残照の頂 の商品レビュー
うまい!さらに進化。それほどの登山経験ないのに、山の素晴らしさの描写は言うまでもなく、登りの心理、“山男”の傲慢さ、見事に表現。同じコースを何度も歩いたが、その時感じながらも言い表わせなかった言葉がズバリ!小説としても大震災にコロナまで取り込むとは…創造の翼、どこまで広がるのか⁉...
うまい!さらに進化。それほどの登山経験ないのに、山の素晴らしさの描写は言うまでもなく、登りの心理、“山男”の傲慢さ、見事に表現。同じコースを何度も歩いたが、その時感じながらも言い表わせなかった言葉がズバリ!小説としても大震災にコロナまで取り込むとは…創造の翼、どこまで広がるのか⁉︎
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山女日記の続編 私は、登山仲間と、五竜岳も立山・雄山も安達太良山も登ったことがあるので、今作品は、すごく思い出深く読みました。 でも、私の登山仲間のリーダーだった人が5年前に膵臓癌で亡くなってしまった(T . T) 前年の登山の帰りの電車では、一生一緒に登ろうねって約束して...
山女日記の続編 私は、登山仲間と、五竜岳も立山・雄山も安達太良山も登ったことがあるので、今作品は、すごく思い出深く読みました。 でも、私の登山仲間のリーダーだった人が5年前に膵臓癌で亡くなってしまった(T . T) 前年の登山の帰りの電車では、一生一緒に登ろうねって約束してたのに(T . T)(T . T)
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登山に興味無いけど、何故かこのシリーズは大好き。 色んな思いを抱きながら山に登る女達。 山はどのように導いてくれるのか、まるで今までの人生を辿って行くよう、、、 山に登る人にとって、たまらないんだろうな。 登らなくても山の魅力が溢れてる。 私が好きなのは食べ物のシーン✨お楽...
登山に興味無いけど、何故かこのシリーズは大好き。 色んな思いを抱きながら山に登る女達。 山はどのように導いてくれるのか、まるで今までの人生を辿って行くよう、、、 山に登る人にとって、たまらないんだろうな。 登らなくても山の魅力が溢れてる。 私が好きなのは食べ物のシーン✨お楽しみのおやつや大自然の中で飲むコーヒー☕︎ お話はどれもよかったけど 特に最後の手紙のやりとりはすごくよかった✨
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登山をする人々を描いた続編。 登山は日常とは異空間なのだろうか。 読んでいるだけで、非日常の空間に連れて行ってくれる。 出てくる登場人物たちは、何かしら胸に秘めたものを隠している。 日頃顔を合わせていたり、離れて暮らす親子だったり、関係は様々だけど、日常では伝えられない思いを、...
登山をする人々を描いた続編。 登山は日常とは異空間なのだろうか。 読んでいるだけで、非日常の空間に連れて行ってくれる。 出てくる登場人物たちは、何かしら胸に秘めたものを隠している。 日頃顔を合わせていたり、離れて暮らす親子だったり、関係は様々だけど、日常では伝えられない思いを、一緒に山に登ることで、伝えようと前向きになる。 山には何か秘めた力があるのだろうか。 そして、山で食べる食べ物がとても美味しそうでした。
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堪能しました。百名山スペシャルでアルプスなどを登っているあの著者から、どうしてこんなに素晴らしい物語りが生み出されるのだろうと不思議に思えました。全くつまらない最低のTVドラマを先に観てしまいしばらく本を読むのを躊躇っていましたが、TV番組と本は全くの別物でした。山は素晴らしく登...
堪能しました。百名山スペシャルでアルプスなどを登っているあの著者から、どうしてこんなに素晴らしい物語りが生み出されるのだろうと不思議に思えました。全くつまらない最低のTVドラマを先に観てしまいしばらく本を読むのを躊躇っていましたが、TV番組と本は全くの別物でした。山は素晴らしく登頂後の達成感は何物にも代え難いものですが、女はとにかく面倒くさいと改めて感じさせてくれた本でした。
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山を介して一度離れた気持ちが緩やかに繋がっていくストーリーに心が温かくなりました。今作は山が題材ですが、人同士が向き合っても心の距離が縮まらないのに、人以外のもの(得てして両者が大切に思っているもの)を介すると、何故か距離が縮まることってあるよな〜と思いながら読んでいました。
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さまざまな悩みを持つ女性が山を目指す事が凄いと思う。剣岳なんかは、読んでるだけで日本でも有数の難所である事がわかる。苦労して山頂へ到達した者だけが、その時の凄い景色を見る事ができる。自分も山に登りたくなりました。
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前作が面白くて、TVドラマはもっと面白くて、続編と言うことで期待しましたが、山の話はすごい深い所を追求してるみたいなのですが、物語的に面白いかと言うと、TVドラマが面白かっただけに、ちょっと残念な感じでした。 最後の話は無い方が良かったんじゃないかな? トーンも違うし、なぜ組み込...
