変半身 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
【変半身】 ポーポー様という秘祭を信じている離島の話。結局彼らは人間ではなくポピ原人だったという話。なかなか面白い。 【満潮】 女が夢精。男性が潮。となかなか変な話。潮は女のものでない。男が女の体を楽しむためのもの。いやはや。 2022年6月に読了も、文庫を新品で購入してしまった。 改めて読む。あはは満潮とは、おもろいタイトル。20260305に読了。
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表題作の「変半身」はとてもエキサイティングかつグロテスク。傑作だと思う。 「満潮」の方は、規範の反転という著者お決まりの設定であり、新鮮味はない。
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大好きな村田さんって感じの作品。 信じることをやめられない人間の本質にここまで暴力的な説明をつけられるの、この人しかいないでしょ。 満潮は共感大すぎて、むしろ怖い。けど、少しだけ安堵。
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人は、なにかを「信じること」で自分を保っている。最初は、新たな真実に対し疑いの念を持っている人も、時間が経てば自然となにもかもを受け入れる「容れ物」へと変化する。見たいものだけを見る。信じたいことだけを信じる。果たしてこの世に存在するどれだけのものが、「真実」なのだろうか。本当に...
人は、なにかを「信じること」で自分を保っている。最初は、新たな真実に対し疑いの念を持っている人も、時間が経てば自然となにもかもを受け入れる「容れ物」へと変化する。見たいものだけを見る。信じたいことだけを信じる。果たしてこの世に存在するどれだけのものが、「真実」なのだろうか。本当に私は真っ当に生きられているのか。 2本目の満潮、凄く好きでした。 文章だけで、ゾクゾクひやひやワクワクいろんな感情にさせる。村田沙耶香は凄い。
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【変半身】 序盤は島の伝統かつ異常な祭りの話、 神話の話かなと思い読み進めていたが… 地球に住む人間、教科書に記載された歴史、 少しづつ事実を揺るがすポーポー様とポピ原人 その後全てひっくり返る展開 村田沙耶香さんにしか描けない世界。 ポーポーで埋め尽くされたページを見て 狂気を...
【変半身】 序盤は島の伝統かつ異常な祭りの話、 神話の話かなと思い読み進めていたが… 地球に住む人間、教科書に記載された歴史、 少しづつ事実を揺るがすポーポー様とポピ原人 その後全てひっくり返る展開 村田沙耶香さんにしか描けない世界。 ポーポーで埋め尽くされたページを見て 狂気を感じ笑ってしまった。 【満潮】 全くの素人だが潮は何かのメタファーかな。 付き合った男性によって性の何もかもが 変わってしまう経験はよく分かる気もした。 なんとなく村上春樹さんの小説を 読んだ時と同じ感情になった。 途中読んでいてタイトルなんだっけ? と思って満潮で…納得。
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「変半身(かわりみ)」 なるほどなあ。何が真実だか、疑い出すときりがない。フェイクニュースだかなんだか、信じたものが真実になる。自分に見えたものしか見ない。自分が見たいものだけを見る。三重県あたりの島における奇祭。三島が「潮騒」で舞台にしたあたりだろうか。閉じた世界から逃げて10...
