残照の頂 の商品レビュー
インドア派の私でも山に登ってみたくなる。自然の中でいただく食べ物や飲み物がどれも美味しそう。どの話もグッとくるが、夏樹と千秋母娘の話と世情を反映したエーコとイーちゃんの話に特に没頭。背中をそっと押してくれる一冊。続編をお待ちしております!
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前作に比べると、山登りの楽しさが伝わってこなかった。 人間関係に焦点を当てすぎているのかなあ?登場人物の心情が複雑で、そちらに気を取られて、読んでいて一緒に山に登った感が味わえなかったです。
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山はやっぱりいいなぁ〜と思いながら 楽しく読んだ。 登山と人生を 折り紙の端と端を合わせるように 丁寧に折り重ねてみる。 すると、どんな真理が出てくるのだろう。 読後、そんなことを思った。 山に登る人の目的は山に登るそのものの行為であることが多いと思う。 きっかけは綺麗な写真、健康などあるだろうけど。 そう考えると人生だって 生きることそのものが目的であってもいいはずだ。 生きているただそれだけが楽しい。 高尚な自分になるため、魂を磨くため。 そんな高次の目的を持たずとも ただ楽しいから生きる。 それだけで十分なのかもしれない。
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山女日記第2弾。イヤミス要素が全くない前作で、これは本当に湊さん?と驚いたが、これはその、まさかの続編。全4編、心の中にそれぞれ何かを抱えている女性たちが、山を登っていくうちに、どこか変わっていく、その姿がいい。特に、1編めの母と娘ほどに歳が離れた2人が、山岳ガイドと一緒に五竜岳...
山女日記第2弾。イヤミス要素が全くない前作で、これは本当に湊さん?と驚いたが、これはその、まさかの続編。全4編、心の中にそれぞれ何かを抱えている女性たちが、山を登っていくうちに、どこか変わっていく、その姿がいい。特に、1編めの母と娘ほどに歳が離れた2人が、山岳ガイドと一緒に五竜岳に登る話がいい。2人それぞれに、別の物語があり、それぞれが感動的。そして、巻頭にカラーで挿入された、物語の中に出てくるのとそっくりな五竜岳の写真が素晴らしい。山登りなど全然自信がないが、この写真を観ると、五竜岳に登ってみたくなる。
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NHKのドラマの原作ということで読んでみたが、かなり異なるストーリーだった。ドラマはあまり湊かなえっぽくないと思ったが、こちらはさすがにそれっぽい。ちょっとブラックみたいな。
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剱岳と言えば、カニのタテバイ、だという。垂直に見える壁に幾人かの登山者たちが、間隔をあけてへばりついている。 ――そんな文章をドキドキしながら、 夢中になって読む。 まさか、山女日記の続編が発刊されるとは思ってもみなかった。\(^^@)/ 私は、湊かなえ推しだ。 この本には、...
剱岳と言えば、カニのタテバイ、だという。垂直に見える壁に幾人かの登山者たちが、間隔をあけてへばりついている。 ――そんな文章をドキドキしながら、 夢中になって読む。 まさか、山女日記の続編が発刊されるとは思ってもみなかった。\(^^@)/ 私は、湊かなえ推しだ。 この本には、めったにないと思われる ページがある。 カラー写真だ。 一番最初の1ページを使って、見事な 残照の頂。最初の話の五竜岳。その写真だ。このような装飾と言っていいのか、 珍しい。きっと、この本の一話に出て くる喫茶店に飾られていると思われる。 主人公たちが登って行くその一歩一歩 踏み込む岩。ジグザグ、ガレ場、鎖場、 手足3本を支えとし使う、鎖は心の支えと言うべきか。 景色を見る余裕はあるのだろうか? きっとない。 そんな様子が、それぞれ目に浮かぶ。 私は、登山などできない。それでも、 この本を読むことによって私が登っている気が、不思議としてくる。 湊かなえさん、ありがとう!
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山頂目指して一歩登るたび過去の後悔や辛さを思い出でに変え、山頂の壮大な風景に新たな自分でありたいと思う。 登山をしたくなる作品でした。
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立山・剱岳の話が一番好き。母と娘の女同士の登山の話。 一作目の印象が強かったので、二作目は期待が大きすぎた印象。
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図書館で借りたもの。 日々の思いを嚙み締めながら、一歩一歩、山を登る女たち。通過したつらい日々は、つらかったと認めればいい。山頂から見える景色は、これから行くべき道を教えてくれる――。 いろんな組み合わせでの登山。 同級生2人組の北アルプス表銀座。 最後の男の子は幽体離脱…? 『劔岳のカニのタテバイ』を検索してみたら…えっ?ここ、人が登れるの? 岩場のアップダウンが続く百名山の最難関ルートらしい。 山小屋の名物とか食べてみたいけど、そこにいたるまでが大変だ…。 また筑波山登りたいな。 装丁について 濃緑の遊び紙・花布と、濃赤のスピンの組み合わせが素敵!
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山好きの女にはたまらない。登っていない山も出てきたが、どの山も風景が目に浮かぶ。何故山に登るか、登った者にしかわからないものがある。人生模様も色々あるが、山に行けば全てを忘れられる。そんな時間が愛おしい。
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