前作が面白くて、TVドラマはもっと面白くて、続編と言うことで期待しましたが、山の話はすごい深い所を追求してるみたいなのですが、物語的に面白いかと言うと、TVドラマが面白かっただけに、ちょっと残念な感じでした。 最後の話は無い方が良かったんじゃないかな? トーンも違うし、なぜ組み込んだんだろう?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【立ち止まったままでは、目的の場所に到着することはできません。】それぞれが想いを背負い山の頂を目指す。それぞれの山がその想いを受け止めてくれる。一作目もとっても素晴らしかったけど今回も心が浄化される読了後。【さあ、出発だ。】【明日はどこを目指そうかね】【通過したつらい日々は、つらかったと認めればいい。大変だったと口に出せばいい。そしてそこを乗り越えた自分を素直にねぎらえばいい。】
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前作の「山女日記」を読み、 原作を元になったNHKドラマ「山女日記3」を観終わってからこの作品を手に取りました。 ドラマと同じく後立山連峰、北アルプス表銀座、立山・剣岳、 武奈ヶ岳・安達太良山を舞台として5人の女性がそれぞれの山頂を 目指しながら思いを嚙みしめていくことが綴ら...
前作の「山女日記」を読み、 原作を元になったNHKドラマ「山女日記3」を観終わってからこの作品を手に取りました。 ドラマと同じく後立山連峰、北アルプス表銀座、立山・剣岳、 武奈ヶ岳・安達太良山を舞台として5人の女性がそれぞれの山頂を 目指しながら思いを嚙みしめていくことが綴られています。 ドラマの原作となっていたので全部同じなのかと思いましたが、 ドラマとは少し違った設定や角度で描かれているので また違った内容を噛みしめることが出来ました。 それぞれの女性が抱えていた日頃からの悩み、人生への悩み、 今までの生き方などが山頂を上っていく様子の苦しみや 悲しみ、それと共に楽しみなどが伝わり、一歩一歩の躍動感が 息遣いが伝わって、目の前に広がる山の風景も 自然と浮かんでくるような感覚でした。 文中にもあったように 「山はその時ごとに、ショーを見せてくれるんです。 山から登山者へのご褒美だと思っています。 よくここまで登ってきた、というよりは、日々お疲れ様、という。」 というのが印象的で、 特に今回は同じ山に何度も登ったとしても、 二度と同じ風景に合うことがなく、 同じ思いをすることが無いということを強く思い 羨ましくも思えました。 登山への魅力を思う存分伝えてもらえた気がします。 好きな章は書簡方式で三十年ぶりの登山について報告した武奈ヶ岳・安達太良山でした。 結婚をして何十年と会うことが出来なかった友達に コロナ禍になってからふと不安になったり、 何処か生きずらさや息苦しさを感じたことへの共感が この二人のやり取りを読んでいると更に心を引き寄せ られる思いに駆られました。 その中で印象的な一節があります。 「過去の日々と比べちゃいけない。 この山を登って、雲を越えれば、青い空が広がっている。 そう教えてくれる人が近くにいるのに、 耳をふさぎ続ける必要はない。 今のささやかな幸せを認めることで、 過去が不幸なものだったことになるなんて、 バカげた考えじゃないか。今の幸せを否定してどうする。 否定した今が過去になれば、さらに未来の幸せも否定するだけじゃないか。 通過したつらい日々は、つらかったと認めればいい。 大変だったと口に出せばいい。 そこを乗り越えた自分を素直にねぎらえばいい。 そこから、次の目的地を探せばいい。」 何だか明日からは少しでも自分を許しながら少しずつ 前を向いて歩いて行こうと思えてこれからも心に留めておきたい言葉でした。 前作の「山女日記」も良かったですが、 今回もそれぞれに奥深く心に響くものがあり、 山女ではない私にとっても山に登りたいという気持ちが 益々強くなりました。 山に登らなくてもこの作品で少し山からのパワーを 貰えたような気分にもなったので、 またこの続編があったら読みたいなと思いました。
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