「変半身(かわりみ)」 なるほどなあ。何が真実だか、疑い出すときりがない。フェイクニュースだかなんだか、信じたものが真実になる。自分に見えたものしか見ない。自分が見たいものだけを見る。三重県あたりの島における奇祭。三島が「潮騒」で舞台にしたあたりだろうか。閉じた世界から逃げて10年ぶりとかで戻ってみると、歴史が書き換えられていたがちゃ。そんなことで村おこしができるでがちゃ? うさん臭い、カルト教団か、的屋の類か、まあ、だまされていても、だまされた側が、だまされたと思っていなければそれでいいのか。許されるのか。悩ましい。僕もどちらかというと「個性的な人になりたい平凡な人」なのかなあ。ポーポーポー、残りのページもう一波乱あるのかと思っていたらすっと話が終わって、別の物語になっていた。そう言えば、宇治にも奇祭があった。一度も見ていないが。「縣祭」これも夜通しやって、男女がどうこうするとか何やら怪しげな話を聞いたことがある。怪しいな、いつかの時代のエロ好きの誰かが、勝手にやり始めたことかもしれないぞ。疑い始めるときりがない。 「満潮(みちしお)」 女の夢精で始まる。まあそれはいい。潮はいったい何かのメタファーか? 男の潮とは何か、初めて聞くのでちょっと調べると出てくる。ああ、これでまた僕のスマホはこういうものに占領されてしまう。2人の関係性はおもしろいしそれはそれでいい。3ヶ月ほど付き合ったという男性との快楽を伴わないセックスのエピソードも、いつものことながらあってもいいだろう。しかしなあ、2人で励まし合ってそれぞれが潮吹きしようとする姿に読者は何を感じ取ればいいのか。これは早稲田文学初出のようだがそこでの評判はどうだったのか。と思ってGeminiさんに尋ねてみると、まあ賛否両論、それはそうだな。気になってメモした一文は1つだけ。「私のほうがだらしなさで若干夫を上回っている。」まあ、家事は得意な方がやればいい。時間がある方がやればいい。 初めて訪れた読書会に本書を持参した。まあ、見知らぬ人が集まった環境でも集中して読めるかなと思ったからだ。京都鈍考では全く集中できなかったから。緊張して。今日は割とすぐにリラックスして読めた。朝、雨の中長距離歩いたからかな。いや、鈍考もかなり歩いて、今日と同じように冬なのに汗をかいていたな。その部屋の雰囲気かな。特にこの本をお勧めしようというわけではなかった。まあ、自分を入れずに7人の人がいて、そのうちの2人が村田紗耶香を読んでいた。率としては高いのだろうか。村上春樹は1人だった。相変わらず人気がない。まあたぶん、読んだことはあるがあまり好きではないから口にしなかったということだろうか。村上主義者に責められると嫌だろうしな。それと、平野啓一郎にしても村田紗耶香にしても(芥川賞ということか)純文学は難しいという女性がいた。「僕はあんまり難しいと思わないから・・・」(言っている意味が分からない、とまでは言わなかったが)ちょっと嫌味な返しをしてしまった。ああでも、何が簡単で何が難しいのか。それを次回議論してもいいかも知れない。うーん、直木賞と芥川賞の違いか???こういう文学賞のこと気にしたことがなかったからなあ。ノーベル賞も含めて。読書会の主催者は、カズオ・イシグロとかハン・ガンとかを持ってきていた。なかなか骨がある人物かもしれない。これはちょっと上からの物言いかな。まあ、とりあえず、これから毎月の読書会が始まる。楽しみだ。
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「ポーポー」で半ページ埋まった部分見た時は、恐れと驚きで一瞬ゾッとしたけど、その後は可笑しくて笑ってしまった。 読んで、人や歴史は創られるんだなーって思った。「想像の共同体」を思い出した。 これまで信仰してた人間教を脱し、言語を創造し、歴史と人の認識を刷新し、新しいポーポー物語を島の人々に強制することで、人々は自らをポーポーという同じ世界を共有する同族だと信じるようになった。 村田さんは現実世界における、人々の無意識や、社会の当たり前を、小説を通して言葉を与える事で描くことが本当に上手いなと思う。小説の内容は気味が悪いと思われがちだけど、リアルと地続きなフィクションを描く、村田ワールドは結構好き。
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初めて読んだ村田沙耶香さんの作品です。一篇目の言いようのないグロテスクさは二度と読みたくないと思ってしまう程でした。ですが、不思議と何回も読んでしまう本です。2篇目は個人的にトップレベルで好きな話です。性への探究心に共感する点が多くて大好きです。
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ううん。 特に面白くもなく ぐいぐい引き込まれたわけでもなく 笑えるシーンもなく 泣けるシーンもなく という、ちょっといやーな気持ちになる作品でした。
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