ノースライト の商品レビュー
素晴らしかった。 正直、前半・中盤・後半と、読み進めるのが苦痛なくらい、感情移入ができなかったが、最後の最後で、とても・非常に・すごく、素敵な物語になっていきました。 著者の他の作品とは、明らかにテイストが違いますが、エンディングの良さを感じるためにも、ぜひ最後まで読んでいた...
素晴らしかった。 正直、前半・中盤・後半と、読み進めるのが苦痛なくらい、感情移入ができなかったが、最後の最後で、とても・非常に・すごく、素敵な物語になっていきました。 著者の他の作品とは、明らかにテイストが違いますが、エンディングの良さを感じるためにも、ぜひ最後まで読んでいただきたい作品です。 読了後、温かな気持ちになり、満足感を感じられました。
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「あなたの住みたい家を建ててください」何があったのか、先を知りたくて、どんどん読み進めた。読後感が良い。
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タウト必要か?タウトうんちくだけ読み飛ばした。なぜひとはタウトを長々語りたくなるのか。今度タウトについて勉強します。
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買いたいときが買い替えどきと同じで、やりたいときがやり始めどき。 すでに遅いかもしれないが、今が一番早く始められるとき。
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映像を先に観たのでドラマのキャストで脳内再生できた。ストーリーは殆ど忘れてしまっていたため、ミステリー仕立ての展開も気持ちが萎えることなく読んでいけた。テレビドラマを観たときに疑問を感じた事柄もすべて書いてあった。矢張り、本は情報量が桁違いだ。テレビと違い、ぺージを遡ることも容易...
映像を先に観たのでドラマのキャストで脳内再生できた。ストーリーは殆ど忘れてしまっていたため、ミステリー仕立ての展開も気持ちが萎えることなく読んでいけた。テレビドラマを観たときに疑問を感じた事柄もすべて書いてあった。矢張り、本は情報量が桁違いだ。テレビと違い、ぺージを遡ることも容易い。Y邸の場所もかなり詳細に記述してあり、ドラマで実際に建てられた場所とそう離れていない。というか、執筆に当たって綿密に取材したのだろう。撮影後は即撤去されて更地に戻っているらしいが、浅間山の眺めは変わらない筈。行くしかないな。
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新潮文庫紅白本合戦に惹かれて購入しました。 あらすじを見ると、いかにもミステリーだったけど騙されました。ずっと靄があるというか、ザラザラしたというか、今になって昔のドラマをみたときのような映像をイメージしながら話が進んで…あるとき、さっとクリアになる。そんな感じの展開。 現実...
新潮文庫紅白本合戦に惹かれて購入しました。 あらすじを見ると、いかにもミステリーだったけど騙されました。ずっと靄があるというか、ザラザラしたというか、今になって昔のドラマをみたときのような映像をイメージしながら話が進んで…あるとき、さっとクリアになる。そんな感じの展開。 現実だと物悲しい、映画とかのフィクションと思うと美しい。そう思える作品でした。 読んだ人には伝わると嬉しいです(笑) メモワールの造形を脳内で具現化できなかったのは残念。映像化されたら、こうだったのかぁと思いながら見てみたいです。
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『自分が住みたい家』を建てさせたクライアントが家族ごと行方不明に。 その理由は?自分自身の過去に関係があるのか? 私が『建築』関係に無知すぎちゃって…難しかったかな?タウトの部分はさっぱり分からんかった〜。 私には少し難しかったようです…
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初めての横山秀夫。ブルーノタウトにまつわる幾組かの二人関係を組み合わせながら、ひどく情感のあふれる展開と、もしかしたら幸せな結末に進むかもしれないと思わせる物語。個人的な事情もあり読み始めてから1ヶ月近くかかって読み終わったが、切れ切れの読書時間であったにもかかわらず鮮明なストー...
初めての横山秀夫。ブルーノタウトにまつわる幾組かの二人関係を組み合わせながら、ひどく情感のあふれる展開と、もしかしたら幸せな結末に進むかもしれないと思わせる物語。個人的な事情もあり読み始めてから1ヶ月近くかかって読み終わったが、切れ切れの読書時間であったにもかかわらず鮮明なストーリー展開が続き、一度も読み返さずに読み進められた。ちょっと失敗した人生の裏側の辛酸を知る、私とほぼ同じ世代の作者の甘いかもしれないが暖かい目線が心地よかった。
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2023.4.17読了。 (デジタル書籍で登録していたので、改めて登録し直しました) 「ノースライト」とは、建築用語で北から入る柔らかい日差しのことを言うらしい。この題名に表されるように、建築家と建築物をめぐるお話です。 ブルーノタウトという実在の建築家が登場するので、藤宮春子と...
2023.4.17読了。 (デジタル書籍で登録していたので、改めて登録し直しました) 「ノースライト」とは、建築用語で北から入る柔らかい日差しのことを言うらしい。この題名に表されるように、建築家と建築物をめぐるお話です。 ブルーノタウトという実在の建築家が登場するので、藤宮春子という画家も実在かと思いましたが、こちらはどうやら架空の人物らしい。 前半はブルーノタウトの椅子と依頼人の失踪を巡るお話で、この先どうなるんだろう?と思いつつ、あまりのめり込めずに読み進めていったけど、後半、藤宮春子の記念館を巡る癒着と設計事務所の所長の死をおり混ぜながら、依頼人の失踪の謎が明らかになるところでは、全く予期せぬ展開に ぐいぐい引き込まれていきました。 とても面白い作品でした。 横山秀夫さんって、「64」の作者だったんですね。「64」も前後編で、なかなか読み応えもあったけど、 忍耐力もいった作品でしたが、この作品もやはり前半は忍耐力が要りました(笑) でも、歴史上の実在の人物と架空の人物を登場させながら謎解きをしていく、しかもかなりの長編って、ほんとに力量のある作家さんだなぁと思いました。 私にも、せめて感想が上手に書けるくらいの力量が欲しいなぁ。 NHKで、2020年にドラマ化されているらしいのですが、いつか縁があって、観ることができれば良いな、と思います。 最後に… 「アオセミノルクーン」が復縁できますように♡
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久しぶりの横山先生。色んな愛情のカタチが交差するミステリー。ミステリーなんだけど、最後はちょっと温かい気持ちになれる。
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