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同志少女よ、敵を撃て の商品レビュー

4.4

2104件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1038

  2. 4つ

    723

  3. 3つ

    206

  4. 2つ

    35

  5. 1つ

    7

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2025/01/26

ソビエト

ロシア好きな私にとっては非常に楽しく読ませて頂きました。
しかし、戦争に関する書籍として見るとリアリティに欠けます。
展開がアニメなどで良くある作為的な構成が多く、違和感を感じました。
当事者目線で物語は進むのですが、何処か俯瞰している感覚が付き纏い、没頭する事...

ロシア好きな私にとっては非常に楽しく読ませて頂きました。
しかし、戦争に関する書籍として見るとリアリティに欠けます。
展開がアニメなどで良くある作為的な構成が多く、違和感を感じました。
当事者目線で物語は進むのですが、何処か俯瞰している感覚が付き纏い、没頭する事は出来ませんでした。
しかし展開がイメージしやすく、分かりやすさもあるので読みやすい本である事は間違いありません。

良いところが悪いところにもなってしまうという変な印象です。
罪と罰を初めて読んだ時は、殺害現場のリアリティとラスコーリニコフの心境の描写に感情移入し過ぎて、読者である私まで体調不良になってしまった事があります。
カズオイシグロの満たされざる者を読んだ時は、没入してるのに展開と時系列の整合性が合わない為、自分が今どこで何をしてるのか分からなくなった事もあります。
まるで合法的なドラッグのようでした。

こちらの小説は、内容とウクライナ戦争のタイミングと表紙の秀逸さが合わさって、非常に沢山売れた事でしょう。
ライト層からヘビー層まで楽しめる稀な作品であると思います。
次回作は追っていませんが、見つけたら必ず買います。

r@

2023/10/25

命の意味とは、撃つべき敵とは

第二次世界大戦の「独ソ戦」を舞台に、当時唯一実在したという女性のみで組織されたソ連軍の狙撃手部隊の一員となった少女セラフィマが、狙撃手訓練学校での過酷な訓練やドイツ軍との最前線での激烈な戦闘を通じて成長しながら必死に生き抜いていく姿を鮮烈に描き出した長編小説である。ドイツ兵などへ...

第二次世界大戦の「独ソ戦」を舞台に、当時唯一実在したという女性のみで組織されたソ連軍の狙撃手部隊の一員となった少女セラフィマが、狙撃手訓練学校での過酷な訓練やドイツ軍との最前線での激烈な戦闘を通じて成長しながら必死に生き抜いていく姿を鮮烈に描き出した長編小説である。ドイツ兵などへの憎悪・復讐心から、その仇を討つために狙撃手となる決意をしたセラフィマであったが、戦闘での仲間達の博愛的な行動や眼前での非業の死、敵兵の抱く葛藤や自身の狙撃による被弾死、女性への許されざる性暴力の実態などを体験、体感していく中で、ゲームで競うがごとく戦果を上げることやその果てなさへの懐疑、終には、狙撃手の道を選んだことへの自責、後悔とともに、戦争から「命の意味」を学び取る。「失った命は元にもどることはなく、代わりになる命もまた存在しない。…ただこの率直な事実、それだけを学んだ。もしそれ以外を得たと言いたがる者がいるならば、その者を信頼できない」というセラフィマの確信を持った独白が胸に刺さる。書名にある撃つべき「敵」とは本当は誰なのか、何なのかに思いを致さざるを得なくなる。ただ、本書の物語はあくまでフィクションであると理解しつつも、本書の持つテーマが重く大きいだけに、著者の描く狙撃や戦闘シーンのスマートさやマニアックなエンターテインメント性の強さにはやや違和感を覚える。

fugyogyo

受け付けない

殺戮に次ぐ殺戮の連続。主人公が狙撃手なのでそれはあるだろうとは思っていましたが、やっぱり殺し合いは無理でした。途中斜め読みで、後半は飛ばし読み。私だけではなく女性はこのような作品は受け付けないかも知れません。

ほんよみ

2026/04/22

戦時下のロシアで虐殺された村で 生き残った少女は 訓練を受けて女性の狙撃兵になった 彼女を訓練した教官は戦闘で指を失くした女闘士で 村での虐殺現場にいた 実践の場でさりげなく少女を助け 輝かしい戦歴を持つ女闘士に 育てる 村を虐殺し焼きつくしたドイツ兵を 殺し 自らも傷つきなが...

