神曲 の商品レビュー
通り魔、失われた家族、新興宗教 読んでいて苦しかったが、この苦しみこそがこの小説の醍醐味なのであろう 「家族」とは、何か。信仰とはなにか。血の繋がりとは何か。色々考えさせられた
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何かに信仰する人たちの内情を見てしまった。 見てはいけないものを見たような心地。 何も信じられなくなった先に目には見えない神様を信じようとする哀しいお話。 何かに縋り付いてないと壊れてしまうから、神に歌ったり崇拝したり自分の芯が歪んでいってしまう。 みんなは何に信仰してる? ...
何かに信仰する人たちの内情を見てしまった。 見てはいけないものを見たような心地。 何も信じられなくなった先に目には見えない神様を信じようとする哀しいお話。 何かに縋り付いてないと壊れてしまうから、神に歌ったり崇拝したり自分の芯が歪んでいってしまう。 みんなは何に信仰してる? 私は何を、信じているのか。 お寺や神社で手を合わすけど、結局は自分を信じないと報われない。 最初も最後も自分しかない。 だけど家族だけは信じていたい。 そんな物語。 みんな、幸せになりたいね。
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「神」とはなにかがテーマかと思ったけど、他の人の感想見て、新興宗教がテーマなのかって気づいた。まあ同じようなもんか。 途中隼太朗のエルサレムの話の部分はちょっと飽きたけど、わりとサクサク弛れることなく読めた。暗い話ではあるけど、表現が暗すぎずねっとり嫌な感じもなし! 最後響子...
「神」とはなにかがテーマかと思ったけど、他の人の感想見て、新興宗教がテーマなのかって気づいた。まあ同じようなもんか。 途中隼太朗のエルサレムの話の部分はちょっと飽きたけど、わりとサクサク弛れることなく読めた。暗い話ではあるけど、表現が暗すぎずねっとり嫌な感じもなし! 最後響子が宗教より「お母さん」を優先させたところに希望というか救いを感じたし、サスペンス・ミステリーでよくある「良い人だと思ってたのに」的な裏切りが良い意味でなくて、好意的な登場人物はそのままなとこも良かった。 「家族であろうとするために宗教を信じる」三知男と花音の気持ちは、新興宗教に関わらず「家族」を保つために無意識に多くの人がやってることなんじゃないかな。それぐらい「家族」って大きくてほかに代わりようのないものなんだって思う。良くも悪くも。 にしても、三者三様の見方、感じ方があるなあってのが一番。あと子供が殺される系、しかもその犯人が救いようのないキチガイ系はもうほんと読んでて辛いわ…
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辛うじて最後まで読了。 神歌かなぁ。 神なんて漠然としてる。 もっと他のところを深める小説が読みたかったなぁ。
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話題になっていた川村元気の作品ですが…、、正直、全然面白くなかった。何度もギブアップしようか迷いながら何とか最後まで読み切ったけど、読み進めるのがしんどくなるつまらなさだった。。 レビューでは「良かった!」と言っている人もいたので、単に好みに合わなかっただけなのかもしれないが…。...
話題になっていた川村元気の作品ですが…、、正直、全然面白くなかった。何度もギブアップしようか迷いながら何とか最後まで読み切ったけど、読み進めるのがしんどくなるつまらなさだった。。 レビューでは「良かった!」と言っている人もいたので、単に好みに合わなかっただけなのかもしれないが…。 新興宗教にのめり込む一家を通して、「信仰」とか「神」とか「信じる」とかそういうものを描くんだけど…。 うーん。何を伝えたかったのかよくわからなかった…。幕開けの、子供が通り魔に襲われてしまって家族が壊れていくところまでは追えたんだけど、以降が全然ついていけなかったな。世界観にも、ト書や台詞も。残念な一冊でした。
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小学生の息子を通り魔に殺された。家族の心は壊れていく。弱った心につけ込み洗脳する。藁にも縋りたい思いでいる人に対してなんとも質の悪い。自分なら絶対騙さない!!という自信があるが、実際その立場になったらどうなるのかな。登場人物がみんな「神」「信ずるもの」への訴えが強くて良く分からな...
小学生の息子を通り魔に殺された。家族の心は壊れていく。弱った心につけ込み洗脳する。藁にも縋りたい思いでいる人に対してなんとも質の悪い。自分なら絶対騙さない!!という自信があるが、実際その立場になったらどうなるのかな。登場人物がみんな「神」「信ずるもの」への訴えが強くて良く分からない微妙な読後感でした。恐竜のあたりは飛ばした。最後20ページも全然、戦慄せず。
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人は何かに縋って生きていくことでその行為で自分を救おうとしているのかな。 何かを信じることで答えを決めたいんだなと思った。 母も父も娘も被疑者の会の人も永遠の人も。 指標がほしいんだよな。 犯人は一体なんだったのだろうか。
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星3.0 みんな信じているものが違っていて、それぞれが共生できる世の中になれば少しはみんな幸せになれるのかなって思いました。
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カルト的な宗教にハマっていった家族の話。父、母、娘のそれぞれの視点で書かれてる。 うーん、って感じ。 特に楽しくもなく、感動もなく。 エルサレムの描写がちょろっとあって、懐かしかった。
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星1よりの星2評価。 神を信じるのは自由だけど自分で考えることを放棄した人間は大嫌い。だから自分は特別だとか神に選ばれた存在って思い上がる最上みたいな人が出来上がる。 私の身近に信心深い人はいなくてよかった…。私は絶対に自分の意思を曲げないって気持ちはあるけどもし家族が取り込まれ...
星1よりの星2評価。 神を信じるのは自由だけど自分で考えることを放棄した人間は大嫌い。だから自分は特別だとか神に選ばれた存在って思い上がる最上みたいな人が出来上がる。 私の身近に信心深い人はいなくてよかった…。私は絶対に自分の意思を曲げないって気持ちはあるけどもし家族が取り込まれてしまったらと思うと寒気がする。 信仰の自由はあるけど行き過ぎたら犯罪に繋がる場合もあるから厄介。 政治と野球と宗教の話は絶対に人としません笑 最後は救いのある終わり方で良かった。
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