追うというよりも言葉に浸るような小説かもしれない。 私たちは寂しさを食べて生きている。寂しくならないように。 しかし食べても眠っても私たちが依然寂しいままなのは、一体どういう訳なのだろう。 寂しいという台詞は、帰る場所がある人だけが言える台詞だ。帰る場所も行く場所もない私と黒服が辿り着いた、寂しさへの解決手段は、反時代的だったと言えようか。 こうやって世界を捉えることもできるかもしれない。社会への反発を抱き、心の底では孤独を感じさせる物語。
Posted by
内容や伝えたいことを理解するのに何度か読み直しました。作者Fさんの独特な世界観が出ていると思いました。私はこの世界観が好きなので読んでて面白かったです。
Posted by