戦時下のロシアで虐殺された村で 生き残った少女は 訓練を受けて女性の狙撃兵になった 彼女を訓練した教官は戦闘で指を失くした女闘士で 村での虐殺現場にいた 実践の場でさりげなく少女を助け 輝かしい戦歴を持つ女闘士に 育てる 村を虐殺し焼きつくしたドイツ兵を 殺し 自らも傷つきながら生き延びて 教官とともに山奥で自給自足の生活を おくる 人を殺した女狙撃兵は男と違って 優遇されず 二人は他人を寄せ付けない暮らしを送る しかし時が過ぎやがて 人と接しても良いと思えるようになった おびただしい時間を経て 戦争は人間を変えてしまう 絶対にやってはいけない 平和な暮らしが一番 そんなことを教えてくれる

Posted byブクログ

2026/04/21
  • ネタバレ

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同志少女よ、敵を撃て 題名の重さと深さを感じた。 ミーシカとの末路、イェーガーの最期。 敵を撃て……深いなぁ。

Posted byブクログ

2026/04/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヒトラーやナチの残虐性ばかり日本では記憶に残っているけど、女性狙撃手の存在や女性が虐げられてきたことなどにもフォーカスされていて改めて衝撃だった。最後まで衝撃。毎日感謝して生きよう。

Posted byブクログ

2026/04/21

一気読みでした。 舞台は第二次世界大戦戦時中のソ連 自分の家族をナチス・ドイツに奪われた少女セラフィマが、狙撃兵教官であるイリーナに導かれ、自分の母を狙撃したドイツ兵に復讐するため狙撃兵として戦場に繰り出す物語です。 まずこの本を読んで感じたのは、ここまで鮮明に絵が浮かんでく...

一気読みでした。 舞台は第二次世界大戦戦時中のソ連 自分の家族をナチス・ドイツに奪われた少女セラフィマが、狙撃兵教官であるイリーナに導かれ、自分の母を狙撃したドイツ兵に復讐するため狙撃兵として戦場に繰り出す物語です。 まずこの本を読んで感じたのは、ここまで鮮明に絵が浮かんでくる小説は中々ないなと感じました。まるで自分が同じ戦場にいるかのように、ハラハラとしながら読めました。 そして、この小説では戦時中に必死に生きる女性達が描かれています。あとがきにも書かれてますが、一般的な戦争小説では男性に焦点が当てられますが、この物語では女性達が主人公です。当時の女性達の扱いやそれに苦悩する姿が描かれており、単にソ連とドイツの戦いだけではなく、戦時下の女性達の立場に対する戦いでもあると思います。 「同志少女よ、敵を撃て」 「敵」とは何か。ソ連を侵略するナチス・ドイツか。自分の母を殺した狙撃兵か。それとも私達女性達を戦争をこじつけに乱暴に扱う男達であり、それを許す社会なのか。 ぜひ皆さんにも読んでいただき、タイトルの意味を考えていただきたいです。

Posted byブクログ

2026/04/21

幼馴染?のような男が好青年キャラだったのに普通に戦争性犯罪してるところがショックだったなぁ。 あと普通に戦争中は評価される狙撃スキルが戦争終わった途端何の役にも立たなくなる虚しさとかはグッときた。

Posted byブクログ

2026/04/15

あっという間に読み終わってしまった。 たしかに長いが、読み応えがある。 敵は対戦国なのか、復讐の相手なのか、それとも…。戦争の話は暗くなりがちで好みじゃないが、この話は戦争の暗さより、1人の少女の葛藤や生き様に引き込まれた作品だった。

Posted byブクログ

2026/04/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

引き込まれる。 戦争の展開は複雑だし、敵や仲間の死が多い描写から軽く読めるものでは無いが、女性射撃手たちの考えや心の動きにどんどん共感し、共に悩むことができた。なんやかんやミハエルとハッピーエンドになると思ってたけど、全く違った展開になり戦争の重苦しさを感じた。

Posted byブクログ